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100円で水彩画を描く前に(その3)100均の水彩絵の具


100均の水彩絵の具とはどんなものでしょう。


12色の絵の具が100円なんだから、チョー安いと感動して買ってしまいました。


はたして、その実力はいかに。



実力は他と比べると分かりやすいので、今回は以下の5種類の絵の具を比較します。


エントリーNo.1 ホルベイン「アーティスト ウォーターカラー」

エントリーNo.2 100ダイソー「発色にこだわった水彩絵の具」

エントリーNo.3 ぺんてる「ぺんてるF水彩」

エントリーNo.4 Ohuhu「ウォーターカラーペイント」

エントリーNo.5 サクラクレパス「サクラ透明水彩」



なんでこの5つを選んだかと言うと、


まず、ホルベインは国産の透明水彩絵の具の代表だから。そんなに値段は高くないし、何より色数が多い。何十種類あるか数え切れません。プロが使うなら、または素人でも展覧会に出すような絵を描きたい時は、コレかな。


あとは、値段が安くて、初心者には使いやすいから。たくさん使って練習ができます。


(一番の理由は、手元にあったから……)



ちなみに、価格は、(Amaz◯nで調べてみたら)


1.ホルべイン(12色、5ml) 1900円 (31.6円/ml)

2.100均 (12色、5ml)  108円 ( 1.8円/ml)

3.ぺんてるF(12色、5ml)  494円 ( 8.2円/ml)

4.Ohuhu(24色、12ml)1299円 ( 4.5円/ml)

5.サクラ透明(12色、5ml)  795円 (13.3円/ml)



1mlあたりの値段をを比較すると、100均の絵の具はずば抜けて安い。


この安さで質が良かったら使わない手はありませんよね。



さて、これらから1色を選んで、同じくらいの量の水で溶き、abcを書いてみました。



挿絵(By みてみん)



一番上の段のabcは、乾いた紙に書いたもの。


100均の絵の具はすこし薄いようです。


じつは、Ohuhuも薄かったけど、「水の量を間違えたかな?……」と思って、こっちは2度塗りしてしまいました。


それから、他と比べて不透明感が高い。濁った感じがあります。


そして発色が高くない。隣のぺんてるFと比べると一目瞭然。



挿絵(By みてみん)




2段目は、紙を水で濡らしてから、abcと書いてみたもの。ウェット・イン・ウェットです。



挿絵(By みてみん)



ホルベイン、Ohuhu、サクラ透明は、きれいにじわじわと絵の具のにじみができます。


ホルベインはさすがに、にじんだ後も、発色が高い。


ぺんてるFは、半透明水彩なので、ほとんどにじみません。


100均は、ほとんどまったくにじまないですね。


ということは、100均の絵の具では、透明水彩っぽい絵は描けないのかも……



3段目はグラデーションです。そらのイメージ。



挿絵(By みてみん)



ホルベインは、ちょっとした紙の歪みによって、想像を超えるおもしろい模様をつくります。


サクラ透明は優等生のにじみ方。


やっぱりOhuhuは薄いかも。たぶん、顔料の含有量が他の半分くらいかもしれません。


100均はにじみはないけど、空とかは描けそうですね。




それから、耐光性の調査。


せっかく絵を一生懸命に描いても、色がどんどんと褪せていって、何が描いてあるのか分からなるのなら悲しいですからね。デジタルで保存するだけでいいのなら、まあいいけれど。


なので、こんな風に色を塗って、下半分をアルミホイルで包みました。



挿絵(By みてみん)



これを、日当たりの良い窓際に置いておきます。


この結果はまた後日。


お楽しみに。



次回は、いろいろ水彩の絵を描く練習をしていきます。





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