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Albumblatt  作者: ホワイト
3/3

Der Erlkönig




『へい、らっしゃーい!』

出迎えの掛け声が上がる。お客がきたらしい。

「お客様、何名様ですか?」

と、応対に出た瞬間、ちょっと顔が引き攣ってしまった。

「二人です。」

「かしこまりました。えー……」

店内を見渡す。ちょうど今開いた席があったので、そこへお客様を案内する。そして、メニューを渡すと、接客フロアを出て店長の元へ走る。

「て、て、てんちょおぉぉぉ!」

「なんだ? どうした?」

「ま……『魔王』が来ました!」

瞬間、店長の顔が凍り付いた。

「……厨房に行って、『魔王がきた』と伝えろ。そして、フロアスタッフに臨戦態勢に入るように言え。」

「りょ、了解しました!」

そのスタッフが走り去った後、店長は不敵に笑う。

「『魔王』さんよぉ、今日こそは覚悟を決めてもらうぜ。」

店長は内線電話をとると、厨房につなげる。

「いけ、超特盛り投下だ! 今日こそは『参った』と言わせるんだ!」



そのころ、先ほどの二人組は……

「なぁ、お前今日も超特盛り食うのか?」

「おうよ! オレがそれ以外を頼むわけないだろ!」

「……痩せねぇぞ?」

「そんなことを気にしてたらうまいもんは食えんぞ!」



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