『海のお月様があつまるところ』 佐野すみれ先生著 その3
佐野すみれ先生がこちらの絵を題材に小説を書いてくださいました。
先生、あらためてお礼を申し上げます。
ありがとうございました!
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『海のお月様があつまるところ』
作:佐野すみれ ( https://mypage.syosetu.com/1117062/ )
〇あらすじ
その世界には太陽も月もなく、だから夜という闇夜もありません。空にはドラゴンが飛び交い、海には巨大なタコがおり、種々様々な生き物が日々暮らしている世界に住む少女のスズランは、あるところに行くべくして海の方へと歩みを進めます。会いたい存在がいるはずの海の底へと小さなからだでずんずん足を動かしていくスズラン。そこへ突如として現れた海の精霊ネーレーイスがスズランに声をかけます。ネーレーイスはスズランが何も言わなくとも心がよめるようで、スズランをある場所まで案内してあげようと、魔法の力でスズランを海へと導いていくのであります。
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びっくりしました。
わくわくどきどきの冒険活劇を予想していたら、こんなにも芸術的な作品が生まれるとは……。
完全に想定外。
ギリシャ神話や哲学を取り入れた物語。
さまざまなメタファーに彩られた世界。
誰か忘れましたが、ある有名な文筆家が、「小説家の仕事は、読者の予想を裏切ることだ」とおっしゃっいましたが、まさにこれ。
とりあえず、主人公が大きくて強ければ子供が楽しめる、と考えていたことを反省。
これは、ちゃんとした絵を描かねば……
ちなみに、絵に施したちょっとイタズラどうなったでしょう?
なぜが、浮いているデススターや、
女の子を見て腰をぬかしている人間、
女の子のバケツにしがみついている人、
先生の小説では、全部スルーされました。
毛の先ほども触れず、気持ちいいくらいの見事なスルー。
やはり、作品のクオリティーのためには、こうでなくてはいけませんね。
(でも、どうなるのか、ちょっと期待してました……)
と言うことで、次回はちゃんとした絵を描いていきます。
どうぞ、お楽しみに。