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4話「なんか成長したみたい」

今回は短いっ すごく短いっ 

宿で朝を迎える


「ん・・・朝か」

体をほぐすように伸ばしつつ防具に手を伸ばし装着していく


(アイリはたしか今日からしばらくいないんだっけな)

少し寂しさを感じながら 宿の食堂まで行き朝食を注文する

すると 食堂にいる冒険者達の声が耳に入る


「そういやあの死神がPTを組んだみたいだぞ?」

「マジかよ?組んだ奴はどんなやつなんだ?」

「それが新参らしいぞ運がないね~」

「あ~また冒険者が減るな」


なにか引っかかるものがあったが なんだったかは忘れていた

朝食を終え 大刀を背負いギルドに向かう



ギルドに到着してテーブルを見渡していると空いている隅にローブ姿のリーシャを見つける

近づいていき リーシャと向かい合うようにテーブルに座る


「よっおはよう」


「あっおはようございます!」


「そういえばリーシャって魔法ってどんなのが使えるんだ?」


「えっと 火 水 雷ですね あと回復もすこし」


「回復使えるのは助かる 怪我直せるのは大きいよなぁ」


「・・・そうですね あまり深い傷は治せないのですが」

渋い面持ちになりながらそう言う


あまり聞いてはいけない話題だなと思い切り上げる


「じゃー依頼見てくるか」


「そうですね」


提示版の依頼を見ていき 達成できそうなのを探し


数匹のゴブリン退治を受けることにし


現地にすぐ出発 依頼人に事情を聞き生息地域に行く


打ち合わせをしながら探索するとすぐにゴブリン達と会敵し 抜刀しながら駆け出す


(ゴブリンは6匹 まずは先頭の奴を落とすッ)


「リーシャ!援護任せた!」


「はいっ!」

リーシャがすぐに詠唱を始めるのが後ろで聞こえる


自分はリーシャに攻撃が向かわないようさらに前へ踏み出す


「シッ」


ゴブリンの首を右水平切りで跳ね飛ばし前へ踏み込みもう一匹に刃を回し逆袈裟に切り込む


「行きます!」


その声を聞き横へ飛んで退避する


「■■■■■■■■ 発現せよ!」


火球が残りのゴブリン達へ吸い込まれ焼き尽くす 肉を焼く匂いが立ち込める


「ギャギャギャギャアアアアアアアア!!」


断末魔を上げながら転げまわるのを見て 


(うへぇ 火炎放射器とかが非人道的とか言われるのがよくわかるな・・・)

そうして呆気なく全滅させたのを確認して魔石の回収も忘れずにする


「魔法ってすごいな・・・面制圧というか」


「いえそこまですごくないですよっカズトくんが前に出てくれるので

 私は安心して詠唱を続けられますし」


「前衛の役目だしな これからも頼むよ随分楽になるし」


「はいっ」


そうして依頼を達成し 帰路につく


ギルドに戻り、報酬を受け取り山分けにしようとするようにすると


「そんなに受け取れないですっ」

と言うので


「いいからいいから 俺が気分悪いし」

押し付けるように渡した


そうやって毎日ゴブリン退治に勤しみ 2週間経ち 


ギルドのテーブルでリーシャと向かい合うように座り


自分のプレートを確認する


名前:カズト

年齢:17

冒険者ランク:E

種族:人間

性別:男

職業:剣士lv4

筋力:B+

耐久:B

敏捷:A

魔力:B+

幸運:C

【ユニークスキル】

身体能力強化lv2

女神の加護(転移先間違ってごめんね!これはお詫び!)

【スキル】

鮫島流 lv3


と出ている 女神の加護に突っ込みたいが これかなり伸びてね?と思いリーシャに見せつつ尋ねると


「ええっ!?」

と素っ頓狂な声をあげる


それにびっくりしていると


「ふつう能力値って一年~二年の修行をしないと・・・上昇しないんですよ?

 それに職業lvも高いですっ普通に考えればあと1年くらいでクラスアップじゃないですか?」


「そ・・・そうなのか」


「はいっカズトさんてお話の勇者みたいな能力値の伸び方ですねすごいですっ」

尊敬の眼差しでリーシャが目をキラキラさせている


「いやいやそんなにすごくないって」

と謙遜する


「そういえばリーシャはどんな感じなんだ?」


「・・・えっとこんな感じです」

自信なさげにプレートを見せてくる


名前:リーシャ

年齢:36

冒険者ランク:E

種族:エルフ

性別:女

職業:魔道士

筋力:E

耐久:E

敏捷:C

魔力:A

幸運:E


(36歳っ!?はるかに年上じゃん!? でも耐久と筋力が異様に低いな・・・)


「エルフってやっぱり寿命が長いの?」

疑問が浮かんだので聞いてみる


「えっと人間よりは長生きと聞いてますね・・・私は人間で言うところの14~15歳みたいです」


「ん・・・家族はいないのか?」


「・・・はい・・・私孤児なので・・・自分の故郷の里とかもわからないんです」

暗い顔になるリーシャ


「ごめん!」

悪いことを聞いてしまったすぐに頭を下げて謝る


「いえっどうかお気になさらずっ!?私なんかに頭を下げないでくださいっ」

ハッとして慌てている


「いやいや全面的に俺が悪かったし・・・」

苦笑する


リーシャも苦笑し 笑い合う そうして


話を切り上げまたゴブリン退治に向かう そうしてまた一週間が過ぎる


夜 宿でベットで仰向けになりながらプレートを眺める


能力値はあんまり伸びなかったがスキルレベルが


身体能力強化lv3 になり ふと女神の加護の効果を見てみることにした


【女神の加護】

能力値上昇率大幅にアップ スキルレベル上昇値アップ 

その他いろいろアップ 


その他いろいろってなんだ・・・と心で突っ込む


そろそろダンジョンとかも行ってみたいなとか思い 


攻略に向けPTメンバー新しく募集するかどうか リーシャ相談しようと考えながら


意識は沈んでいった




リーシャの言うように基本的に能力値上昇 スキルレベルの上昇 職業レベルは

長い期間修行しないと上がりません 


チートスキルですねっ

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