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人の赤ちゃん拾いました。

初投稿作品です。

生暖かい目でお付き合い下さい。


基本ドラゴン何で人の気持ちに鈍感です。

上から目線かなりあります。

ほぅ、久しく来ておらなんだが

さらに発展したのではないか?


我の愛とし子が愛した民が笑顔でおるという事は良き事だの。


さて、愛し子の最後の願いの為にしばしの間また人の中に潜ろうか。


この国が平和で豊かであるように、

上におる人間が正しくあるか見に行くとしよう。










「全員揃っているわね、おはようございます。私はこの王城で侍女長をしております、マーサと言います。本日から貴方達はガルディー王国の侍女として過ごしてもらいます。といってもまだ正式な侍女としてではなく仮採用として働いてもらいますので、3ヶ月しっかり働いて正式採用を貰えるように頑張って下さい。」


「また、3ヶ月中でも能力なしと判断されれば即王城から出ていってもらいますので悪しからず。それからここでは、身分差はありません。貴族の娘でも孤児院育ちの娘でも同じ立場、同じ身分として扱います、その事をくれぐれも忘れないように!」


ふむ、今回の侍女長とやらは優秀な者のようだな、この者がおるならば侍女達に関しては態々見る必要はあるまい、


「ねぇ、ねぇってば!」

「ん?」

「ん?じゃないわよ、さっきから呼んでたのに!貴方名前は?」

「我、じゃなかった私はレイよ?貴方は?」

「我?まぁいいわ、レイね!私はソフィアよろしくね!」

「えっえぇよろしく…」


何だかえらく陽気な娘に話しかけられたな…

ソフィアか、んー悪い人間には見えんが此奴ここでやっていけるのかの…

まだ、仮採用中じゃしこれから成長していくじゃろて

悪い人間には見えんからの、此奴の内がこのまま良き人間であるなら必要な時は少し手も貸してやるかのぅ


今回は侍女として上の人間を見ていく事に決めておるし、新人として少しずつ周りを見ていけば視覚無く王族の事を知れるだろう。

その為には、我も周囲溶け込んでいかなければな。


あぁ何度目かの侍女として潜り込むのは…

我はガーディアンドラゴン、名をレイツビア、竜王族であり人間ではない。

その我が何故態々、人間に化け王族を観察しようとしているのかというと、


2000年ほど昔、まだ国など無く、ポツリポツリと人の集落がある程度の土地で一際大きな火山がありその頂上の一角が我の寝床であった。



人が入るにはかなりの高さがある断崖絶壁の山で

動物達も中腹にはおったがそれより上には

魔物達の巣が無数にあり弱肉強食の世界では

我に敵うものなどおるはずも無く、

上まで上がってくるような物はおらぬ地で

のんびりと惰眠を貪り、腹が空けば狩をし、気が向けば飛び立ち世界を見て周りそしてまたこの地に帰ってくる、そんな生活を送っておった。


その日も狩りを終え昼寝でもしようと寝ぐらに帰る途中、小さなか細き声が我の耳に入ってきた。


「ーーーぁぁ!、ーーゃぁぁぁ!」


ふむ、人の子か?

周りには親がおらぬようだが、

ちと、覗いてみるかのー


地面に降り立ち人間に化け子に近づく、


「おぎゃぁぁ!おぎゃぁぁ!」


「おぅおぅ、良ぅ泣いておるわ、子といってもまだ赤子のようじゃのー、お主親はどうしたのか?」


と言っても赤子が答えられるはずはないのー。

ふむ、我とて竜王族、子には中々恵まれぬ種族ゆえ子は宝、種族は違えどこのまま死なす訳にはいかんな。


「親を探すかの、ほれ泣き止まぬか、いつまでも泣いておっては喉を痛めてしまうぞ!」


そう言いながら赤子をそっと抱きかかえ人化したまま

人里へと降りていったのだが……



「そんな赤ん坊見た事ないね〜、この村で1番小さいのは村長の所のリーファだよ!確か1歳になったばっかりじゃなかったかね〜?」


「そうか、ならば別の村の子ということか、助かった他の村を訪ねてみる。」


そう言って来た方向に踵を返そうとした時


「ちょっと待ちな!あんたどっから来たか知らないけど荷物は何にもないのかい?旅してるにしては服も綺麗だし、おかしくないかい?」


ビクっっ!!!


「何かおかしいか?荷物は今置いてきて持ってないだけだ、服も先ほど汚れていたから着替えたんだ、ほらっ!赤子が汚れるといかんではないか!」


じーーーーーーーーっ


「も、もう話しはすんだ我々はそろそろ次の村へ行く!この子の親を探してやらねばならいないからなっ!」


ガシッッ!


「待ちなって言ってるだろ!その子あんたの子なんじゃないのかい?目なんてどっからどう見てもそっくりじゃないかい!」


「…は?」


「は?じゃないよ!まったく!旦那に逃げられのかい?確かにあんたみたいな若いのが1人で子供を育てるなんて無謀だけどね、拾ったなんて嘘つくなんて親としての責任ってもんがなさすぎるんじゃないのかい!?」


そう言って我の肩に手を置きふんずりかえりながら女は怒ったように捲し立てた


「いやいやいやいや、先程申したであろう!そこの山に捨てられておったから保護したと!何を聞いておったんだ!!それに我はまだ独身!伴侶などおらんわ!」


旦那に逃げられただと!?

ふざけるな!竜王族は番になれば皆死ぬまで伴侶だけを愛し通す種族ぞ!!

小賢しい人間のように浮気などといううつつを抜かす戯けなどおらぬ!

それに!まだ我は番と出会えてすらおらぬわ!



ー竜王族が個体数で遥かに他の種族に劣るのには理由がある、1つ目は子宝に恵まれる機会がほとんどない事、そして2つ目は番という世界に1人いるという魂から望む伴侶としか添い遂げない種族である事。

故に竜王族は100年に一度一頭の子に恵まれるかどうかという程妊娠しない。ー



「どうだか!その子ほんっとに見れば見るほど、あんたそっくりなのよ!しかもあの山は上に行けば行くほど魔物の巣がわんさかあって、あんたみたいな娘がふらふらしてたらすぐ食べられて死んじゃう所なのにそこで拾ったなんて、信じろっていう方が無理だわ!」


何だと!この女!我を嘘つき呼ばわりするつもりか!

何なんだ此奴は!無礼にもほどがあるぞ!


「ふん!お主に信じて貰わなくとも良いわ!我は嘘などついておらぬし、この村にこの赤子の親がおらぬなら他の村を当たってみるまでよ!」


そう言ってまた踵を返し歩き出そうとしたのだが…


「だーかーらーっ!待ちなって言ってるだろ!何回言わせるんだい!あんたは!」


今度は前に回り込み目の前で仁王立ちされる。


「何を待つのだ!この赤子は保護した時から何も口にしておらぬ!早く親を見つけ乳を飲ましてやらねば死んでしまうではないか!お主に時間をとっている暇などない!」


そう言い放つと女はびっくりしたように目を大きく見開いて先程までの怒気を含んだような声ではなく、つぶやくような声で話しかけてきた


「…あんた、…その子いつ保護したんだい?」


「今日の正午あたりだ!まだ日が高かったがもうすぐ日没、早う乳をやらねば衰弱してしまう」


そう言ってレイツビアは腕の中の赤子を見つめた。

2人、、1人と1頭が言い争いしていても泣き声すらあげず、じっと腕の中にいる赤子はまだ衰弱してまではいないが元気なようには見えない


じっと考えるように赤子を見つめていた女はため息をつくように言ってきた


「…嘘じゃなさそうだね、それに赤ん坊はこまめに乳をあげなきゃいけないのに半日近くも放置なんて、あんた今日はウチに来な!メェの乳なら飲ませてやれる今から他の村に行くにしてもその子が保たないだろう?」


ふむ、他の村に行くのは我であれば数分で辿りつけるがもし、そこでもこの子の親が見つからぬとなると

状況はかなり悪くなる、この女の態度は少々癇にさわるが今の状況的にも話に乗る方が良いだろう。


「うむ、そうしてくれるなら助かるが赤子に動物の乳などやって大丈夫なのか?人の乳の方が良いだろうに乳の出る者はおらぬのか?」


「この村にはいないよ、村長の所のリーファも母親は身体が弱くて早々に母乳が出なくなっちまって往生したんだ、メェの乳は母乳と変わらないから赤子に飲ませても大丈夫だよ、とりあえず中に入りな。」


そう言って扉の前まで女は歩いていった

その後を赤子を抱えてついて行き、扉を潜って家の中に入る。


「メェの乳を持ってくるからそこに座って待ってておくれ、半日も乳を貰えてないんならすぐにでも飲ませてあげた方がいいだろうさね。」


女は扉を入ってすぐのテーブルへと我を進め

自身はさらに奥の扉へと姿を消した。


「ふぅー、何とかお主の餌を確保できそうだぞ、あの女は口は悪いが、悪い人間ではないらしい、餌を貰った後はまた親を探してやるからのぅ、もうしばらくの辛抱じゃ。」


我の腕の中でぼーっとしたまま赤子は泣きもせず我を見ておった。



…早くこの赤子の親が見つかればよいがな。

…捨てられたと考えると親を見つけたとて素直に帰してよいものか?

…いっそ里親を探した方が良いかの?


そんな事を考えながら、赤子と一緒に女が戻ってくるのを待った。




ふぁーーーーーーーーーーー!!!!

書いてしまった!!!!

妄想だけで中身がないのに!!!!


ここまで読んで下さってありがとうごさいました!!


のんびり更新ですが、ちょこちょこ書いていきたいと思います。


※作者はとても飽き性です。←

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