メイドさんと仲良くなった……のか?
少し読み返してみたのですが、文章力皆無すぎて草が生えました。これからもこの調子でいくと思いますが、よろしくお願いします。
今日は座学と騎士学を受けた。
座学では、この国の成り立ちや政治、周辺地理などの社会や読み書きなどの国語、
そして、向こうの世界では習わなかった……というか物理的に不可能だった魔学の基礎(主に術式、術句)を学んだ。
魔学の授業は初めてということもあってか、とても集中して授業を受けれた。
また、なんというか改めてファンタジーな世界なんだと認識させられた。教官が手から出していたあの炎はどうやって作られ浮いているのだろうか?いくら考えても結局分からずじまいだったが……。
騎士学では、走り込みをして体力をつけたり(途中でバテた)、木剣を使って何度も素振りをしたり(やはりバテた)……魔学と同じく基礎を習った。
煽られたり、バカにされたりは多少されたが、木剣でクラスメイト達にボコられるかもしれないという僕の心配は杞憂に終わったようで良かった。
兎に角、基礎がなってないと上達しないらしいので、これから少しずつ体力をつけたり、術式を覚えたりしていこうかと思います。
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「何をしておられるのですか?」
「うわっ!!びっくりした!部屋に入る時は声をかけてくださいよ……」
勝手に自分の部屋に入られるのは――思春期の男子としては、なんかこう困るというか……。
「声なら掛けましたけど、返事が無かったもので……入っていいものかと」
「それは……まあ、こちらがいけなかったですね。すみません」
「いえ、考えが足りなかったこちらのミスですから」
そんなことを言われると言葉が詰まる……。
「…………」
「…………」
なんだろうこの空気、物凄く気まずい。――物凄く。
「……あの、先ほどは何をしておられたのでしょうか?教えてもらえると嬉しいのですけれど」
メイドさんが気を使ってくれたのかそんな事を聞いてきた。
……そのお気使いにはとても感謝します!質問の内容は他の男子ならあまり聞いてほしくない様なものだろうけれど!
「あ、別に答えたくないようなら答えなくても大丈夫ですよ」
「いえ、大丈夫ですよ。……ただ日記を付けていただけですから」
「そうでしたか、日野様はこう真面目な方なのですね」
「僕って真面目ですか?……あと、なんか慣れないので様は付けないで下さい」
「ええ、とても真面目だと思いますよ。……後、客人に様を付けないのはどうかと思うので様は付けさせていただきます。……最も貴t、日野様が私の事を名前で呼んでくださるなら私もそれ相応の呼び方をさせていただきますが……」
ん!?いま貴方って言いかけなかったかこの人。
というかそもそも僕はこのメイドさんに名前を教えた覚えも無いし、メイドさんの名前も知らないんだけど!?
……取り合えずその旨を伝えてみた。
「すみません、そういえば私はまだ名乗っていませんでしたね。……私の名前はミサーナ・エンパルドです。ミサとでもお呼びください」
名前を教えられた……。これ、これから名前で呼ばないといけなくなった?……選択間違えたなー。
取り合えずミサと呼ぶのは気が気が引けるので……
「ミサーナさん、これからもよろしくお願いします」
と伝えることにした。これなら文句あるまい……?
「はい、ミサです。これからもよろしくお願いしますね、翔さん」
何故か名前で呼ばれた……いやそうか、よく考えたらミサーナの方が名前じゃん!だからか……。
しかも、さらっとミサと呼べって言われてるし。出会ってまだ二日ですよね?
「ところで……今更かもしれないですけど、何故僕の部屋に来たのですか?」
「なんとなくです」
……ん?今この方はなんと?
「すみません、もう一度」
「……なんとなくです」
なんとなく…………。
「なんとなくでこんな所に来ていいものなんですか?」
「……多分駄目ですね」
「駄目なんじゃないですか……」
「じゃあこうします。『今日は湯浴みが出来ますので是非隣の棟にある大浴場をお使いください』と伝えるために来ました」
今日は風呂に入れるのか。日本人としては行かないという選択肢は無いな。
出来ればクラスメイトのいない時間に入りたいけど。
あんな密室でクラスメイト達に出くわしたら何をされるか分かったものじゃない。
「あの、大浴場っていつまで空いていますか?」
「二十四時までですね」
「ありがとうございます」
「ところで……夕食はお食べになりましたか?」
「あ、」
そういえば食べてなかった。今何時だろうか?
「食堂はもう開いていないですよ」
「な、んですと……」
終わった。
「更にいえば明日の朝は食堂が閉まってます」
なるほどね。これは、夢だ。おかしいと思っていたんだ。僕が他人とこんなに親しくなれるはずがない。
いや、待て。これが夢であるならば……僕は心の奥底ではこんな事を望んでいるのか?
……それはそれでなんか嫌だ。
そして日野翔は考えることを…………やめた。
「大丈夫ですか?翔さんがよろしければ私が夕食をお作りしますけど……」
「本当ですか!?是非お願いします!」
「了解しました。それでは、お待ちくださいね」
「はい!」
本当にありがとうございます!また借りが増えてしまった気がするけど、今は気にしないでおこう……。
何故明日は食堂が閉まっているのか、授業から戻ってきて日記を付けている僅かな間に何故食堂が閉まったのか、全く気にも留めない翔であった……。
今話は2000文字をオーバーすることが出来ました!やったぜ!(*^^)v
「小動物にしては頑張ったじゃん」と褒めてください。感想のところにでも書いてくださるとsironeko*のモチベーションがグンとアップします!(ブックマーク・評価もしてくださると幸いです)
それでは、また次話でお会いしましょう!(≧▽≦)