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これより最重要ミッション『カミユイ』を開始する




 俺はアウレナを介してストレッドのステータスを調べた。

 その結果、能力値を見れたことは見れた。

 ストレッドが見れないだろうと言っていた意味がわかった。


=====

 ◆ストレ;[@;@^ッド

 種族:液:;.@@/[/[命体  性別:女/:@ 年齢:;..[/[@4  職業:;.;.

 LV::][:/[:6 HP:2]://:0 MP:189:]:/// SP:[@[@[@90

 物理攻撃力:,;,@l^@;0 物理防御力:9]:/[00 敏捷力:]:]:500

 術効力:[[/  術抵抗力:9_/:.[@[  幸運:5]:/.;:@

 アクティブスキル:超長..][@念]:/@0、広範]:/],.,.妨害10、@[@;_囲念話傍;.:;.-0、イン:/]:.;、フ]:.@@[;@5、フ]:/@[@/ジスト5、ス:/.[:.[レッド

 パッシブスキル:破_,^-[;[/_、形状変-^@^@¥;、フェ]:[@、能_./;.@可体質、

 称号:古:[:¥^の遺物、:/:[@[@の導き手、異世..^-¥;:移者、命_:.@;、不/@[用、:/[@/@///存症、父]::;[@¥..、

=====


 あれ、バグッてるな。

 今までこんな事は無かったのに変だな。


「なんだかうまく認識できないぞ」


 ヘンテコ道具を広げながらヒラガが説明してくれた。


「我が輩も鑑定道具で調べてみたのだが結果は同じであった。たぶんストレンジレッドの元いた世界の方が、この世界のシステムを凌駕していいると推測する」


「ストレッドの元いた世界? この世界のシステムを凌駕? よく分らないな」


「うむ。つまりストレンジレッドは異者こともので、彼女のいた世界はこの世界より高い文明を築いていた、もしくは世界を管理するシステムの性能が上という可能性があるという事だ」


 世界のシステム?

 この世界でいうスキルシステムのようなものか。

 それにこいつもヒラガと同じで異者かよ。


「お前も異者だったとはな」


「私がこの世界に来た理由は話せない」


「それはいいんだけどさ、お前にできそうな仕事がな……」


「うむ。そういえばストレンジレッドは身体の形状を自在に変化させる事ができたと我が輩は記憶している」


「形状を変化って、具体的にはどうなるんだ?」


「ストレンジレッド。あのときのように手先を変化させてみたまえ」


「了解した」


 するとストレッドの右の手先が徐々に伸びていき鋭い刃物に変化した。

 肌色だった右手が銀色に光る金属の刀に変わってしまった。


「おおっ。なんだそれ。スキルかなんかで変化させたのか?」


「これは私の身体の特性だ。身体の他の部分も変化させる事が可能だ」


「我が輩もこれを初めて見た時は驚愕した。柔らかかった皮膚が金属のごとく硬質になるのだから」


「確かにすごいなこれは」


「当時、ストレンジレッドに料理をさせてみたのだが、彼女が野菜を切ろうとして、まな板どころか住んでいた長屋の土壁まで切断した事もあった」


「き、切れ味抜群なんだな……」


「私に料理モジュールは搭載されていない」


 手を刃物に変える能力か。

 刃物といえば包丁だ。

 でも今の話を聞く限り料理人には向いてないだろう。

 あと刃物を活かせる仕事で旅館の客寄せになるものと言えば……。


「なあストレッド。その手をハサミに変えられるか?」


「肯定する。単純な形状の物ならば変形可能だ」


「じゃあさ、ここで髪結いかみゆいとして働いてくれないか?」


髪結いかみゆいとは何だ?」


「客の髪を切ったり髭を剃ったり、髪を整えて結ったりする人の事だ」


 この日乃光の国の人は身だしなみに気を使っている人が多い。

 髪結床かみゆいどこは長屋の側にはよく見かけるし、銭湯に入った後に髪結いをする人も多いと聞いた。


 女性は自分の髪を自分で結ったり家族に結ってもらうのが普通だったはず。

 それをこの旅館に泊まる客に無償で提供したら、女性達は自分で面倒な髪結いをしなくてもよくなって、心からリラックスして旅館を満喫してくれるだろう。


 さらに東江の都には華やかな髪型を好む遊女や芸者も多い。

 彼女達も基本的には自分で結うか仲間内で結いあったりしているから、この旅館で華やかな髪型の髪結いも提供すれば、遊女や芸者に限らず多くの女性客も増えるんじゃないだろうか。


「しかし、私に髪結いモジュールは搭載されていない」


「それなら口入屋くちいれやで職業訓練できるから、そこでしばらく訓練してこいよ」


「うむ。我が輩達はしばらく世話になるのだ。君も手に職を付けてこの旅館の益になるよう貢献するのは重要な事だ」


「マスターヒラガの命令ならば従おう」


「じゃあ決まりだな」


「これより最重要ミッション『カミユイ』を開始する」


 まな板だけじゃなく土壁までぶったぎるような奴が、繊細さが必要な髪結いをできるか心配だ。

 しかし、この世界にはスフィアを使ったスキルシステムがある。


 このスキルシステムは能力を効率よく上昇させてくれるものだ。

 ストレッドの能力を活かせるのは、今のところ髪結いくらいしか思いつかないので仕方が無い。


 という事で明日からストレッドには口入屋に通ってもらう事になった。




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