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 「寒い・・・・」

 空腹に耐え切れず、ポケットに小銭を詰め込んで部屋を飛び出した。向かう先はいつものコンビニだ。歩いても五分とかからない、走れば二分。めんどうくさがって寝るときに来ていた薄い部屋着のままで来たことに、俺はもう後悔していた。

 冷えきった身体を温めたくて普段は手を出さないホットのペットボトルを買った。おかげで今日はおにぎり2つ、いつもより1つ少ない2つだ。もちろん、味はシーチキンマヨネーズ。買ったばかりの、ペットボトルの紅茶を飲みながら帰り道を歩く。

 ふと気づいた、いつも俺のコンビニ袋を狙ってくる、カラスが見当たらない。それどころか鳴き声も聞こえない。辺りを見渡すと…

「おわぁ!」

 電線の上には獰猛な猛禽類が5、6羽はいる。こんな光景は見たことがない。うん、毎朝この道を通っている、俺が言うのだから間違いない。

 「鷲か、鷹か、鳶か」

 一人、ブツブツ言ってしまった。

 上を見上げている俺の横をスーと誰かが通りすぎ。


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