ミッドクレジットページ:ヒーローは存在する
南極にて───それは吹雪が強い日の事だった。
そこには祠のように隠れている施設がある。政府が造ったものにも見えるが、実際のところは分からない・・・・・・強いて言うなら、この施設で良からぬ研究が行われている事は事実だ。
施設内にある監房の一つで啜り泣く少女が1人───彼女の名は、十条夢乃。
ある少女の恋人として、あるヒーローの敵として立ち塞がった十条現彦の妹だ。
彼女はベッドとトイレ、そして水道など、最低限の設備はあるものの、清潔感のあるような場所では無かった。
彼女が扉の前で啜り泣いていると、部屋の外で銃声と声が聴こえ始める。どうやら外では戦闘が始まっており、次々に部屋の近くへ居た者はやられたような声と倒れる音を出していった。
扉の窓から状況を見たいが、怖くて見れない───そんな中、部屋の前で誰かが話しかけてきた。
「───ねぇ、そこに誰かいるの?」
それは夢乃よりも少し歳上そうな声で、彼女は扉の前にいる人物に声を出してみた。
「───待って!
あなたは、誰・・・・・・?」
「私は現彦くんに───貴女のお兄さんに頼まれて来たわ」
「お兄ちゃんを知ってるの!?」
「うん。信じてもらえたならここを今ぶち破るから扉の前から離れて」
「えっ、まっ───」
夢乃は扉の前から左に避けると、扉に強い殴打音が聞こえ、金属の扉にはコブのようなものが何個もでき、最後の殴打で扉は破られた。
強制的に開かれた扉からは黒いコスチュームの人物が現れ、夢乃は恐る恐る声を出した。
「・・・・・・あ、あなたは・・・・・・?」
「───私はレディブラスト、貴女を助けに来たわ」
あとポストクレジットだけなので、まだ閉じないで頂けると嬉しいです。




