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魔法学 I 《入門編》第七版 日本語訳 ーーエリス・クレイマン著 広瀬 孝之訳

総文字数が十万を超えたので適当に書いてみました。

ネタバレ等にはならないとは思いますが一章を読んでから読むと分かりやすいかもしれないです。

○はじめに


 魔法を行使するにあたり我々が忘れてはならないのは、魔法とは人を不幸にするためのものではなく人を幸せにするためのものだと言う事だ。

 間違っても魔法を悪用してはならない。我々は何時もその心を忘れてはならない。

 魔法は欲すればどんな力でも与えてくれるだろう。しかし、その探究心は果たして人を幸せにする事へ向いているのだろうか?


 これから魔法を学ぶ君達が、正しい魔法を学び、正しく知識をつけ、正しい魔法を行使する事を私は切に願っている。


 ――エリス・クレイマン



《目次》


・はじめに――p.2

・目次――p.3

・魔素/魔力/魔法とは――p.4

・魔法道具の種類と実用例――p.10

・魔法補助の方法/効果――p.14

・魔法詠唱の基本――p.20

・魔法適性とは――p.28

・初歩魔法の実践――p.34

・魔法を使いこなすには――p.46

・補助魔法の実践――p.50

・魔法の使用例――p.58

・魔法の階級――p.64

・初級への扉――p.70



○ 魔素・魔力・魔法とは


 魔素とは魔法を使う上で大切なものである。

 魔法とは何であるか、それを説明するにはこの魔素というものが何であるかをきちんと理解しなければ説明ができない。


 魔素とはどんな物にもなる事のできる、いわば物質の素である。

 火を作りたければ火を作ることができ、水を生み出したければ生み出すことができる。


 しかし、それは自然に起こりはしない。各々が各々の魔力を使い、引き起こしたい事象、現象を強くイメージする事で初めて魔素は火や水へと姿を変える。

 そして、この魔素が姿を変えることを魔法と言うのだ。



・魔法の強さは主に魔力量、魔力貯蓄量、最大魔力放出量、魔力伝導率によって決まるとされている。

 魔力量、魔力貯蓄量は成長と共に増えていくが、最大魔力放出音、魔力伝導率は鍛えなければ上がることはない。


 体内魔力量や魔力貯蓄量の増加は成長だけでは無く魔物を倒すことで倒した魔物の体内魔力を吸収し、それによって増加する事がある。

 しかしすぐに上がるわけでは無く、吸収した魔力が一定量を超えた時に増加は発生する。


 我々はこの吸収した魔力のことを『経験値』と呼び、体内魔力量や魔力貯蓄量が増加する事を『成長』と名付け、成長していない状態をレベル1として成長した回数によって数字を1ずつあげることにした。

 因みに冒険者はこの成長回数によって格を付けられる事が多い。



 元の話に戻るが、魔法の強さは実はこれらによって変わるとされているが実はもう一つ方法がある。


 それはイメージを強く持つことだ。


 イメージを強く持てば八階位に匹敵する威力の《火球(ファイアーボール)》を出すこともできる。逆に《火球(ファイアーボール)》程の威力しかない見掛け倒しの《隕石召喚(メテオラ)》を行使する事ができる。

 これは知能を持った相手に対してはとても効果の高い戦術だろう。



・魔法の属性とその相性


 魔法には幾つかの属性がある。

 代表的なのは、火、水、土、光、闇だろう。これらの属性は五属性と呼ばれ、その属性魔法は五属性魔法と呼ばれる。


 五属性以外にも炎、氷、風、雷、聖、魔、という属性もある。

 また、属性を持たない無属性魔法と言うものも存在する。


 行使できる属性は人それぞれであり、零から十一まで人によってバラバラである。一般的には二つ、三つで優秀、四つ使えれば天才、五つ以上なら英雄と言われている。


 生まれ持って使える属性というのは決まっているが、鍛錬によって他の属性を使用する事ができる。


 火の魔法が得意ならば炎の魔法が、水の魔法が得意ならば氷の魔法が……と言った感じにだ。


 しかし、闇は光を、光は闇を行使する事ができない。相反する属性魔法を行使するために鍛錬で鍛える事はできないのだ。


 それができるのは生まれ持っての才能に恵まれた者だけである。


 因みに無属性魔法は誰もが行使する事ができる。しかし、難しい無属性魔法は誰もが行使できるわけでは無く、無属性魔法の得意な者にしか行使できない。


 しかし、無属性魔法は創作すればどのような事もできるとされている。また、鍛錬をすればするほど上達することができる。


 無属性魔法は干渉系、変化系、概念系のようにいくつかのカテゴリー分けがされている。


 無属性魔法で最も有名なのは干渉系である、空間に干渉して自身を目的の場所へ転移させる《転移(テレスポート)》などが例に挙げられるだろう。

これは翔くんの使っていた教科書ですね。

今話はここまでですが、また随時追加していく予定です。

次書くのは何かの記念になるかもしれませんが……。


乞うご期待!( ´_ゝ`)

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