『カーネル・ダグラス物語』Kan先生著 その3
『カーネル・ダグラス物語』にはKan先生らしいテイストがあります。
そのひとつが「珈琲」。
〇2章
「まあ、座りなさい」
葵は言われた通り、椅子に座って、渡された珈琲を一口飲んだ。珈琲の深い味わいに舌が包まれ、上品な香りが鼻を抜けてゆく。
〇
それから、「ジャズ」。
〇5章
葵はにこにこ微笑みながら、木の椅子に座り、オルガンを演奏し始めた。葵の知っているオルガンとは少し違う音色がしたが、気にするほどのものではなかった。
葵は完璧なリズムを刻みながら、柔らかな音色をいくつも重ねていって、即興演奏そっきょうえんそうを始めた。
「いいね。俺も吹かせてもらうぜ!」
ペリーもそのオルガンの音色に合わせて笛を吹いた。ふたりは完全即興で、互いに掛け合いをしながら、素晴らしいインタープレイを披露ひろうした。
〇
このテイストを生かさない手はありません。
と言うことで、絵のテーマ(制約)が決まりました。
1.「珈琲」を使って描く。
絵の具、インクなどは一切使いません。コーヒーと水だけ使って描きます。
2.「即興」で描く。
構図とか考えず、下描きもしません。もちろん鉛筆消しゴムなんか使わずに、一発勝負で絵を描きます。
さあ、どんな絵が出来上がるのでしょうね。
楽しみですね。
きっと悲惨な絵が出来上がることでしょう。
Kan先生、もう応募しちゃったんだから、後の祭りです。
ご愁傷様でした。
ところで、まったくどうでもいい話だと思われるでしょうが、
ちょっと昔の映画ですが、『ゴースト ニューヨークの幻』ってのがあって、デミ・ムーアが見せた涙って、映画史上、もっとも美しい涙の一つだと思うんですよね。
死んでしまった愛する人が、ゴーストになって現れた時の涙。
いいですね。必見です。
で、今、涙は関係なくって、その映画で、重要な役割をするのが、書類に残された「珈琲のシミ」。
色が付くんだから、絵も描けるはず。
きっと、不可能ではないでしょう。
と言うことで、次回から制作。
お楽しみに。




