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驚きとともに家を出ます、食べ歩きの最中に龍に出会いました。

連続で出します。

出せる時に出した方が良さそうですから。

主人公がキャラ崩壊を起こさないよう、丁寧な感じにしました。

流れてくるのが止まり、ゆっくりと意識が覚醒していくのを感じていたら周りにはほとんど何も無く、有ったのは無色の珠が4つ、そしてマーブル模様に色が変わる珠が4つ。8つの珠が僕の近くを浮かんでいたのだった。

無色の珠からはエネルギーが、マーブル模様の珠からは属性魔力が溢れているようでこの珠からエネルギーや魔力が発生していた様だ。

それと、多分この珠は僕がエネルギーと魔力を吸収している間にゆっくりと近づいて来ていて、今は周りを回っているのだと思う。


僕はゆっくりと珠を吸収……と言うより取り込んでみる。

若干抵抗があるがコツがあって、少し回転させながら取り込んでいく。

完全に取り込むと僕自身気が付いていませんでしたが、どうやら僕の身体はエネルギーとなり吸収されているらしく、今の僕は精神体、幽霊みたいになっているようでした。しかも生前とは全く違う、12、3歳の女の子らしくなっていました。鏡はなく、ただ濡れ羽色の髪の腰まである長さとすこしの胸の膨らみなどで判断しましたが。それと、僕は今何故か前より丁寧な感じになっています。もしも生前が女の子だったらこの様な感じでしょうと思う程、何故かこの丁寧さがしっくり来ました。

でも、少し透けているだけで問題は無いかな?と判断して、ふと周りを見たら六畳の部屋が出来上がっていたのです。窓もドアも無いけど、何故か僕の家って感じがするその部屋は凄く居心地が良いみたいです。

まあ、此処に転移させられたからかな?それに外には出られるみたいだし?そうポジティブに捉えました。

外に出るには、どうやら次元のドアを作らないといけないみたいなので、ササッと作りドアを潜ります。


ドアを潜ったら、そこは森の様でしたが、その森は異様に禍々しく、暗い雰囲気でした。

何処かでナニかの鳥がギョェェーー!と叫んでいたり、草からは禍々しい瘴気が溢れていますが、魔力を吸収していたりする僕にはご馳走のようでした。

「頂きます」

と、ちゃんと手を合わせて、瘴気を味わいます。

あのエネルギー界では味を感じることは出来ませんでしたが、今の僕は味が感じられるので、もぐもぐと咀嚼し、飲み込みます。

大体3〜4分で食べ終わるので移動しながら咀嚼します。まぁ、食べ終わると言っても、ガムの様に味が無くなっていくのが正しいですが。


しかし、こうなんと言いますか、味が感じるのでは段々同じ味だと飽きてしまいます。嗅覚を頼りに、何故か高級感のある匂いがしたので、そこに行くことにします。

それと、そこまで行くのには時間が掛かりそうなので、翼を出します。今回はそこそこ早く行きたいので、風の属性翼にします。


風の属性翼はその属性の通り風を操り加速します。

他には炎を混ぜてジョット機みたいにしたり、見た目だと闇属性、光属性。その他にも沢山の用途があるのですが、今回は風の属性翼にしました。


風の属性翼だけでもかなり早く、翼を出した時は周りに砂嵐が出来て、羽ばたくだけで周りは上から圧力を掛けられたようにペチャンコです。

それでも空の旅は気持ち良いいものです。

時々瘴気の噴出等が有り摘み食いをしながら美味しそうな匂いに向かいます。


着いた場所は綺麗な湖で、辺りが神々しく輝いています。取り敢えずその神々しいのを食べれるか確認したら食べれる様で、またもぐもぐと咀嚼しながら湖へ向かいます。それと、この世界はどうやら精神生命体だけが住んでいるようで、瘴気があった所も、ここに来る前に居た鳥も、少し透けて見えました。

まあそんなことより、今はこの湖の水を飲みましょう。

湖から掬い上げる水はキラキラと輝きながらも透明で、ゆっくりとゴク、ゴク、と飲んでみますと物質じゃないのに喉が潤ったように感じました。

そのまま神々しい力、そうですね、神気にしましょう。

神気を吸収しつつ水を飲みます。


飲んでいると、何故か鋭い視線を感じます。

視線の方へ目を向けると、そこには龍の頭の様なものが出てきました。

『汝、何故神域の神気を喰らう。返答によっては汝の命はない。』

どうやら喋れるみたいです。それと、やっぱり神気でしたか。

「えぇっと。神気を食べるのは美味しいからですが、何か不都合が有るのですか?」

『成程、喰らうのは美味しいからと申すか。喰らうならばその対価を出すべきだと思うが?』

確かにそうですね、何を買うのにもお金は大切ですし、それに新規な釣り合うものですか?それなら……。

「では、水の神気をお返ししたら宜しいでしょうか。」

水の神気と言っても、魔力のように属性を与えたようなものですが。

『む、汝は水の神気を扱うのか?それならば多少水の神気を出すのであれば良かろう。』

どうやら良いみたいです。

『あぁ、それと汝は野良の様であるな?それならば此処に住むが良い。他の者共からトラブルを受けることも無いだろう』

ん?他の者共?他に居るのでしょうか?


すると龍は水で大地を模してから言った。

『ふむ、分かってないようだな。この世界は精神世界、もしくは幻想世界(ファンタズマ)と呼ばれておる。そして幻想世界には3つの土地があり、1つ目が此処、神界である。2つ目が魔界、ここは瘴気と呼ばれる物が神気の代わりに溢れておる。3つ目が呪界、呪気や邪気などがある。魔界はまあ、言っても大丈夫だと思うが、呪界は辞めておけ、あそこはダメだ』

なるほど、さっきの場所が魔界で、ここから少し言ったところに呪界ですか。呪気とか邪気って美味しいんですかね?

龍は分類上、古龍で1番古い水の古龍です。

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