7話 ラッシャン帝国
あ〜、もう次回からめんどいからお知らせあるとき以外は前書き書かないわ。
「ほいおっちゃん。10倍で返すよ。」
そう言って俺はガストンに10万エルを差し出した
「おっおう、随分と早いな。」
「いやなんかギルドに登録したあと高めの報酬の依頼を探してて、ひとつだけめちゃくちゃ報酬の高い邪龍の討伐ってやつがあったから、やりますって言ったんだけど、最初はこの依頼はギルドランク1000越えじゃないと受けられませんって言われたんだけど、そのあと最初に俺の登録の手続きしてた人がこの人は魔力量虹なので許可しましょうって言ってくれて、依頼受けたんですよ。そのあとにその邪龍とかいうやつのところに2分かけて行って一撃で倒してギルドに持っていったんですけど、角だけでいいって言われて角を切り取って邪龍は元いた場所に転移させて依頼終了。って感じで報酬500万エルを貰いました。」
俺は起きた出来事を簡単?に説明した。
「まぁツッコミどころ満載なんだが金が返ってきたから文句は言わねぇよ。」
「ありがとうございます。それより、ここだと邪龍とかいう雑魚が最高難易度の魔獣らしいんだけど、もっと強い魔獣いる町とかないですか?」
「とは言ってもこの世界もそこまで広くはないしな。なんせ世界の9割が海だからな。フラリカはマーキュリーの中でも割とでかい方なんだぞ。ちなみに言うと邪龍はこの世界の最強と言われている3大魔獣の一体だからな。」
「なるほど、マーキュリーね水星ってことか。水が多いのも納得だわ。」
「水星?にぃちゃん何言ってんだ?」
「いや、こっちの話。」
「まぁいいか。それよりにぃちゃん世界地図は持ってるだろ?その世界地図のラッシャン帝国ってところがこの世界では1番大きな国だ。」
「なるほど、かなり離れてますね。」
俺はスマホの地図を見ながら答えた。
「にぃちゃんが持ってるその板はなんだ?」
ガストンがスマホを指差しながら聞いてきた。
「これですか?えーっと、文明の利器です。」
「おっそうか....。ちなみにラッシャン帝国は馬車使って2週間かかる距離だからな。」
「わかりました。行ってきます。」
「行ってらっしゃい....え?もう行くの2週間だよ?準備しねーのか?」
「いや馬車で2週間なら歩いていけば数時間で着きますよ?走れば1〜2時間くらい?」
「はぁ、ここまで来ると驚くより呆れるねぇ。」
「じゃあ行ってきます。」
俺はラッシャン帝国に向けて歩き出した。
「クソ、完全に予想外だ。まさか海があるとは。なに?馬車で行けるんじゃないの?まぁとりあえず、『サーチ』【操作系】。」
するとスマホの画面にいくつか魔法がでてきた。
『インダクション』
効果 物にかかる力の向きを誘導する魔法
(うん、余裕。)
俺は海に向かって走り出し、入る直前で、
「『インダクション』ッ!!!!」
といった。すると俺の体は海に真っ逆さま....
ではなく海の上に浮いている。
そう、文字通り浮いている。海面から数メートルの高さに。
「おぉー、これ便利だな。」
そう、俺は自分にかかる重力を半分上に向けてちょうど浮くようにしたのだ。
そして俺にかかる全ての重力をラッシャン帝国の方向に向けた。すると徐々に加速していき、空中を高速で移動するのであった。
「ここがラッシャン帝国か。」
思ったよりも早く着いた俺は少し観光することにした。ちなみに通貨は世界共通だ。
俺は少し歩いていくと、何やら賭けをしているようだった。
「さあーどっちに賭ける、いまならまだ間に合うよぉー」
なんだが司会者のような人がみんなに賭けろ賭けろと急かしている。
そんで俺はスルー。
だが何やら決闘をしているようで面白そうなので見てみることにした。
「勝者 ケンシ〜!!!!」
審判の大きな声が会場全体に広がった。
俺は今トーナメント方式の決闘に飛び入り参加している。なぜかって?面白そうだったからだ。
そしたら相手があまりにも弱すぎた。
だって相手に直接危害を加えない魔法なら使っていいって言うから。
ただ『身体能力強化』と『ブースト』使って全ての能力を数十倍にしただけなのに相手を軽く叩いただけで吹っ飛ぶとは思ってなかったんだもん。
まぁ負けた人が可愛そうだから俺は軽く方を叩いた。
ドスンッ!
何があったかは察せ。俺はただポンポンとやるつもりだったのに、魔法解除するの忘れてた。
そんな感じで結局優勝して、優勝賞金の10万エルもらってこれだけ?って思った。
まぁ相手に触れれば勝ちだったからね。余裕。
現実世界に戻ってきた俺は明日の準備をしていた。え?明日何があるかって?一学期の終業式だ
明日から夏休みが始まる!!!!
夏は遊びまくるぞぉぉー、
え?夏休みの課題は大丈夫かって?ハッハッハ!!
私には考えがあるのだよ。
俺は明日に向け、最後の仕上げをした。
どうでしたか?今回は新たな世界に行こうと思ったけどさすがに展開が速すぎるってことで、新たな国に行くことにしました。マーキュリーには3の国しかない設定なので全部制覇する所まで書こうと思います。
頑張ります....