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第13話 三十五日目

小説というよりは音声作品の台本をイメージして書きました。

小説だと思って読むと文がぐちゃぐちゃなので台本だと思って読んでください。

気分が乗ったら続きを書きます。

……んっ……ふぅ。


……ふぁあ、今日も少し早めの時間に起きることができました。もう二度とこの間のような失態がないように、これからも気をつけなければいけません。


さてと、朝食の準備をしてご主人様を起こさなければ。


……あっ、あめちゃん。もう起きていたんですね。ふふ、今日は少し早いですけど、もうご飯を食べますか?



〜〜〜



ご主人様、起きていますか。


…………


はぁ、いつものことですけど、やっぱり起きていませんね。も、もう。ご主人様は私が居ないと本当にダメなんですから……


ご主人様、入りますよ。


起きてくださいご主人様。もう朝ですよ。そんなにお布団を頭からかぶって隠れても無駄です。ご飯が冷めないうちに、早く起きてください。


……あ、あれ?どうされたんですかご主人様。なんだか顔色が良くありませんよ。ど、どこか調子でも悪いのですか?


頭が痛い……?そ、それは大変です。もしかして風邪でも引かれてしまったのでしょうか。


あっ、もしかしたら熱があるのかもしれません。おでこ、失礼しますね。


熱い……熱があるみたいです。


えっと、こういう時はまずどうすれば良いのでしたっけ。この状態で朝食……は食べられませんよね。とりあえず何か食べやすいものがないか探してきます。仕事場には私が行って休むことを伝えますから、ご主人様はとにかく安静にしていてください。



食べやすいもの、食べやすいもの……そうです、この間買ったヨーグルトと小さいパンがまだ残っていました。これなら今のご主人様でも食べられるでしょう。


これと水を持って行って……あっ、一番大事なお薬を忘れるところでした。確かここの棚にあったと思うのですが……


ありました!けどもうほとんど残っていません。ひとつ、ふたつ……2食分ですね。これも買いに行かないと……



ご主人様、お待たせしました。ヨーグルトとパンを持ってきたのですが、食べられそうですか?


食欲がないかもしれませんけど、こういう時こそ何か食べた方が良いです。お薬を飲むためにも、少しは口に入れてほしいのですけど。


食べられそうですか、それは良かったです。こちらがお薬ですので、食べ終わったらちゃんと飲んでくださいね。


私はこれからご主人様の仕事場へ行ってこようと思います。私はもちろん、ご主人様も通信魔法は使えませんから。直接行ってお休みのことを伝えなければいけません。


そんな、何も言わずにお休みなんてダメですよ。今日のお仕事はお仲間さんとパーティを組んでする予定だったのでしょう?ご主人様がなんの連絡もなしに来なかったら、その人達の迷惑になってしまいます。


安心してください。この間のことで道は分かっていますし、お知り合いもできました。すぐに戻ってこられますよ。


それに、仕事場へ行くついでに買い物をしないとご主人様の食べるものやお薬がありません。どちらかというとこっちの方がピンチです。


余計な買い物はせずにすぐ帰ってきますから。ご主人様はお薬を飲んだら寝て待っていてください。


ほら、私のことを心配している暇があったら早く食べて寝てください。今心配されるべきなのはご主人様の方なんですから。


じゃあ行ってきますね。なるべく早く帰ってきますから大丈夫です。お昼頃になったらまた起こしますから、ご主人様は寝ていてください。


はい。あっ、私の留守中に誰か来ても出なくていいですからね。ご主人様は何も気にせず、安静にしていてください。


それではご主人様、行ってきます。



〜〜〜



ご主人様は大丈夫だとおっしゃられていましたけど、やっぱり心配です。


ご主人様、こんな時まで私のことを心配して……


いつも通りの買い物と、少し遠回りして仕事場に行くだけですのに。今日くらいは自分の身体を心配してほしいものです。


ふぅ、とにかく急ぎましょう。私がいない間にご主人様に何かあったら大変です。



〜〜〜



すみません、失礼します。


えっと、ご主人様のお仲間の方は……


あっ、居ました。すみません、ご主人様のお仲間の方ですよね?


はい。先日お会いしたシィナです。


実は今日、ご主人様が熱を出してしまい、お仕事をすることができなくなってしまったんです。ご主人様が来られないので、私が代わりにお伝えに来ました。急に休んでしまって申し訳ありません。


は、はい。とりあえず今は家で寝ています。そんなに重い病気というわけではなさそうなので、数日で良くなるとは思っているのですが……


えっ?熱によく効くお薬をくださるのですか?


あ、ありがとうございます。とても助かります。今度また改めてお礼させていただきますね。


はい。わかりました。本当にありがとうございます。さようなら。



〜〜〜



ご主人様のお仲間さん、やっぱり優しい人が多いです。ご主人様が優しいから、同じような人が集まるんでしょうか。


お薬は分けてもらえましたけど、まだ食べるものを買わないといけません。急いで買い物をしませんと。



えっと、風邪を引いている時に食べやすいもの……


ヨーグルト、ゼリー、小さめのパン……あとは何があったでしょうか。


そうです、風邪を引いた時には果物を食べるといいんでした。食べやすそうなものをいくつか買っておきましょう。



〜〜〜



ただいま帰りました、って、ご主人様は寝ていますよね。


まだお昼前ですし、起こすのは良くないです。少しだけ顔色を見てから、私はこっちの部屋にいた方が良さそうですね。


……ご主人様、寝ています。


寝られてはいますけど、なんだか少し苦しそうなような……?ですが、今の私にできることなんてありませんし、どうしましょう。


無理に起こすのは良くないですよね。とりあえずお昼ごろまで私は静かにしておきましょう。


ご主人様のことが気になって落ち着きませんし、定期的に様子を見に行くくらいは大丈夫ですよね。



もうお昼が過ぎましたけど、ご主人様が起きてくる気配がありません。先ほど様子を見てきた時はぐっすり眠っていたようですし、あまり起こさない方がいいような気がしますけど……


とりあえずもう一度だけ様子を見てきて、まだ寝ているようなら起こさず安静にしておきましょう。やっぱり眠っている病人を無理に起こすのはダメですよね。


ご主人様、失礼します。


あ、あれ?ご主人様、起きているじゃないですか。体調は大丈夫なのですか?いつ起きられたのですか?


少し寝たらかなり良くなった……?ふぅ、そ、それは良かったです。このまま調子が悪いままだったらどうしようと心配していたんです。元々軽い風邪だったのでしょうか。


熱は……まだ少しあるようですけど、朝と比べるとかなり引いていますね。


起きたのはついさっき……と。そうですか。ちょうど良かったです。もうお昼すぎですけど、お腹は空いていますか?何か食べられそうですか?


少しでも食べられそうなら、私がお粥を作ろうと思っているのですけど。


はい。わかりました。すぐにできますので少しだけ待っていてください。あっ、お水がもうありませんね。すぐに持ってきますから。



お待たせしましたご主人様。お粥ができましたよ。味見はしているので味は大丈夫なはずです。


ほらご主人様、座ってください。私が食べさせてあげますから。


えっ?いえいえ、私が風邪を引いた時はご主人様がお粥を食べさせてくださったじゃないですか。今回は私の番です。


大丈夫って、前の時は私もそう言いましたよ。ですからおあいこです。ちゃんと冷ましてからあーんしますから、ご主人様はそこで待っていればいいんです。


このくらいでしょうか。少し少なめにすくって、ふー、ふー、ふー。


はい、ご主人様。あーんですよ。恥ずかしがっていたらいつまでもご飯が食べられません。


あー、ん。


どうですか?お粥なのでそんなに美味しくはないと思いますけど……


美味しい、ですか。ふふ、無理に褒めなくてもいいんですよ?ご主人様はお優しいですね。


……でも嬉しいです。ありがとうございます。


ふー、ふー、ふー。


ほら、まだまだありますから。あーんしてください。


あー、ん。


あっ、そうです。食後に食べられるようにと果物を買っておいたんでした。ご主人様、どうですか?食べられそうなら、このあと持ってきますけど。


はい。わかりました。ふふ、その様子だと明日にはもうすっかり治っていそうですね。大事にならなくて本当によかったです。


あー、ん。


このお薬、よく効くからってご主人様の仕事場へ行った時にお仲間さんからいただいたんです。元気になってから、ご主人様からもお礼を言っておいて下さいね。



はい。お粗末さまでした。ちゃんと食べられて偉いです。あとはお薬を飲んで、今日一日安静にして下さい。


私は向こうのお部屋にいますけど、たまに様子を見にきますから。何かあったらその時に教えて下さいね。


もう、なんで謝るんですか。私の調子が悪い時にはご主人様が同じように看病してくださったじゃないですか。それのお返しをしているだけです。それに、恋人がお互いに助け合って生活するなんて当たり前じゃないですか。


謝る前に、早く寝て風邪を治して下さい。私だって、ご主人様と普通に過ごせないなんて寂しいんですから。


おやすみなさいませ、ご主人様。早く風邪を治して、また一緒にデートへ行きましょう?



〜〜〜



あっ、ご主人様。起きられたのですね。


もうそろそろ夕食時なので、起こした方が良いか迷っているところだったんです。


その様子ですと、もうお身体はよろしいのですか?


それは良かったです。1日で良くなるなんて、やっぱり軽い風邪だったようですね。


ですが今日はまだ安静にするべきです。味を少し変えて、またお粥を作りましたから。今日の夕食はこれで我慢して下さい。


それと、今日はお風呂に入るのはやめておいた方が良いですね。今はもう下がったとはいえ、熱があったんですし。


気持ち悪いかもしれませんが、お風呂は明日にしましょう。今日は私が身体を拭いてあげます。


えっ?いや、その。ほとんど治ったとはいえ、まだ本調子ではないご主人様ひとりで身体を拭くのは難しいかなと……もしかして必要なかったですか?


あぁ、そんなに首を振らないでください。また頭が痛くなってしまいますよ。


でしたら、ご主人様もご所望のようですし、夕食の後は私が身体を拭いてあげます。拭いた後はちゃんとすぐに寝ないとダメですよ?



〜〜〜



ご主人様、タオルを濡らしてきました。


まずは上半身から拭いていくので、ここに座って上の服を脱いでください。


な、なんていうか、改めて見ると恥ずかしいですね。ご主人様の裸なんてもう何度も見ているのに……


い、いえ、大丈夫です。それでは拭いていきますね。何か変なところがあったら教えて下さい。


ん……しょ。


ん……しょ。


ご主人様、どうですか?お風呂に入る時とまではいきませんけど、少しは綺麗になった感じがするでしょうか。


くすぐったいけど、気持ちいい……?ふふ、そうですか。確かに他の人に自分の身体を拭かれるのは、少しくすぐったいかもしれませんね。気持ちいいのなら良かったです。


ん……しょ。


ご主人様の裸を何度も見ているとさっきは言いましたけど、こんなにまじまじと見る機会はないのでなんだか新鮮です。


ご主人様の身体、こんな風になってるんですね……



はい。これで上半身はおしまいです。次は下半身を拭いていくので、上はこちらの着替えを着て下さい。その間に私はズボンをお脱がせしますね。


あの、ご主人様。わかっているとは思いますけど、その、下半身のあそこは自分で拭いて下さいね。私にはその、扱いが難しいので。


……なんでちょっとがっかりしているんですか。当たり前です。病み上がりどころか、まだ完全に治ってすらいない状態でえっちなことを期待しているなんて……


ほ、ほら。足を拭いていきますから、少し上にあげて下さい。座っているままだと拭きにくいです。


ん……しょ。


ご主人様の足、特にがっちりしていますね。やっぱりお仕事でよく歩くからでしょうか?



はい。終わりましたよ。あとの部分はご自分で拭いて下さい。


もう、いつまでがっかりしているんですか。ほら、早く拭かないとタオル持って行っちゃいますよ?



もう寝る準備は済ませているんですし、まだ早いですけど今日はもう寝た方がいいですね。幸い明日は元々お仕事がお休みですし、今日たっぷり寝て明日も休めば、きっとすっかり良くなっていますよ。


私の時の同じように、今日はご主人様が寝付くまで私がそばにいてあげますね。


別にいい、って、遠慮なさらないで下さい。私はあの時のお返しがしたいんですって、朝から言っているじゃないですか。ほら、私が手を繋いでいてあげますから。


はい。ふふ、素直なご主人様は好きですよ。ちょっと照れて顔が赤くなっているのも可愛いです。


……今まで、私はご主人様のお世話になりっぱなしでした。そんなことないってご主人様は言って下さりますけど、やっぱりお世話にはなっています。


今日はその恩を少しだけでも返せた気がするんです。


もちろん、今日1日だけでは全然足りていませんけど、ご主人様のために何かすることができた実感があって……


なんて言ったらいいんでしょう。ご主人様が風邪を引いたことはとても怖くて、すごく心配しました。ですがその看病をできるのは、少し嬉しかったんです。


はは、何言ってるんでしょう、私。


寝る前にこんな話をしてすみませんご主人様。私、ご主人様が寝付くまでちゃんと手を握っていますから。


おやすみなさいませ、ご主人様。明日には元気になっていますように。

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