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私達はSランクパーティー!  作者: 夜桜 彼方
1/1


「ヴァアアアアアア!」


森中に響き渡るドラゴンの鳴き声。

私はそれを涙を流しながら見つめる。


「ヴアアァァ…」


やがて静かになったドラゴンを見つめ私は「ごめんね。」と言葉を零す。


私はラーラ・ソウル、11歳。

すごく泣き虫。

だけど…


「全く、弱虫だな。」

「ラーラ、大丈夫?」

「…そんな無理しなくていいぞ。」


ここらで一番強いSランクパーティーのメンバーなんです…。


最初に話しかけてきたこの赤髪で金色の目をしているのはパーティーの副リーダー、ユウキ・クラージュ、ユウキはAランク。

次に、私を心配してくれた青い髪に黒い目をした子はキリヤ・イネイン…キリヤ君はSランク。

最後、黒髪で無表情なのはアスト・プランクネス…アスト君もSランク。


そして私は…SSランク。

SSランクはSランクに収まらないくらいのランク。

基準はこう、Eランク パワー0~30 Dランク パワー31~50 Cランク パワー51~60 Bランク パワー61~70 Cランク パワー71~80 Bランク パワー81~90 Aランク パワー91~100 Sランク パワー100~1000。


通常はEランクだけどたまぁに魔力を持つものが現れる、でもいったとしてもCが限界、Bなんて神レベル。

だからもうこのパーティーは化け物レベルなんだ。

あ、そうそう。SSランクはパワー1000~99999。

ついでに私のパワー?それはですね…9999999。

思いっきりSSランクも飛びこえちゃってます…。

でもこれを知っているのはキリヤ君とアスト君だけ。

他の人には私はEランクと言っている。

もちろん、ユウキにも。


「じゃ、先に戻ってるぞ。」


そうユウキは言って森の外へと出て行ってしまった。

そして私はキリヤ君とアスト君は顔を見合わせる。


「......ララ、嫌だったら辞めていいんだぞ。」


アスト君は私に青い瞳を向けてくる。

続けてキリヤ君も「そうだよ。」と言ってくれた。


「ううん、いいの。あ、でも待って。」


私は動かなくなったドラゴンに近づいて言葉をこぼした。


「ごめんね。」


それは私達が倒してきたモンスター全てに言ってきた言葉。

でもこの言葉は決して軽くはない。

私にとってはとても重くて大切な言葉。


それをキリヤ君とアスト君は静かに見つめていた。

なんか気まぐれで書いてみました。

たまにしか投稿出来ないかもしれませぬ。

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