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猫より役立つ!!ユニオンバース  作者: がおたん兄丸
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第28話 ノンギャランティ・クエスト(才女を監視しましょう)

 次の日の事だ。セーヌにクランへの加入を断られたナナミとリリファだったが、諦められぬと朝一番に彼女が働く託児屋へ向かい、建物の影から内部のセーヌを見張っていた。その怪しい行動に子どもを預けに来た親や近所の市民達が不審に思うも、リリファは見ての通り子供だしナナミは童顔でとても16歳には見えない。さらに冒険者の武器は服の内へ隠していた。そのため誰かの言った「探偵ゴッコかな?いや懐かしいな俺も昔よくやったよ」という一言で、ああそうだなと皆興味を無くし解散した。ミツユースの住人は忙しいのでわざわざ少女二人に構っている暇はないのだ。


 朝早くから子供を預ける親がひっきりなしに託児屋に訪れるが、ナナミは子どもたちの中の最初から託児屋にいた子供たちが気になった。数を数えれば預けられる子供よりもその数はずっと多く、子供たちの半分以上は最初から託児屋にいたようだ。


「(もしかしてあの子たちはここに住んでいるのかな?ってことはここは託児屋兼孤児院?)」


 そこまで考えた際にナナミは自分の腹が大きな音を立てるのに気付いた。そういえば朝は何も食べずに猫亭からまっすぐここまで来た。真偽の定かは朝食をどこかへ買いに行くと言って場を離れたリリファが戻ってから彼女に聞けばいいだろう。そうこう考えていた内にリリファが手に紙袋を下げて戻ってきた。


「少し遅くなったが朝飯を買ってきたぞナナミ。首尾はどうだ?」

「ハッ、異常なしでありますデカチョー!!」


 何を言っているんだこいつはとリリファはナナミの不審な言動を無視して近くの通りで買ってきた軽食を渡す。


「ありがとうございますデカちょ…ええ~なにこれ?張り込みはアンパンとミルクって相場は決まっているんだよ?太古の昔からの伝統だよ?」

「何をまた訳の分からんことを…だいたい、ミルクなんて高価なモン私たちの普段の食事代だけで買えるか。そもそもアンパンってなんだよ。」

「何って聞かれても…ドロドロにした豆を砂糖で煮込んだ具をパンに入れるの。甘くて美味しいんだよ。そういえば小豆も探さないとなのかな…」


 ミツユースに豆を砂糖で煮込む食文化はない。隠し味程度ならばともかく、そんなもの食いたくはないなと味を想像したリリファは買ってきた茶で舌を洗う。そして「餡子はつぶあんが最強!!こしあん派は潰せ!!」などと言ってサンドイッチを貪るナナミにうるさいと蹴りを入れる。


「気づかれるだろうが!!ただでさえも街中で怪しい行動しているんだ。」

「でもセーヌさん中で何の動きも見せないし…」


 ナナミはつまらなさそうに建物の敷地の庭で子供たちと楽しそうに遊ぶセーヌへ指をさす。その光景を女性はみな光の中から生まれるのだと夢を見る純粋な若い男たちが見れば、彼女は天使ですかと、神へ問う者が続出したことだろう。実際、リリファは暗黒通りの暮らしで培った技術で、セーヌを見張るいくつかの気配を察知していた。近所の住人共有のゴミ捨て場のダストボックスの中。託児屋の向かいのアパートの一室の窓辺。そしてあろうことかセーヌと遊ぶ子供たちに混ざって…リリファが耳を澄まして音を感じ取ればそこらかしこから「ああ神よ。彼女は私の天使だ。お前にはやらん。」「ありがたやありがたや…」「セーヌママァ…」などと気持ちの悪いつぶやきが聞こえてくる。正直口にしていたサンドイッチを思わず吐き出しそうなほどに。どう考えてもセーヌを見守る彼女の守護者ストーカーなのだが、騒いだところで自分たちも今は同類おなかまなので無視することにする。


「ああしてみると悩みなど何もなさそうだが…」


 子供たちとひとしきり遊ぶと、今度は水場で大量の洗濯物と格闘を始めるセーヌ。その顔も重労働に嫌悪感を示している様には見えず、それどころかすっかりきれいになっていく洗濯物を見て晴れやかな気分になっているようだった。


「もういいんじゃない?他の治癒士をもう一度探そうよ。ここ最近ミツユースの冒険者さん達ともすっかり仲良くなったし、少しの間ならどこかのパーティーが貸してくれるかもよ?猫亭の解散が撤回されてから辞めてもらえばいいよ。」


 張り込みに飽きを覚え始めたナナミは、リリファにそう提案した。


「そんな虫のいい話があるか。それでいいのなら私たちの前にクロノスが見つけてるだろう。仮にいたとしてパーティーの仲間が治癒士を手放すか?お前、明日から回復のポーション投げ係り担当なって言われたらどうする?」

「断ります。回復係なんて面倒だし。」


 リリファの問いにナナミは即答した。実際冒険者パーティーから治癒士が欠けると言うのは活動にかなりの支障をきたす。多くのパーティーは治癒士の緻密な計算によって行われる効率的な回復を行動の計算に入れてダンジョンの攻略や未開の地の探索を行っているので、自分たちの効率を大きく落としてまでこちらに協力してくれるパーティーがいたとしたら、それはもはや慈悲の神の類だろう。


「わたしだったらムリ。それこそ治癒士以外パーティー全滅にでもならない限り。」

「だろ。しかも治癒士は管轄が神聖教会だから呼び戻されてまた別の所に派遣されるだろうから私たちがそこに関わるのは難しい。それに…見ろ。セーヌの「アレ」を。」


 そう言ってリリファが指をさす先にある物。昨日は野暮ったい厚手の私服を着ておりわからなかったが、今は体のラインがわかりやすいぴっちりとした修道服を着たことで見やすくなった「ソレ」。彼女の首より下、いつの時代にも聖母と豊穣の証と教えられてきた男の浪漫…


「すごいスイカだな。」「すごいスイカだね。」


 二人が完敗を喫すその存在。拍子に揺れればここからでも「どたぷ~ん」と擬音が聞こえてきそうな二つの双丘おっぱい。二人は守る気もなかったがヴェラザード伝いに聞いていたクロノスの求める治癒士の条件を残念ながらきちんと覚えていた。まな板はもうあるからいらないと。つまり、浪漫おっぱいを連れてこいと。


「容姿に関しては何も言っていなかったが、セーヌは間違いなく美人の部類だ。あれを連れ帰れなかったことがクロノスに知られれば、私たちは自分の血とクロノスの血涙で雨を見るかもしれない。」

「そうだね。」

「だからこれは当然のこと。決して、決して羨ましいとか、正直興味あるとか、同性ながらあの乳を好きにこねくり回したいとか、そんなこと、微塵も考えていないからな!!」

「そうだね。」

「そうだ!!連れて帰ればきっとクロノスも喜んでくれるだろう。いやこれはクロノスのためなんだ!!あいつがスイカが欲しいと言うから仕方なく…決して、決して母性に飢えているとかそういう訳ではないからな!!ホントだぞ!?」

「そうだね。」


 どんどんヒートアップして言い訳を並べるリリファに目を殺してそうだねと連呼するナナミ。もちろんリリファはその手の性癖は無く、ただ今まで見たことの無いサイズの女性のシンボルに興奮しているだけだし、ナナミも自分とほんの数個しか違わない年であれほどの実りになれるのかと自分の貧相なものと見比べて目が死んでしまっただけなのだが。その二人の光景を見て近所の市民はやっぱり警備兵を呼ぶかと不安を抱くのだった。


―――その頃のクロノス――――

「ん?誰かが俺の噂をしているな…やれやれ、もてる男はつらいね。」


 クロノスは自分の噂をする気配をS級的直感で感じ取り、噂をするのがギルドの若い女性職員ならいいなと思いながらも、意識を手元に戻す。


「…ああクソ。またハズレか。」


 クロノスは手元にある紙切れに書かれた文字を確認して、大して悔しがることもなく次の紙切れに手を伸ばす。


 クエスト開始から二日目の朝に今まで集めた分の宝剣を預けるため一度ミツユースへ帰還したクロノスだったが、ギルド支店の扉を開けようとしたところで宝剣探しに無理やり付き合わせていた監視員のジムが飛んできた。仲間が偶然宝剣を見つけ、さらにそれを狙う輩が近くにいると報告を受けたクロノスは扉を開けて中に宝剣を投げ込み、ジムと共に現場へと走った。そこにあったのは…


「…どうして宝剣がくじ屋の屋台の景品になっているんだ。」


 クロノスがまじまじと見る方。くじの当たりの景品が置かれた棚の一番上。特賞と書かれたプレートの横に変わった形状の剣が鎮座していた。クロノスが回収の命を受けた宝剣の一本。「宝剣ラックプラン」である。


「適合者に幸運をもたらすと言われる賭博の国ベガーズダイスの国宝…なら一応ギャンブルであるくじ屋の元に降り立っても何ら不思議ではないか。というかどうして宝剣がくじの景品になってるんだよ!!グランティダスの野郎宝剣をどんな管理してたんだ…!!」

「おにいさんあの模造剣が欲しいかー?特賞だから滅多にあたらないけど頑張ってねー。」


 クロノスに声を掛けるのはミツユースの外から来たと思われる胡散臭い大陸語で話すくじ屋の店主。模造剣だと思っているあたり店主は鞘から引き抜けなかったようだ。クロノスは事情を話して譲ってもらおうかとも考えたが、この店主も曲がりなりにもミツユースの商人の一人。宝剣の事を知れば付け上がって大きな見返りを要求するかもしれない。それに…


「…だああ!!またハズレ。6等だ。お前らどうだ?」

「ダメです。また5等…」

「…おっ、4等か…」

「ダメか…おい店主。このくじ当たり入ってんのか?」

「失礼ね。おにいさん達の運がすごく悪い。アタリわんさかね。」

「本当かよ…しかし穏便に宝剣を手に入れるためには正直にくじをやるしかない。必ず宝剣を我が国に持ち帰るぞ!!」

「「了解!!」」


 クロノスのすぐ横でくじをするスーツ姿のいい大人が三人…あきらかに他国のスパイである。今のところは大事にならないように悠長にくじを買っているが、クロノスが実力行使で宝剣を手に入れようとすれば彼らも腰に下げる武器を手に取り動くだろう。ここは多くの住人が歩く大通りだ。往来のど真ん中を戦場にするわけにはいかない。


 しかたなしにと先ほどからくじを買い続けるクロノスだったが、特賞どころか3等すら当たらず、足元には低い賞のくだらないガラクタが積み重なっていく。何故かくじを買い続けるいい大人たちを見て商機を感じたのか、店主が話しかけてきた。


「おにいさん、10連くじに挑戦してみないかねー?10回分買ったら1回無料だよ。さらにちょっと値は張るが3等以上確定のギフトくじに、4等以上のキャンセルでもう一回引けるリトライくじなんかも…」

「クロノス。これはチャンスじゃないのか?特にギフトくじはよさそうだ!!」


 クロノスに話しかけるのは隣で同じくハズレくじと景品のガラクタの山を積み重ねていたジムだ。手伝えとは言ったが監視員の仕事はどうしたと小一時間問い詰めたくなるクロノスだったが、正直くじを開けるのにも飽きてきた。その中で少年のようにくじの一回一回に目を輝かせ、その結果に一喜一憂するほどにのめり込んでいるこの戦力は貴重だ。


「あほか。こういうのは普通より高いし3等をたくさん入れているから、それより上の期待値は変わらねーんだよ。」

「うおおおおおおおおおおお!!おりゃあ!!…7等。」


 クロノスの忠告を聞くこともなくくじに挑むジムは「7等かー。次はもっといい物当ててやるぜ!!」などと言ってくじを楽しんでいる。こいつは絶対に高額なギャンブルさせない方がいいと胸に誓うクロノスだった。


「うおおおお…宝剣を我が国にいいぃぃぃぃぃ!!」

「先輩頑張ってください!!」「俺ら資金が尽きちまいました!!」


 隣のスパイたちを見ればどうやら一人を残し金がなくなってしまったらしい。部下と思われる二人の男は最後に残ったリーダー格の男を応援していた。


「こっちも負けてらんねええ!!秘技ダブル捲り!!」

「なんの、こっちは10連スマート開封だ!!」


 リーダーの男に対抗するように謎の秘技を繰り出すジムと、それを見て同等かそれ以上の技を放つスパイの男。いい年した男たちの無駄な気合の入りように、周囲の客は参加しにくい空気を醸し出していたが、その中から一人の少年が飛び出してくる。


「あの剣かっこいい!!よーし当てるぞー!!」


 少年は店主に代金の銅貨数枚を支払い、箱の中からくじを一つ取出した。


「えい!!…あ~あ、3等か~」

「「「「何だと…!!」」」」


 小年の言葉にくじをめくり続けるいい年こいた大人たちが一斉に反応する。まさかと思い少年の手元を確認するクロノスとジムだったが、その手で開かれたくじには確かに「3等賞!!やったぜ」と書かれている。


「どういう…ことだ…?俺たちは誰一人として3等以上を当てていないのに…」


 スパイの男が呟くのを聞いてか聞かぬか少年はもう一回と言って店主に再び銅貨数枚を渡してくじを引いた。


「…おっ、2等じゃん。」

「「「「「「「何!?」」」」」」


 信じられぬとジムが少年の手元を除けば、そこには確かに「2等だ!!もうちょい。」と書かれていた。


「坊主やるね。このままだと特賞も取られちまっておじさん商売あがったりなのね。」


 店主の親父はさして悔しそうでもなく、少年が希望した2等と3等の品を袋に包んで少年に渡した。


「でも次使ったら今月のお小遣い無くなっちゃうしなー。どうしよっかなー。」


 どうするかと悩む少年を見てクロノス達は悩んだ。この少年はなぜか異様に運がいい。たぶん次も当てる。そうすれば特賞の宝剣がどこの誰かもわからない少年Aに持ってかれてしまうと。自分たちが当てられなかった3等以上を簡単に当ててしまっていたので、クロノス達は混乱していた。実際は宝剣は持ち主を選ぶのでただの少年に適合する確率は皆無といえるくらい低そうなのだが、今までの自分たちの不運から相対的に少年が超幸運の持ち主に見え、もしかしたら宝剣に適合するのでは?という疑念が生まれてしまったのだ。



「たぶんあと104回くらいで出ると思うんだよなー。でも僕はもうできないしなーこのままじゃ取られちゃうよ~。」


 ひどく棒読みでやけに具体的な回数を提示する少年Aだったが、ここまで不運だったクロノス達にはそれが千年に一度の預言者の神託であるかのように聞こえた。そして一気にくじを買い占めようとポケットから銀貨を取り出すクロノスだったが…


「はいこっからチャンスタイムですー。一回銀貨1枚に値上げだねー。」

「なんだそりゃ!!ぼったくりじゃねーか!!」

「買わないならどうぞー。景品は日替わりだから今日を逃せば二度と並ばないかもねー。」


 ジムの抗議に更なる脅しをかける店主。店主は間違いなく宝剣を知らないはずだが、この剣がある限り男たちがいくらでも金を落とすのだと気づいたようだ。


「おいいいいい!!お前ら武器を質に入れてこい!!あと潜伏する仲間にも金を借りてこい!!」「「了解!!」」


 少年のやけに具体的な予測を聞いて底は見えたとスパイの男は部下たちに金の工面をするよう伝えると、自分はくじの箱を凝視し、これから引かれるくじの回数を数えるつもりなようだった。それを見たクロノスはスパイの男の本気に自分も応えてやろうと全力を出すことにした。


「上等。出るまで回してやる。S級冒険者の財力舐めるなよ…!!ジム。ギルドに預けてある俺の資産を降ろしてきてくれ。ここからなら港前支店が近い。」


 クロノスはジムを呼び寄せてギルドの支店に預けている自分の金を降ろしてくるように命じる。


 ギルドでは旅などで大金を持ち運べない冒険者の資産を一時的に預かってくれるサービスがある。一度預けると一定期間引き出せないが、引き出すときには利息が付くので一部の冒険者には好評のサービスである。最も、宵越しの金は持たぬ主義が大半の冒険者にはあまり縁の無い物であるが。


 いいのかと一応聞くジムに「男には…負けられない戦いがあるのさ…」と言い放ち窓口での代理人の証明になりそうな冒険者ライセンスを預ける。ライセンスカードは自分で見せないとすごく失礼な行為と言われているが、男の戦いにケチな伝統は不要だ。必要なのは金のみ!!


「クロノス。お前ってやつは…!!待ってろ、すぐ戻ってくる!!」


 急いでギルドの港前支店へと向かうジム。あまりの強さに握りしめられた冒険者ライセンスが折れ曲がってしまったのだが、そんなことこの勝負の前には些事に等しいとクロノスは手元に残るくじの開封に集中する。


「お前…やるな。」

「フッ、そっちこそな。」


 同じアホな行動をとったクロノスとスパイの男。二人には友情に誓いライバル心が芽生えていた。


「負けない…!!」

「上等だ!!」


 二人は手元に残ったわずかな資金を使い切り、それで買ったくじを捲っていく。


「「うおおおおおおおおおおおお!!」」


 その光景に道行く人々は立ち止り、自分たちもあんな酸っぱい青春があったなと謎の感動を覚え二人を応援するのだった。


 クロノス達は知らなかった。この少年Aが店主の親父と実は親子で、アタリの殆どでないくじの購買意欲を高めるための仕組まれたサクラであったことに。そのことは応援する者達は知っていたが、クロノス達に教えるようなことはしない。なぜなら自分たちもかつてあの店で騙されたから!!お前たちも騙されなければ俺たちの仲間になる資格はない!!もっと騙されてぼられてしまえと!!そんなことも知らずにくじを開封し続けるクロノスだった。


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