表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

宇宙人

作者: ぱぁる

 「ねぇねぇ、宇宙人っていると思う?」

 そんなたわいもない日常の会話。

 「宇宙人?なんで唐突にそんなこと聞くの?まぁ自分が思うに世界は広いしどこかにはいると思ってるけどね」

 「やっぱそう思うよね!自分達が知らないだけで絶対いるよね」

 宇宙人がいると信じているという同じ考えにテンションが上がる。

 「じゃあさじゃあさ、どんな形の生き物だと思う?例えば手と足が生えているような生き物だとか、うねうねした足がいっぱい生えている生き物だとか」

 それは考えたことないとあっさりした反応で返された。

 あっさりした反応に食い気味で質問する。

 「いや、なんかあるじゃん。一度もそういうこと考えたことないの?まぁ普通考えないか、じゃあ今考えて!」

 宇宙人に興味があるのか分からないがテンションが上がって口数が多くなっている気もする。

 こんなに質問されたら仕方なく答えるしかない。

 「強いて言うならば...手と足が生えている生き物、かな」

 やっぱそう思うよねとテンション高めで答える。

 宇宙人の噂は聞いたことがある。

 あの大きな星にいるとかその隣の小さな星にいるとか。

 一番噂になっているのは火星というところだ。

 火星人という言葉もあるぐらい有名である、見たことはないが。

 難しいことではあると思うがいつか火星人に会ってみたい。

 火星人じゃなくても違う宇宙人でもいい。

 質問したいことがたくさんあるのだ。

 「ねぇ、いつか宇宙人を探す旅に出てみたいんだよね、この星を離れて。どう思う?」

 びっくりした顔でこちらを見ている。そして少し悲しそうな顔でこう答える。

 「正直危険も無いこの星で一緒にのんびり暮らしたいけどやりたいことがあるならそっちを優先して欲しい」

 先ほどまでテンションが高かったが落ち着いた雰囲気でありがとうと答えた。

 

 たくさん勉強した。どうしたら他の星に行けるのか、その星はどのような土地であるのか。

 確定の情報ではないとしてもたくさんの噂を集めた。

 そして旅立つ時がやってきた。

 他の星に行ける乗り物を用意した。

 うまく行けるかどうか、着陸できるかどうかすら分からないがやってみなきゃ分からない。

 そしてあの星でたくさんの宇宙人と関わりたい。

 「じゃあ行ってくるね」

 「気を付けてね」

 旅立つまえに聞いておきたいことがあったらしい。

 「今から何ていう星に行くんだっけ?」

 笑顔でこう答える。

 「地球っていうところ」

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回は小話にしてみましたが誰が、どこで喋っているのを隠しながら書くのは難しい...

しかし映像で表現するのは難しいと思うので文章ならではだと思います。

ちなみに今回の舞台は月という設定です。

ということでまた次回。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ