アニメっぽい絵を描く(その3)
試行錯誤した結果がコレ↓
トレーシングペーパーも100円で売っていたので、絵の複製は楽でした。
ちょっと線の細そうな感じになってしまったけど、まあ、妥協します。
下半身は使う予定はないので、適当です。
(いやらしい意味ではありません)
背景の緑の濃淡は、前回のものと、上下を変えます。
やはり、色の濃いのは、下の方が安定感がでるから。
キャラができたので、これで絵を描いていきます。
ここからは、パソコンを使います。
なぜパソコンを使うのかと言うと、
紙に描いた絵に、均一に色を塗るのは手間がかかるし、絵の具代がかかるし、後片づけが大変だし、失敗したら修正が大変だし……
つまり、
めんどくさいからです。
色を塗る前に、ペンで描いた輪郭を、パソコンに取り込んでおいたので、
(ペンのヨレヨレ感はわざと)
これをもとに、修正しつつ、構図を考えて、色をのせていきます。
構図は、
顔の前に空間があるようにして、それでいて、人物の背後も見えるようにさせます。
構図は大事。
いくら人物が良くても、ポーズが良くても、構図が悪ければ、絵の魅力は半減しちゃいます。
逆に、いくら人物が悪くても、構図が良ければ、いい絵に見えてしまう不思議。
「空間」って大事なんですよね。
映画や芝居や落語に「間」が大切なように、絵に「空間」があると、そこに意味が生まれます。
『ゴッドファーザーPARTⅢ』や『ベニスに死す』のラストシーンが、心に残るのは、この空間がとっても大事なんじゃないかなあ、と素人は思います。
(くわしくは、「国旗をおぼえよう!(色について 2 プラス 構図入門)」を読んでね)
で、
線画を白黒ドット2色にした後、色をバケツで流し込んでいきます。
そうすると、服なら服、髪なら髪に、一発で色が塗れます。
(使っている無料ソフト(GIMP)の場合だけど)
ベタで色を塗った後、
陰の部分を入れて、ハイライト(明るい)部分を入れます。
では、お披露目です。
ドロ
ドロ
ドロ
ドロ
ドロ
ドロ
ドロ
ドロ
ジャジャン
春なので、桜の花びらの舞う感じを入れてみました。
すると、風が吹いている感じが増しました。
とまあ、たったこれだけで、
絵は、アニメっぽくなります。
不思議ですね~。
これが、
こうなって、
こうなって、
こうなる。
じつは、アニメの陰影は適当でいいんです。
(素人考え)
しっかり、立体や光源を、考えて書かれている作品もたくさんあるけれど、よく見ると、ちぐはくな影でも、結構、おかしくないように見える。
立体っぽい感じがでれば、それでいいんですよね。
錯覚です。
なので、こういう絵は、わたしのような素人の初心者にオススメ。
さて、問題です。
Q. この絵は、なんという作品をもとにしているでしょう。
ヒント
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司祭者(主催者)は、かの推理小説の大家、Kan先生です。
正解した方には、うれしくない賞品があります。
どうぞ、みなさまふるって、ご推理ください。
では、次回は、あの先生の作品。
マジで、無断で、挿絵を描いていきます。
(先生、怒らないでね)
何という作品でしょう?
当たるかな?
当たった方には、なんと、うれしくないプレゼントがあります。
どうぞ、お楽しみに!