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祝杯を君へ

レゾンデートル

作者: 民間人。

 空虚だ。閑居も忙しなさも無縁な、純粋な無価値の集合だ

 生まれてこの方幾度となく、仲間を求めて、仲間を見つけて

 仲間割れを見届けて、どちらを選ぶことも無く

 ただ漫然と往き来をし、吐いた言葉は舌に張り付き

 どちらの怒りも尤もで、止められないのは自分が悪い


 だから伸ばした二枚舌、三枚舌も短くて

 フサインもバルフォアも反故にして、唯落陽の先を見て

 途切れた間に言葉の渦に、身を任せ、唯、身を任せ

 空虚な時に飲み込まれ、意識を恨んで、命を憎み

 自ら断ち切るナイフも持たず、重い石頭ただ垂れて、

 重石に腰を痛めつつ、眩い光に目を傷め


 夜の凍える空気を満たして、ただ春を待つ、人は愚かに

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