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その6 ロケーション

 今回は、ロケーションについて、考えていきます。



 ●


 IDECCHIイデッチ51先生のご注文


 場所:東京渋谷の車と人が行き交う街中みたいなイメージで。5メートル上空を箒に乗った赤神茜とEVEがゆきます。EVEは結構慌てた顔をしていると思います(笑)


 ●



 挿絵に描く作品部分は、あらかじめいただいています。


 だいたいの状況は、



 ●


 EVEとは数年前、世界を滅ぼそうとした魔女である。EVEは、HMO(人類魔術連合日本組)の現会長、赤神茜によって倒され、渋谷の高層ビルにある、HMO本部に収監されていた。


 EVEは、赤神茜の親友、雪の双子の姉でもある。赤神茜は雪と仲違いしたため、EVEに仲を取り持って欲しいと考え、施設からEVEを連れだした。


 時は、深夜。赤神茜は箒を出し、EVEを乗せて、故郷である山口県へと猛スピードで向かう。


 ただし、赤神茜は箒の運転はあまり得意ではない。せいぜい5mくらいしか浮かばない。


 ●



 と言ったところです。


 渋谷から、山口県まで移動。



 ちょっとその前に。


 先日、IDECCHIイデッチ51先生から、新たな情報をいただきました。



 「 ∀・;)……茜が使っているのは時空間魔法で、東京から山口までの間は空高く上がってからの時空間移動をしたんだと考えて貰えたらと思います」


 (感想:[2018年 02月 04日 00時 16分] より)



 ここに一見すると、矛盾と感じられるものがあります。


 つまり、


 箒は「せいぜい5mくらいしか浮かばない」のに、


 「空高く上がってからの時空間移動をした」


 ということ。



 どうやって、上空まであがるのか?


 箒で空高く上らないのであれば、箒を出す必要性がありません。


 

 ふつうの人なら、


「あーあ、IDECCHIいでっち51先生……、設定を深く考えないで、話を進めちゃったね……」


 とか、考えるかもしれません。


 

 だけど、わたしは、先生のファンなので、


 ここは、


 先生に、深遠なる・・・・、お考えがあったものとして、考察していきます。


 (先生、よかったね)


 

 どうすれば、良いのか?


 箒が「せいぜい5mくらいしか浮かばない」条件で、箒を用いて上空まで行かなければいけない。


 きっと、町中などでは「時空間魔法」を使えないんでしょうね。


 箒は「猛スピード」は出せるのだから、樹々の繁茂していない、比較的なだらかな高山を用いればいいかもしれません。


 渋谷から山口県までで、当てはまる山はどこか?


 富士山しかありません。


 富士山であれば、山頂まで滑空してゆき、そのまま、勢いで地面から距離をとることが可能でしょう。


 (この設定ならね)


 

 つまり、茜たちは、まず、渋谷から、富士山へ最短で行かなければいけません。


 ビルの立ち並ぶ市街地、電柱は通常、高さ10m以上あるので、電柱のある住宅街、樹々の佇立ちょりつする山林などは「猛スピード」で、飛んでいけません。


 線路上も、架線の高さは、5.1mが標準で、最低4.5mから最高5.4mあるので、この上を飛んでいくことはできません。


(この下はもっと危険。いずれにせよ、感電死するか、電車に激突死する可能性が高いでしょう)


 最速で山口県へ行くには、高速道路上空を飛んでいくのがベストです。大型のトラックでも、車高は4m以下なので、たぶん、安全。


 なので、彼女たちは、首都高速3号渋谷線から中央環状線を通り、中央自動車道を使った蓋然性が高い、


 と言えます。



(もし、彼女たちが、常識的に考えたのなら……。IDECCHIイデッチ51先生、設定を変えるなら、今のうちですよっ。このままでも、いいですけどねっ。)



 その上で、


 IDECCHIイデッチ51先生のご注文には、


「場所:東京渋谷の車と人が行き交う街中みたいなイメージで」


 とあるので、


 一目で、渋谷と分かる場所を選択しないと、いけないのですが……、


109イチマルキュー」で決まりでしょう。


 他の場所は、東京にも、大阪でも、どこでも見られるような街並みです。


 ハチ公は小さすぎ……。



 ただ、問題があります。


「109」と分かるように、それを背景に描くと、彼女たちの顔が、東向きになるんですねー。


「109」の看板が東向きだから。


 しかし、それでは不自然になります。


 なぜなら、彼女たちは、首都高速3号渋谷線から中央環状線を通っていくので、それだと逆向きに飛んでいることになってしまうからです。




 なので、そこは何とか工夫をしないといけませんねー。




 次回は下絵を描いていきます。


 お楽しみに!









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