いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにしてこうなった?
頑張って一日で書き上げました!
…眠いです。(-_-)zzz
(文字数が多いとは言っていない)
そこにいたのは……紛れもなくミサーナさんだった。
つまり……ここは女湯!?……髭剃りが置いてあるのに!?
なに?女湯ってそういうものなの?
「あの、そんなにじろじろ見ないで貰えませんか……」
「え、あっ!すみません!ちょっと考え事をしていて。…………あの、すみません!!」
「まあ、別に……あっ、一つお話いいですか?」
話?……ここで?
「『ちょっとそこでくたばりやがれくださいませ』っていうお話ですか?それとも『そこで死ね』っていうお話ですか?」
「……どうして翔さんはネガティブ方面の話しか予想されていないのですか…………。……えーと、お話というのは、翔さんにまだ伝えていない事があったな、と」
伝えていない事?……僕は一刻も早くここから出たいのですが。
「今、伝えないといけないこと……なんですか?」
「ええ、とっても重要なお話です」
「そんなに、重要な話なんですか?」
「ええ、とっても」
「具体的に言うと、どの様な話題ですか?やっぱり『くたばれ』ですよね、そうですか、では失礼します」
「簡潔に言うと『男湯はどちらか』です」
は、い…………??
「あの、ミサーナさん?もう事後なんですが?」
「事後……まあそうですね。ですが、その反応だと次は間違えそうなので」
「…………次は、ですか?」
「はい」
ん?
「質問いいですか?」
「……いいですよ。」
「…………ここって、男湯ですか?」
「ええ。…………事前に何も伝えていないのに、二択とはいえ男湯を見事に当てるとは……本当に驚きましたよ」
んん??
「つまり、ミサーナさん……は変態だということですね。理解しました」
「え、流石に違いますよ」
しかし、それならここにミサーナさんがいる必要は無いはず。
「じゃあ何故ここに?」
「私が男だからです」
はい?
お と こ ?
「その体つきでですか?」
「ええ」
「あれですか?そういう心は男、体は女!みたいなものですか?性同一性障害っていうやつですか?それともただの変態さんですか?」
「翔さん……なんか今日テンションおかしくなっている気が……」
ミサーナさんがそう言ったところで、僕はハッと我に帰った。
「……直りました」
「えーと、私は……私とか言ってるけれども、男なんです。翔さんの元居た世界でいうと……あれです両性具有?とかそこら辺の類のものです。」
…………ファンタジーをなめていた!そういう事もあるんですねファンタジーさん……。
「それで……本当は男として生きたかったんですけど、こういう外見ですし……難しいんですよね。それで、今はこんな風に私として生きているんです」
「あの……ミサーナさんの様な人ってこの世界にどれ位いるんですか?」
「正確な数は分かりませんが、この国には私を含めて四人ほど、でしょうか?」
かなり、少ない。
「やっぱり、そこまで少ないと……」
「ええ、当然他の人に理解されませんし、悪い所だと奴隷商に売られて見世物の様になってしまう事もあり得ます」
この世界は……かなり辛く厳しい世界の様だ。
「それは……酷いですね……」
「でも、誰もが私に対して理解してくれないわけでは無いですよ。だって、私の本当のことを知っても翔さんはこんなにも優しく接してくださるし。
何より今はもういないけれど、彼女がいたから」
彼女って……まさか
「この前話していた人…ですか?」
「そうです。彼女は…翔さんと同じ…転移によって連れてこられた人でした」
それは……つまり。
「過去にも異世界召喚を行ったということですか?
「ええ、悲しいことに……ね。まだ向こうの世界でやりたかった事は沢山あっただろうに」
しかしだ、そんな彼女は、何故……死を選んだのだろうか?
ミサーナさんが居るのに。
「それで、その……彼女は一体どうして……」
「ズバズバ聞いてきますね」
「すみません。どうしても…聞いておかないといけない気がして……」
それを知っておかないと、ミサーナさんに変な事を言ってしまうかもしれない。
――それに、何となくそう感じた。
「いえ、いいんです。私にとって彼女との思い出は素晴らしい物でしたし、むしろ、こちらが話したいとも思っていましたから」
「ありがとうございます」
少し、急で断られるかと思ったけれどそんな事はなかった。
やっぱり優しいんだなぁ……なんて思ってしまった。
「では、話しますね」
「お願いします!」
次話でミサーナさんの過去について語ります!
因みに…
本当は幕開は二話の予定だったんです。しかし、本当はいるはずの無かったミサーナさんを追加した瞬間…
こうなりました。
更に、この後の展開にも修正が必要になってしまい…
どうしてこうなったのしょうか?
(という意味をこめたこのサブタイトルだったりします。)