その3
と、いうことで、
これから、羽黒祐介のイラストの下書きを描いていきます。
えーと、もう一度、Kan先生のメッセージを確認。
●
羽黒祐介氏の外見は、漫画なら怪盗キッドを少し大人びさせたような感じとか、よくある正統派の爽やかイケメンキャラでいいのですが、実写っぽいイメージですと、なんというか、黒髪が少しさらさらしていて、切れ長の目をしていて(成宮さんの発言なので、切れ長の目のイメージがよく分からないのですが)顎が細いそうです。
逆転裁判の成歩堂龍一と重ね合わせて読んでいる方もいらっしゃるそうです(汗)
29歳の設定ですが、イケメンなので25歳ぐらいに見えてもいいのではないかと思っていて、爽やか紳士系で、髪型はそんなに遊んでいる風でもないけど、時代に遅れた感じはなく、多少貴族的な家柄の良さを匂わせつつも、探偵らしい知的で行動的な雰囲気もあり、甘いマスクであり、微笑みも美しいのですが、真摯な表情もまた綺麗な人であってくれるとありがたいです。
ジャニーズ系の甘いマスクとジェイソウルブラザーズ系の男前の中間的な顔で、あるいはチャングンソクの顔にガクトのクールな表情を足したような感じかもしれません。今調べてみたら、韓国の俳優さんの方が美貌の方は多そうでした。すいません。当代一の美男子ということで、とにかく、格好良ければ良いほど、読者のイメージ通りということになると思います。
●
約三十歳ですからねー。あんまり、若くは描けないですね。
大人っぽい雰囲気と、爽やかで、知的な印象。
でも、作品を読むと、それだけではない、羽黒祐介の、別の面も大きく感じるんですよね。
胡麻博士に連れまわされ、自分の意見をなかなか通すことのできない、
優しいような、弱いような印象。
そこがまたコミカルで好いとこなんですが。
それから、美しい女性を見てから、食事どころではなくなるといった、若々しい、純情なところ。
そういった、一見、相対するような性質を、どのように表現したらよいのか?
むずかしいですねー。
どうしましょう。
……。
……。
眼を変えましょう!
裏技っぽいですが、
右脳の支配下にある、左目で、優しく、弱く、若々しい、純情なところ、
左脳の支配下にある、右目で、大人っぽい、クールで知的なところ、
を表現します。
ほんとうは、左右の目が対象でないと、違和感を生じやすいと思うのですが、今回は特別。
そうと決まれば、あとは速いです。
サラサラサラ~
と、羽黒祐介の下書きは、こんな感じ。
背広をスマートに着込み、優しく、弱く、若々しい、純情なところと、大人っぽい、クールで知的なところを兼ね備えています。
いいですねー。
それから構図。
鎌倉だから、お寺でいきましょう。それから、もみじが欲しいですね。
サラサラサラ~
うん。こんな感じ。
次回は、清書して、色塗りをしていきます。
お楽しみに!