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3話「初めてのクエスト ゴブリン討伐に向かう」

PTに後衛を追加! 魔法って使ってみたいよね もう少し話を盛り込む力がほしいなぁとつくづく思います

紹介してもらった宿につき 部屋を借りて一夜を明かし 現在時刻は朝


起き出して周りを見渡すとやはりここは違う異世界なんだとよく理解できる

電気もないしガスもない 水道はあるみたいだが・・・ 明かりとかは動力なんなんだろう?

なんにせよ まずは当面の生活のためにお金がいる

それには依頼を達成したりしなければならない まあよくあるRPGのお使いだな

そんなことを考えながら昨日購入した防具を着込む やはりこれにして正解だったなぁと

軽量だし一人で着れるし見立ては間違ってなかった 西洋甲冑なんかは一人で着るのは

苦労するらしいと聞いたことあるし 


そうしているとドタドタと廊下から足音が聞こえてきた


「やほーカズトおはよう」

ドアを勢いよく開けながら朝から元気そうに挨拶してくるアイリ 


「お・・・おはようアイリさん」


「うん おはよう! あとさんつけはいらないよん!」

「んじゃギルドにいこう!」


手を引っ張られ言われるままアイリについて行き宿をあとにしてギルドに到着



朝からギルドは冒険者達でごった返していた アイリといっしょに提示版前まで来ると

いろいろな依頼用紙が張り出されていて いろんな冒険者が張り出されている依頼用紙をとって

カウンターまで行くのが見えた


アイリが口を開く

「そういえばPT人数すくないし募集してみる?」


「募集か 来てくそうな人はいるかな?」

といってもアイリがいるから男冒険者がホイホイ来そうだが

そうしていると 魔道士風のフードを深く被っていて性別がわからない人がこちらに近づいてくる


「あの PTってもう組んでたりしますか?」


「いや? 自分はまだ組んでないけど」


「にゅっ?もう一応私とカズトでPT組んでるよ?」


「えっ?」

俺が呆気にとられていると


「昨日報告したついでにPT申請しといたのだ!今日ちゃんと依頼達成できるか見たかったしね!」

親指を立てながらアイリが得意げな顔でそう言う


「さいですか・・・」


「で・・・ではPTに入れてくれませんか?」

魔道士風の人物がそう告げる


「自分はいいけどアイリは?」


「別にいいよーというか前衛しかいないし後衛いるとらくちんだし拒む理由はないかな」

「でもフードはとりなよ~」


「は・・・はい」

おずおずとフードをとると 綺麗な緑髪で整った顔立ちが現れた

アイリも可愛いけどこの子もかなりの器量よしと見えるそして一番目立つのは耳だ

とんがっていて そうザ・エルフ  というかエルフだ

エルフって美男美女ばっかりと聞くが・・・本当ぽい?


そんな中彼女がフードをとると周りがざわついているのがわかった


「あれ死神リーシャじゃないか?」

「ほんとだ まだいたのか・・・あの新米に声かけてるみたいだ」


「ん?あれ?あの新米の隣赤銀じゃないか?」

「ほんとだ ・・・でもなんで新米なんかに赤銀が・・・?」


そんな外野の声が耳に入る


(死神?・・・やっぱりアイリ有名なんだなぁ)

そう思案していると


「んじゃリーシャ今日はよろしくっ」


「はっはい」


アイリはリーシャの手を掴みブンブン上下に振るっている

俺を除いて勝手に話が進んでいた まぁいいけど・・・



「うーんどれにしよっか カズトは初めてだろうし・・・」

アイリが悩んでいる横で自分も依頼用紙を読んでいくと


ーゴブリン討伐ー

報酬銀貨30枚


と書かれているだけの用紙を見つけた

まじまじと見ていると横からアイリが


「ん?それがいいの?」


「自分剣以外ないし討伐系がいいかなぁと」


「それもそうだね じゃあこれにしよっか」

「私は危なくなったら助けてあげるからやってみよー」


「は・・・はい!カズトさんアイリさん今日はよろしくお願いします!」

リーシャがおどおどしながら頭を下げてくる



「いやリーシャさん頭は下げなくていいよ」

俺はぽりぽりと頬をかきながら苦笑する


そうしてカウンターまで持っていきこの依頼を受ける事にした





近辺の村に到着し依頼人に話を聞き 出没地点の森でゴブリンの探索をする 


ただそれだけだが内心結構ワクワクしている 

RPGの人物達がしていることを実際に行っているわけだし楽しくないわけがなかった

まあ初日は大変だったが・・・だが小一時間は探索しているのだがゴブリンは見つからない


「いないねぇゴブリン」


「そうですね」


「なぁゴブリンってこんなに見つからないもんなのか?」


「んー見つからずとも痕跡くらいはあるはずなんだけどね それもないから妙だなぁと」

アイリは首をかしげつつ考えこむ


「手分けして探すか?というかゴブリンってどのくらいの強さなんだ?」

とアイリに尋ねると


「えっとね・・・すごく弱い?」

なんともアバウトな情報をもらった


「すごく弱い・・・のか 位置が割り出せないもんかなぁ」



「あっあの私一応探索魔法も使えるので使ってみますか?」

リーシャが提案してくる


「探索魔法?」


「はっはい 周りの生き物の位置を知ることが出来る生命探知を使えます」


「んじゃやってみよ~!」


「はい!では・・・」


そうするとリーシャの周りにオーラのようなものが立ち込み足元に魔法陣が展開される

おぉ・・・神秘的というかこれが魔法か!と関心していると リーシャは詠唱を始める


「■■■■、■■■■」


何言ってるかはまるでわからない 魔法を覚えるのは大変そうだ・・・


「■■■・・・発現せよっ」

リーシャがそう告げた瞬間なにかが突き抜けていく体を感覚があった

しばらくして魔法陣が収まり集まっていたオーラみたいのが霧のように消えると


「東の方に多数の反応がありますね たぶんゴブリンの集落かもしれません」


「報告とは場所が違うな 集落からここまで来てたのかねぇ?」


「じゃあそっちへ行こっか」


移動しているとアイリが静止のサインを送ってくる

それを見て止まり気配を殺しアイリの横までいくと ゴブリンがたむろっているのが見える


たむろっているゴブリン達は食事をしていてこちらには気づいてないようだ

するとアイリが


「リーシャ 範囲魔法は使える?使えたら先制攻撃して欲しいんだけど」


「はいっ任せてください」 


そうしてリーシャが魔法の準備を始め


「■■■■ ■■■■■■■■■■ ■■■■ 発現せよ!」

そう唱えた瞬間、


耳をつんざくような雷鳴が鳴り響きゴブリン達に雷が降り注ぐ


それを合図にアイリが抜刀し駆け出す 俺も慌てて背中の大刀をすぐに抜刀しアイリに続く


アイリは素早く一振りでゴブリンを3頭ほど纏めて踊るように薙ぎ払い切り裂き次々と屠っていく


俺も負けじと疾走しゴブリンに向かって袈裟に振り下ろし両断 次の獲物へと走る

習った剣術の型を思い出しながら斬る ゴブリンの錆びた剣による攻撃を払う 

斬る 見た目では思えないほど大刀がかなり軽く感じられ 自由に刀が振るえる 

これは身体能力強化のおかげだろうか? 


リーシャの魔法の援護も飛んできており

火球だったり雷だったりバラエティ豊かだった 

ゴブリン達は近づく前に魔法で打ち抜かれる様が見える

ゴブリンにとっては阿鼻叫喚の図だろう


そうして数分後にはすべてのゴブリンを討伐した 


死屍累々である まぁ半分はアイリ一人でなぎ倒したものだけど・・・

そういえば 後ろでみてるとか言ってたが様子を見るに本人は忘れているみたいだった


「ふー終わったね」

「あっ魔石とらないと」

アイリはそう言いせっせとゴブリンの頭蓋をナイフで解体し小さい黒くて丸い石を取り出していた


「あれは?」


「魔物の体の中にある魔石です 売ればお金になりますし

 町のランプとかいろいろな使い道があるんですよ」

とリーシャが答えてくれた


「へぇ」


「みんなも手伝って~」


そう言われ自分たちも剥ぎ取り作業を開始した しかしグロイ・・・


剥ぎ取り作業も終わり 死骸は纏めてリーシャに纏めて火葬してもらい


依頼人に討伐したと報告し 達成の判子を紙に押してもらい町に戻った


町に着く頃には夕方に差し掛かっていた


ギルドカウンターで報告を終え 一人銀貨10枚で山分けし

夕食を取る


アイリが上機嫌で

「依頼達成!やったね!」


「うん 余裕をもって達成できた 大半はアイリのおかげだけど」


「リーシャの魔法攻撃のおかげで先を取れたからね!全部カバーする必要もなかったし!」


「いえ そんな自分は大したことは・・・」


「いいのいいの こうして無事に依頼を達成できたんだし!」


「あぁ リーシャこれからもPT組んでくれないか?」

とリーシャに尋ねると


「・・・い・・・いいんですか?」


「うん 俺魔法使えないしな・・・いてくれると助かる」


「うんうん 私は明日からしばらく予定入っててカズトのこと手伝えないしね!」


「そうなのか?」


「うん ちょっと野暮用で里にちょちょいと帰らなきゃいけないんだぁ」

困ったように苦笑するアイリ


「わかった本当に世話になったしな 今までありがとう」


「いいっていいって 用事済ませたら また顔見に来るよっ」


そう言ってアイリは席を立ちこちらに手を振りながらギルドを出て行った


「じゃあリーシャ 明日からよろしくな」


「はっはい!こちらこそよろしくお願いします!」


そう言って席を立ち解散して お互い自分の宿泊している宿に戻っていく 


明日から本格的に冒険者としてやっていく覚悟を心に決め


防具を外しベットに身を投げ出した


(そういえば 死神ってなんだったんだろう・・・?)


思考しながら瞼を閉じると自然と意識は落ちていった

アイリはしばらく離脱っそのうち帰ってきます


お金についてですが 金貨1枚=銀貨100枚 銀貨一枚=銅貨100枚です 


一般的な宿泊代は一日銅貨25枚ほどです

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