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6話
「は、はじめましてメガゴブリンさん…」
メガゴブリンは首を傾げた。
「おれらのことをメガゴブリンと呼ぶのは勇者だけだ、お前おかしなやつだな、そもそもなんでこのエリアにいるんだ。」
うわ、なんだこいつ。
すげー賢そうに喋るじゃん……
「初対面だったのでつい…なんてお呼びすればいいですかね、それと僕ってすごく弱いんですけど逃げ足だけ早くて、それでずっと戦闘から逃げてたらここまで来ちゃいました…」
ぼくは動揺を隠すことで必死だった。
「はっはっはっは、そうかそうか、お前スピードも遅そうに見えるけどなあ」
メガゴブリンは笑いながら話す。
「おれはバーバンて言うんだ、好きに呼んでくれ。」
なんかめっちゃ優しい…同じ種族には優しいのか。
「はい!バーバンさん、ぼくはルークと言います」
「お前勇者みたいな名前だな、前世は勇者かもな、はっはっは」
……笑えん。
おそらくぼくの本当の姿は勇者だと話せばすぐ抹殺されるだろう。