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帰れる場所があるなら帰りたい件  作者: なにかの中の人
【第2章】地球
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救出ケースファイル3-2 敵?味方?魔女?痴女?

少し百合臭がします。苦手な方はお気を付けください。

この物語に出てくる名称は、実際のそれとは全く関係ありません。細かい設定もオリジナルを含んでおりますので実際のものと異なる場合があります。

各国の最精鋭が集まった救助隊総勢100名程が様々な最新鋭センサー類、それこそ地球外惑星探査用クラスのものを駆使しつつのローラー作戦開始から早3日が経った。


細かな足跡や痕跡の一つも見つけられぬまま、過酷な環境下での捜索は難航に難航を極める。気候は初日以来晴れることはなく行く手を阻むかのように荒れ狂い、ブリザードは最新の器機に故障を誘発させ救助の足を引っ張るだけでなく、更には皆の気力体力共に削っていくばかりで疲労も限界をとうに超していた。


改めてリイナは再度状況を見極めるため、冷静に今回の捜索隊に参加している者達を観察してみる。下手をすれば敵は身内に……てことになりかねない特殊状況下は勘弁願いたいのが本音。


(米からはシールズを筆頭に…うんやっぱ動きの違うのが少し混じってる。NASAかFBIあたりの小飼かな?英国は…。成る程。三百人委員会の手先臭いのが米国の裏をかく為に隙を狙ってる感じ…と。……露国……ここが一番気を付けるべきかな?一人魔力反応がある。検査器機にも見たことないのがあるし…魔術結社(ゴールデンドーン)か……)


彼女が見た限り、米国に先んじて遺失文明の奪取を目論んでいそうなフリーメイソン系や闇の秘密結社が救助隊に各々の手の者を紛れ込ませているのが見てとれた。まあ、米国の様々な分野で誇るオーバーテクノロジー等の技術秘匿体制に一矢報いようという姿勢がそれ(目論み)に繋がっているのだろうが…


そんな様々な思惑を感じつつ、つくづくリイナは思う。

(うちも言えた義理じゃないけど、どっこ(何処)もロストテクノロジーが好きだね~。無くなったからには無くなったなりの理由があると思うんだけど…この世界線での進化とか進展の重要性が軽んじられてるよなこれじゃ。異世界の方が自立心高いんじゃ?魔王とかがいなきゃいいとこまで行きそうだしね。デルゼルスなんかは。)


言い得て妙である。

失われし文明の残渣を手中にせんと我先に足掻き、世界の覇権を狙って暗躍しあわよくば…という地球の内部抗争みたいな争奪戦は某霊能バトルマンガにあった魔界編みたいだ…等、割とどうでも良いことを思い出していた。


だが逆に言えば日本も考え方・やり方を変えるだけで他の国のようなかなりえげつない事が出来るようになるのもまた事実。

まあ日本人特有の国民性と歴史のお陰でその選択肢が存在しないのであるが。



(まだまだ地球も進化途上と言わざるを得ないのかな?)

それに気が付いているのかいないのか、ふと考えて嘆息を一つ漏らすのだった。






3日目も特に何一つ手掛かりを入手できず基地に帰還した一行は、収集したデータの解析作業をしつつも一部を除いて沈黙に包まれていた。


「シット!だから無謀だと言ったんだ!!ファッ○ン!!」

「わかったわかった!まず落ち着けマック。」


静寂に近い基地内でそう喚くのは米軍捜索部隊を率いる、マックと呼ばれているマクレガース大尉。米国海軍の特殊部隊ネイビーシールズの所属隊員であり今作戦のチーム指揮官。収穫思わしくなく苛立つ彼をチームメイトが必死に宥めている姿は滑稽の一言。

陣頭指揮を取る人物からしてこうも苛立ちを露にするのは如何かと思わないこともないのだが、疲労のせいもあって誰一人からかうこともなくたまに横目で見るに留まっている。



今回米国側は、海軍の特殊部隊ネイビーシールズチーム1の精鋭を頭にグリーンベレー等複数の特殊部隊混合チームで臨んでいて、救助隊の総人数約半数強の人員を投入していることからその焦り様は生半可ではない事が窺える。自前で極低温下でも稼働可能な最新鋭雪上車両6台、スノーモービル10台と南極条約抵触スレスレの破格な投入もそれを物語る。

まあ各国の科学者らを取り纏めていた手前、責任もあるだろうし当たり前といえばそうなのだが。


耳に入ってくる台詞を聞く限り彼も少なからず裏の事情を手に入れているようであるが、その先にある目的までは知らされていないのであろう。ただただ命令を下した己の国の機関に対して苛立ち悪態をつき続けるばかり。


だが同時に疑問も浮かぶ。





何故そこまでして遭難した合同南極科学学術調査チーム八人を救出しようとするのか?





冷静に考えれば、遭難からはや二週間弱経っていることから普通なら生存は絶望視されるだろう。それに二次災害の危険性を考えると、貴重な人的資源という意味合いでは莫大な損失といえどもそれ以外にメリットが見当たらない。

これらから導きだされるのは、おそらく……



迂闊に放置出来ぬ、尚且つ見られてはならない何かを研究者が所持しているか

既にピラミッド調査の段階を越えていたか



(どっちかだろうね……)


そう考えながら自衛隊チームに視線を移すリイナ。

他の部隊がほぼ例外なく疲弊しているのに対し、黙々と南極大陸の詳細地図にかぶり付きやれることを淡々とこなしている姿は疲労の色一つ見せることはない。

恐るべきというか驚異の一言である。


話が逸れるが嘗てアメリカのロッキー山脈周辺にて陸上自衛隊と米陸軍の合同演習中、近年稀に見る大寒波に襲われ米軍側には死者すら出ていてレスキューも儘ならない状況下であったにも関わらず、ようやく動けるようになったレスキューが合流予定地点で見たものは【雪合戦して米軍を待つ陸自】の姿だったという。


それを考えると、こういう一見なんでもないように見える事が自衛隊が優秀と言われる所以であろう。




「考えたって進まないものはある。加納谷一佐!お花を摘んでくるであります。」

「了解!」


何故かその瞬間、幾人かの視線がふとリイナを包んだ。

まさに《こっち見んな》状態で固まっていた。暫くすると、突然



ブフーッ!


張り詰めていた雰囲気と沈黙の中、彼女を見て固まっていた日本語を解する者達が突然一斉に噴き出したのだ。

周りの者はいきなり噴き出した者に「どうした?」だのと心配するのだが、腹を抱えて笑う者もおり益々混乱を招いていた。


後に聞くところによると、例え日本語を勉強していても日常では使用される場面など殆ど出逢えない


《お花を摘みに…》


使用例を間近に体験したと言うことで、ツボに入ったのだという。


ポカンとしていた者達も、国問わず理解して笑う者に問いかけ説明されていくたびに合点がいった!風な表情をする者と「ワッツ?オハナツミ?」「オハナツミー」「オー!トイレット!ハッハー!」みたいな台詞が拡がっていくものだからたまったものではない。

重い空気だったのが小っこいリイナと厳つい自衛隊員のやり取りで一気に和むと共に、停滞した人間間の空気が改善されていき笑顔を浮かべる余裕のある者が一気に増えたのだった。それも彼女の見た目が一役買っているのは言うまでもない。


半面、いきなり馬鹿にされたかのような空気に包まれ怒り頂点のリイナは周囲に照れ隠しなのか自身もよくわからぬ殺気を振り撒いて威嚇しつつ、一刻も早くこの場を去りたいが為にドシドシと荒い足音を立てて用を足しにいくのだった。

後ろからついていく者に気がつかぬままに。




「は~~~っ…僕らだけであれば動きやすいのにな~。面子とかに雁字搦めなとこ(国)との連携は大変だよ…」


トイレの個室でそうゴチるリイナ。

まあ異空間探索系器機を所有しているのとシャンクが使える魔法で他国よりは発見のアドバンテージはあるのだが、自衛隊下で動いている以上勝手は出来ないし見られるわけにもいかない。


(やりづらい…それはそうとして、吹雪の中見えたボストーク基地方面のあれは確かに間違うことなき《ピラミッド》だったな。魔力のようでいて全く異なるオーラ状の波動…わかりやすく言うなれば理力(フォース)ってやつかね。そして強い拒絶を感じた…)


間違いなくそれは存在した。現代の理論や常識では測れない説明不可能の超遺物が。

実は、殆ど表に出ることはないが南極という場所には超古代文明が存在したという痕跡は今現在かなり確認されている。


2001年に某軍事衛星により南極の分厚い氷床下に確認された、氷底淡水湖【ボストーク湖】の湖底に存在する【謎の金属で作られた鉤十字状の人工構造】しかり、このピラミッドしかり。

これらをどの国も決してニュース等で取り上げないのは、闇の政府というべき組織からの圧力のせいであるのは言うまでもない。



それはそうだろう。それらが存在するとなれば、地球の歴史科学文明の教科書及び教育は殆ど使い物にならなくなるだけでなく世界の根本が揺らぐ事態に発展しかねないのだ。


もしこれが公になる時代(とき)が来ると仮定するなら、進化論を信奉する研究者は仕事を失い考古学者は嘘つきのレッテルを貼られ科学者は逆に狂喜に狂うものが出るかもしれない。

極端なことを言えば、世界最大の宗教で信じられている


《聖書》


が覆される可能性すら出てくる。

ただでさえバチカンは、死海文書等の異端とされている書物を封印していてマイナスが及ぶ事態を避けているくらいなのにそれ以上の真実が暴露されたら…

其ほどのインパクトある存在なのだ。


特に今の世の中を裏で牛耳る存在にしてみれば、自身の手に余る程煩わしい事この上ないのは明白。

そんな危険な事実などフリーメイソン系組織やロスなんちゃら・ロックなんちゃらという巨大組織があらゆる手段を高じて亡きものとするはず…なのだが



《その国がやらかしたと…》

「そうそう。なんでもかんでも手を出してどうにもならなくするのだけは得意なんだから…あの…く……に」



…………っ!?



《まあいい。しかしあのピラミッドと呼ばれる辺りは危ないな。魔力のような力場が空間に歪みを生じさせていr》

「う、う、ううわぁああああ!なになになにぃ!?シャンっっっ!?なんでなんでなんでぇ!?ばかばかばかぁ!きっ、切れ!今すぐ!!非接触テレパス切れぇ!!」

《非接触……?何をいっておるのだ?通信魔法だg…》

「そういうこと言ってるんじゃない!恥ずかしいから早く切ってぇ!」


一人便器に腰かけたまま陰謀による場合のシミュレーション思考の海に浸っていたリイナの頭の中に、突如響き始めるデリカシーの無い通信魔法によるシャンクの声を認識するとデカイ悲鳴をあげて抗議する。

別に彼が見ているわけでもないのだが、倫理的な問題で顔を真っ赤にしてワタワタしている姿は憐れの一言。

端から見れば可哀想な人であり、そしてかわいそうな人である。

だがまさに最中であるため止めようにも儘ならず、諦めて俯き握る手に力を籠めて声を無視し始めた。


《おい。聞いているのか?リイナよ。》

「……」


意地でも返事は返さないスタンスを貫く。多分音は聞こえてしまっていると思うがとにかく沈黙を保とうと努力するリイナにシャンクの追撃が続いた結果…


《それより気を付けろ。後をつけられていt》

トントン

「うっさいバカぁ!ああっ!?」


レディーが用足し中にも関わらず通信魔法でしつこい位に話しかけてくる為ついに我慢も限界を突破。何者かのノックに気が付かぬままそれと同時に声を出して罵声を発していたリイナはハッとして口を抑えたものの少々遅かったようだ。


「あの、大丈夫ですか?リイナさん?」


(この声…)

≪遅かったか!とりあえず気を付けろとだけ言っておく。地球人のはずなのにそいつからは魔力を感じる。異質ではあるがな。≫


恐らくノックした人物は前々から二人が警戒していた者であろう事は認識できた。それが今このタイミングで接触を図って来たのはなにか意図があっての事か?はたまた只の気紛れか判断がつかないまま、個室の外から声が掛けられ続ける。


「あの…リイナさん?露国のアニーシャです。どうされました?何かありましたか??」

「い、いやいや、な、なんでもありません。すみません煩くしてしまったようで。」


そう。救助隊の中で只一人、シャンクとリイナが魔力反応を感じた露国の彼女。頑張ってなんとか言い訳を考えるもののアニーシャと名乗った女性になんでもないと否定するのが精一杯で、噛みまくっているせいか余計危ない人に思われてそうな気がするリイナは対応もおざなりに既に泣きそうな顔をして声も上ずってしまっている。


「そうでしたか。ならよかったです。みんなが揶揄(からか)いすぎていたのでフォローしようと様子を見に来たんですよ。ひどいですよね皆さんも!気持ちも考えず弄り過ぎなんです!本当にごめんなさいね?」


そんな個室の中の慌てぶりを気にしないといった風でいて、はやし立てた人らに立腹し彼女に謝罪するアニーシャの言葉は本心からのように思えた。

シャンクとの通信魔法でのやり取りは気づかれてはいない様子に一安心すると返事を返す。


「いえいえ、アニーシャさんが気に病むことではないですよ。仕方ありません、天気も悪く何の手がかりも見つけ出せないのですから。苛立つのもわかりますし…」

「そうですか。ならよかった。」

「はい!もう立ち直ってますのでご心配なく。」


どうやらリイナとシャンクの思いは杞憂であったようだ。


……だが


「向うの彼氏さんに慰めて貰ってる(・・・・・・・・)のでしょう?羨ましい限りです 。ふふふっ…」

「かかかかかかかか彼氏いいいいいいいいいい!?いやいやいや、違いますから!あいつとは決して断じて違いますから!!っっっ!?」







ザワッ……






「あら?そうなんですか?私はてっきり…」

何故かシャンクを彼氏呼ばわりされて先程以上に取り乱しかけるが、


(…今なんてっ!?)

≪リイナ!!!気を付けろ!!!!≫


彼女の台詞を咀嚼して内容を理解した瞬間えも言われぬ違和感に苛まれる。そう、鳥肌が立つ程に。


慰めて貰ってるのでしょう??


トイレに立ってシャンクと離れているので慰められようがないのは明白。それなのに現在形で【貰ってる】?

とてもではないが、彼が使用可能な前提で通信魔法を理解できていないと出てこない言葉を発したアニーシャに対し、本能で警戒を強めると誤魔化しの意味も込めて聞き返すリイナ。

二人の間に目には見えぬ高度な心理戦が始まっていた。



「てっきり?あの、一体何を仰っているのかよくわからないでs…」


とうに用足しは済んでいたので、ゆっくりと立ち上がり相手の出方を探るような言葉をかけつつ臨戦態勢へと移行しようとしたリイナはそこで初めて気が付いたのだった。


(うっ、動けない!!っっ迂闊!!!!)


脳から状況に対する適切な行動を取るための身体への電気的指令が拒絶されているかのように微動だに出来ないリイナは、焦りを滲ませつつも冷静を保ち刹那の間で自身に課せられている障害を冷静に分析していた。


(神経ガス?催眠術?いや、そんな気体や動作は見えないし確認できなかった。そもそも外にいたわけで…呼吸・声帯共に無事か…金縛りのみ。扉越しで下半身を麻痺させるツボを突かれて…もないな。ESPによる磁力操作での捕縛…も、腕輪のセンサーに磁場異常確認できてないし…なんだ?もっと冷静になれ!何が目的か?)


「あら?リイナさん?大丈夫ですか?」

「あ、あはははは。ちょ、ちょっと失敗しちゃったみたいです!ははは、まいったなぁ。」


この状況は明らかに外のアニーシャによるものであるのはわかった。なんとか打開を図らねば…


「失敗ですかぁ?どこにですかねぇ?ウフフッ…」

いつの間にかリイナの耳元で囁くようにそう語り掛けるアニーシャがいたのだ!動かせぬ視界に端に間違いなく女性が確認できた。つまり



鍵をかけた個室のドアを何らかの方法で越えてきた   ということ



それを認識した瞬間、先ほどとは段違いな鳥肌と嫌悪感に苛まれるリイナは吐きそうなほどの驚嘆を表情に現わすのだった。

(て、テレポーターだったのか!でもそれじゃあ金縛りの説明が…!!!!!!!!!っ魔術!!!)


「ご名答!流石ねリイナさん。」

「へ、へえぇ…最近の露国の特殊部隊はHENTAIの真似事もするってーの?」


ついに答えへと至ったリイナは、思考が読まれているのを瞬時に認識できたため自身の流派にある秘伝の一つ【漣】という、心に対して催眠・化学物質・超能力・魔法など外部からのアクセスを弾く呼吸法を既に行っていた。


「あ、あらあら。重ねて流石ね、素晴らしいわ!心にカーテンを施して思考窃盗(スティール)をガードするなんて。やっぱりあなた…あなた達只者じゃないわね?ジャパニーズニンジャかしら?うふふふ。」


この狭い個室内で大げさに身振りを交えて会話する女は、見る分には美女なのだろうがリイナにしてみれば今はウザったいおばさんのよう。というか、マジでヤバイ。これが殺し屋であったなら既に詰んでいるレベルである。油断があったのは勿論であろうが…

前にシャンクが危惧していたリイナの性格改善の弱点が露呈したのだから目も当てられない。




戦いに身を置く者にとってそれ(感情豊か)が全てプラスに働くとは限らない



今回の敗因は3日間の疲労と茶化されたことに対する怒り、それにトイレでの緊張弛緩とシャンクが悪い。いきなり通信魔法で覗きが如く話しかけてきたシャンクが悪い!!そうだそうしよう!!と心に決めて、ついでに覚悟も決めた。

もしかしたら高い授業料になる可能性を少しでも削ぐ為、少しでも情報を得んと会話を続けるのを選んだのだ。


「もしかして…僕が欲しい、とか思ってたりするの?こんなチャチな手に落ちる程度の?」

(これが魔術行使かあ…初めて体験したよ…今度は対処出来そうだな。…今度があればいいなぁ…トホホ)


ワザと自分を貶めて相手の有利性をアピールするあたり、アニーシャの性格を早くも捉えたようである。ここで乗ってくればよし。でなくてもやりようはあr…


「あら!もうそこまで理解してるの!!もう素敵ねリイナさん…いえ、リイナちゃん!」


あ、あれ?

なんか違う方向に…


「そうなのよ!初めて見た時からあなたと彼氏さんにだけ目が行っちゃって。だって素質在りそうだもの。」


うへぇ…もしかして百合展開ですかこれ?




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