表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/15

事件とは…(ソフィアよ永遠に…)

んー会話ってさ、

小説にしようと思うとめっちゃ分かりづらいですよね…

小説を書いている皆様本当に尊敬します。


作者には力がないと回を増すごとに痛感しております。


(それなのに書こうとしてる事自体諦めないバカ←)

「簡潔に話すと、離宮に毒を持ち込んだ人がいるのよ…。


「それは……。犯人は見つかったのですか?」


「いいえ、まだ見つかっていないわ…。

不幸中の幸いと言っていいのか、

毒はご令嬢のおやつに混入されていたのだけれど…。

そのお菓子は王宮外からの持ち込みで、

毒味した侍女が毒に気づいて吐き出したから、

その子も死ぬ事はなかったのだけれど

今は様子を見る形で静養させているの。」


「その方には失礼ですが、

ご令嬢まで毒が運ばれなかったのは幸いですね…。


ですが…王宮外からの持ち込みなら

持ち込み先も分かるはずですが、

何故、犯人が見つからないのですか?」



マーサは顔をしかめたまま深いため息を漏らした。



「はぁー、確かに通常であれば持ち込み先を抑えれば簡単に犯人を見つける事ができるんだけど、

そのお菓子を持ち込んだのが誰だったのか全く分からないのよ…。

お菓子を受け取った侍女はご令嬢宛てにといつも荷物を運んで貰っている警備兵から渡されたらしいんだけどその警備兵もいつも通りの手順でしか荷物を運んできてないらしくってかなりの人を経由して巧妙に犯人を特定できなくされていたのよ…」



「かなり厄介ですね、犯人が分からないとなるとまた同じ事があるかもしれませんし…

ですが、その事件と見習いを侍女付きにするのはどう関係するのでしょか?」



「それが、今静養している子が使えていた令嬢が伯爵令嬢だったのだけれど、

命を狙われたという事で陛下から警護を強化するようにとお言葉あったの、

警備兵を増やしての警護になるのだけれど、そのご令嬢から男性が周りに増えるとあらぬ誤解をされそうだから同じだけ侍女も増やしてほしいと要望があったのよ…


通常であればそれを叶えるだけの侍女もいるのだけど、今は"第一王子"であるタイアスの婚約者を決める為に数多くの令嬢が離宮に滞在しているから伯爵令嬢の要望を聞けるだけの頭数が足りなくて、爵位が伯爵より下の男爵令嬢付きの侍女から何人か引っ張ってしまったの、ただ…

爵位が1番低いフローラ様の侍女が1人になってしまって、かと言って今回は被害者である伯爵令嬢の要望を無下にもできなかったから

フローラ様付き侍女に貴方達になってもらう事にしたのよ。」



(何とも面倒な…。)



「それはまた……フローラ様は納得されているのですか?」


「えぇ…フローラ様には了承頂いているわ。

今回の事件で不安を1番抱えているのは被害者の伯爵令嬢のメリル様だろうから自身の侍女は信用出来る方なら見習いでもいいとおっしゃって頂けましたの。」


「そうですか……そうゆう事であれば断る事は出来ないですし、王宮侍女の1人として誠心誠意フローラ様にお使いしたく思います。」


レイツビアがマーサに返事をすると

ほっとしたようにマーサの肩から力が抜けた。


「そう!!そう言って貰って有難いわ!

さっそくだけれど、レイとソフィアには今から付き侍女としての仕事を5日間で覚えてもらいます。

今までの仕事は他の見習い達に振り分けておくから貴方達は今日を含め5日で侍女としての作法を身につける為に私と別室で特訓してもらいます!」



「え!!?」


今までマーサとレイツビアの話しを黙って聞いていたソフィアが驚きの声を発した。


「じ、侍女長…私もですか…?」


「当たり前でしょ?貴方とレイはペア、正式に採用となればペアは解消というのが普通だけれどまだ正式採用ではない貴方達のペアを解消させる許可は下りてませんから、

レイが引き受けるのであれば貴方も一緒に行動しなければ見習いとしての仕事も回せないから不採用として王宮から出て行ってもらわなければいけませんね。」


「そ、そ、そんなぁ〜〜。」


ソフィアは情けない声を上げながら目の前のテーブルに伏せた、

そんなソフィアと対照的にマーサは口角を上げ目を細めてソフィアを見ている。


(不採用は嘘じゃな、ペア解消だとしても3人行動させれば良いのだから、態々脅してまでソフィアも引き入れるか…

ふむ、侍女長まだ何か隠しておるな…。


まぁ我からすれば好機かの、事件もまだ解決しておらぬし、これから王家がどう動いてくるか観察するには爵位の低い令嬢付き侍女は中々良き立ち位置かもしれん。


ソフィアには悪いが、ここは口を挟まず付き合って貰う事にしよう。

何かあれば我が庇ってやれるじゃろて…)


腹に一物抱えた1人と1頭は

未だにテーブルに伏せてプルプルしたままのソフィアを微笑ましそうに眺めた。



「いやぁぁぁぁあぁあああぁぁあ!!!!」


それから5日間侍女室とは別の部屋よりソフィアの悲鳴が響きわたったそうな。



ソフィアさん、今のところ1番書きやすいんですよ!!


バカだから!!


ただ叫んでるだけだもん!!!!



ここまで読んで下さりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ