『カーネル・ダグラス物語』Kan先生著 その6(コーヒーで描く問題)
「コーヒーいいじゃん」と思いましたが、すぐに、ある問題を発見しました。
色が定着せず、色落ちがすごい。
また、絵がベトついて、ティッシュで水気を吸い取ろうとすると、ティッシュが破れて貼りついて取れなくなってしまうことがありました。
分かりやすいように、こんな実験をしました。
適当な絵を描いて、1日置いて、よーく乾かします。
それを傾斜させたバットに載せます。
スプレーで水をかけます。
水をかけた瞬間、絵が融けて、
白くなりました。
すごい!
こすらずにコレ。
まるで、洗剤のCMみたいですねー。
色が落ちるのも、ベト付くのも、インスタントコーヒーの親水性が高いからでしょうか。
詰め替えパックは、すぐに捨てちゃったけれど、
たぶん袋に「冷たい牛乳にもすぐ溶ける」って書いてあったと思います。
ソレか!
冷たい牛乳にすぐ溶けるんなら、ただの水になら、チョー溶けることでしょう。
水との親和性が高いので、絵の保存という点では、大きなデメリットがありました。
保管、展示する場合には、ラミネートフィルムとかで、しっかり防湿対策を施す必要がありそうですね。
しかし、その一方、メリットもあります。
水彩用紙を洗い流して、きれいに白く戻るのなら、ケチケチ使わないで、大胆に使って、ホワイトボードみたいに何度も描けます。
これはエコ。
いいですねー。
また、色を簡単に「抜く」ことができるのなら、マスキング液などを使わないで、簡単にハイライトを入れることができます。
と言うことで、
今回は、紙を切らないでB5サイズのまま描いてみます。
中世風の街並み。
サラサラサラ~。
じゃじゃん。
さきに背景を描いちゃって、それから、水をつけた筆で人物をかいて、雑巾でふくと……
(ティッシュだとくっ付いちゃう可能性があるので雑巾です)
あら不思議。
白い人物が浮き出てきます。
面白いですねー。
ふと思いましたが、コーヒーで、超精密な上手な絵を描いて、
それを水に溶かす動画を撮影して、逆回しに再生したら、オモシロい映像が見れるかもしれませんねー。
誰かユーチューブとかでやってくれないかな。
ちなみに上の絵。
ちょっと寂しいので、ある個所に、何かを、ひとつだけ追加しました。
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で、お確かめくださいませ。
何が変わったのかはクイズです。
わかるかな?
5秒以内に分かった人は、IQ130レベル?
つづく。
お楽しみに。