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緊迫した空気を破壊する者【ムードブレイカー】(笑)

前話をよく分からないところで区切ってしまったのですっごく短いです。


あと、タイトルもよく分かりません。

「だ、だれ!?」


 少女は一度真横へ飛び、声の主を捉えつつ離れようとした。


 が、それは叶わなかった。



「くっ……」


 体が何かに縛られたかのように動かない。


「な、何!?」

「別にあなた達を殺そうだなんて思っていない。……ほら、周りのお仲間さんたちもちゃんと息してるでしょ」

「なっ……」


 辺りを見回してみると……いや、見回すことを許可されると、予想通り、仲間たちが倒れている姿が見えた。


 こんな状況なのに誰も動かないと思ったら、みんな倒れていたのか。

 声の言う通り息はしているようだけど、この後何をされるのか分かったものじゃない。


「信用ならない。なぜ私達を襲うの?そして、なぜ私達は生かされているの?」

「……貴方達は殺したくない。最後には対立し合う存在だとしても、今はまだその時じゃない。だから殺さないの」


 対立し合う?まだその時じゃない?


 それに――こんな正真正銘、規格外のバケモノを敵に回したつもりなんて無いんだけど。


「意味が分からない」

「今はまだ分からなくていいこと」


 教えてくれないならそう考えるしかない、か……。


「じゃあ、お話はこれでお終い。……あと、そこの少女は返してもらうわね」

「なっ!ちょっと待っ――」


 直後、スッという軽い音が部屋に響いたと思えば、少女はバタッという音と共に膝から崩れた。


「……本当に困ったことになった」


 静かになった部屋で、その状態にした張本人である侵入者はそう呟いた。


 侵入者の手によって、もう部屋の中には未だ囚われている少女と、侵入者だけになってまった。


 そして、少女は先ほど起こったほんの数十秒の出来事に頭が追いついていないらしく混乱している。


 つまり、この場にいる中で動けるのは侵入者、ただ一人と言っても過言ではないだろう。



 そんな侵入者は、牢屋の中で動けずにいる少女へ歩を進める。


 そして、少女のいる牢屋の格子を当たり前のようにぐしゃりと曲げると、開いた隙間からその中へ入った。




 その時、その侵入者の胸部を部屋の外から放たれた紫電が穿った。


 その一撃に巻き込まれた格子は、瞬く間に赤く輝き、溶けた。

 そして、その一撃をまともに喰らった侵入者はというと――


 ――着ていた服を含め、全くダメージは無かった。


 一方、その紫電を放った者はというと……部屋の外の廊下から走ってやって来て、今は部屋の中に居る。



「みんなを気絶させて、その子を拐おうとするなんて、どういうつもり?」


 部屋へ入って来た少女、遠坂は侵入者に言った。

 侵入者は一度動きを止めて、遠坂に向き直る。


「本当は貴方と話をしにくる予定だった……なんて言っても信じてくれないよね……」

「この状況で、どうやって信じろっていうの?ゼニアスさん」

「はぁ…………そうだよね」



 侵入者、もとい最高神ゼニアスは深いため息をついた。


 これも全部、この可愛い妹がやらかさなければ何も無かったんだけどなぁ。


 と、そんな感じの事を考えながら。


「全部見なかったことにしてくれない?」

「無理なお願いね」


「でも私は悪くないって信じてもらえるでしょ?」

「どう信じろと……」


「ですよね…………」

いろいろあって土曜(長ければ月曜)くらいまで更新をストーーーップします。


かなり平常運転な気がしますが、よろしくお願いします。ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•

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