『カーネル・ダグラス物語』Kan先生著 その2
Kan先生 ( https://mypage.syosetu.com/955620/ )
が執筆してくださった『カーネル・ダグラス物語』は、どんなお話でしょう。
〇あらすじ
美術部の先輩にして幼馴染の男子高校生、香坂直紀は不慮の事故で帰らぬ人となってしまったが、彼は生前描いた絵の中で生き続けている。そのことを夕凪葵が知ったのは、ある年の夏のことだった。葵は、魔法使いカーネル・ダグラスの手によって、絵の世界に落とされる。その世界で葵は王女であり、直紀は義理の兄であった。その頃、活動家ロドルフ・ヴァロンソフは、暴動の種を蒔いていた……。
〇
突然ですが、話は変わり、
先日、ある中学生の女の子が「トラックにひかれたい」と言いました。
「え! なんで!?」と聞いたら、答えは、「異世界に転生できるから」だそうです。
なるほど~。
魔法の異世界に行く方法が、トラックでひかれることなんて、痛そう~、と思いました。
ついでに、異世界転生転移小説って、昔の浄土宗とかキリスト教とか一部似てるかも。現代日本の新しい宗教みたいだなあと思いました。
でも、転生先の異世界って、弱肉強食の、けっこう殺伐とした、奴隷制度のある世界だってのが、なろうでは主流??
なんだか考えさせられますねー。
てなことは置いといて、Kan先生の異世界小説は、死んだ人が主人公ではなくて、現実世界に残された女子高生が主人公。
絵の中に入り込み、冒険をする。ユーモアをちりばめた珠玉の短編。
さあ、どんな絵にしましょう。
つづきは次回。おたのしみに。