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二人の闇

すみません投稿遅れました。すみません投稿遅れました。すみません投稿遅れました。すみますぅえ……噛んだ…。

 夜、今日あったことが全部衝撃的すぎてあまり寝付けなかったので少し机で部屋にあった本でも読んでみることにした……


 まあ字が全く読めなかったので謎の記号の羅列を見ながらただ唸っていただけなのだけれど。

 でも、意外とただそれだけでも楽しいので暇つぶしにはいいのだ。


 と、そんなことを思っていた時


「失礼します」


 という声が聞こえた。メイドさんかな?

 こんな時間にどうしたのだろうか?もしかして


『やっぱりお金を払ってください』


 とか言われるのだろうか?それとも、()()()が決まったのだろうか?あまり難しいお願いじゃなければいいんだけど。


「どうしたんですか?こんな時間に」

「すみません。少し、お話をと思いまして……」

「話?」

「はい。貴方の事について少し気になったことがございまして……」


 僕の事……?


「えっと、どういうことですか?」

「……違っていたらすみませんが、単刀直入に言います」


 ゴクリ……


「貴方は今……周りの人に酷いことをされたりしていませんか?」


 それって……いじめの事なのか?でも、なんでそんなことを……?

 たった数回会っただけでなんでそこまで……?やっぱりこのメイドさんもいじめられているから分かってしまうのか?


 でも、これは簡単に『はい』と答えていいものではないでろう。何か裏があるかもしれないし……。


「いいえ」

「…本当にいじめられていないんですか?……いじめられているなら言ってください!私が……私が力になるので!」


 なんで今日初めて出会った人に対してそこまで……?

 何かメイドさんの上の人……例えば国王様とかにそうしろと言われているのだろうか?


 ――いや、あの人に限ってそれは無さそうだけど。


「どうして今日初めて出会った人にそこまでするんですか?」

「それは……もう私の前で誰も死を選んで欲しくないからです」


 誰も死を選んでほしくない……って、昔にそういう事が起こったって事?


「つまり、あなたは僕が自殺願望者に見えるということですか?」

「……はい。貴方からはこう、いつも憂鬱な感じがしますし、何しろその虚ろな目が……私の昔の友人に似ていましたので」


 このメイドさんちょっと過去に何かあるっぽいな……だいたい察せるけれど。


 でも、さすがにその経験があったから分かったってだけじゃないだろう。


「そうですね……あなたの言う通りです。……でもそれだけじゃないんですよね」

「はい。その……一人で食事をしていらっしゃったり、他のちゃんとした部屋が有るにも関わらず物置に泊まっていらしゃいますし、……何よりその左手の酷い火傷から……」


 なっ!?火傷を見られた……!隠していたはずなのに、一体いつ……?


 僕は火傷を見られたと知ると、気持ちとは裏腹に少し呼吸が乱れ始める。……冷や汗も少し出てきた。


 ……落ち着かないと。


「すみません。気に触りましたか?」

「いえ、いいんです。其方こそ僕のせいで不快な気持ちにさせてしまってすみません。……やっぱり気持ち悪いですよね」


 今までこれを隠してきた理由は、いじめが促進されてしまうということと、滅多にないが優しく接してくれる人に嫌われたくないから、というか、僕が原因で不快な思いをして欲しくないからだ。

 今までこの傷を見た人は……たった一人を除き皆、気持ち悪いと僕から距離を置くようになった。



 果たしてメイドさんの反応は……


「不快など微塵も思っておりません!それにこのような火傷……人間というのはとっさに反応して危険から逃れようとするものです。

 しかし、この火傷にはそのような反応をした形跡がありません。

 ……火事の現場に丁度遭遇したか、それとも……」

「ええ、大方お考えになっている通りだと思います。でも、話せと言われても話しませんし、自分から話す気もないです」


 ……あの調理実習はトラウマなのでもう思い出したくない。小4に腕を焼かれるなんて光景誰が好き好んで思い出すのだろうか。


 それに、思い出しそうになっただけで震えが止まらなくなる。


「ええ、もちろん心得ています。かなりショックな経験をしてきたとお見受けしましたので」


 これは……心配してくれている?あの時と同じ優しい反応だ。

 ……このメイドさんはいい人なのだろうか?


「お気遣い感謝します。……あの、どうして僕のことを何故そんなに知りたがるのですか?」


 勝手な理由だったら、許しませんよ……


 ……いや、別にあまり気にしないけれど。


「……勝手な理由ですみませんが、()()()()ような人に出会えた気がしたのでつい知りたくなってしまって……」


 あ、本当に勝手な理由だった。まあ、気持ちは分からなくもない。

 誰だって同じような人が居たら近づきたくなるものだ。


 ……まだ何も知らなかったあの頃の僕のように。



「まあ、その気持ちも分かりますので僕は別に気にしませんが……」


 そして僕は一息ついたところで聞きたかったことを話す。


「それで、だいぶ話が変わりますがあのお願いの件はどうなったのでしょうか?僕としてはあまり難しいものは嫌なのですが…もしそういうものなら早く知りたいのですが…」


 その質問に…


「その件は……そうですね。貴方が()()()()()()()()()を考えついたらその時にお話ししますよ」


 ……そうメイド(悪魔)さんは答えるのだった。



 正直この人すっごく怖いです!

 新しい小説について考えていましたらいつの間にかこんなに時間が経っていたなんて…時が過ぎるのって一瞬なんだと改めて実感しました。(建前!!)

 ダラダラしたかったという欲望を実現してみたかったんです。(本音)


 本当にすみません!m(__)m


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