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大学生から大学院生に

冬休みに入り、"毎日遊びほうけてやる"


なんてことはできそうにない。

僕は大学4回生。

そう卒業論文である。


東帝大学の大学院進学には卒論が必須のため、約1年間かけて作成する。

僕と渚は中間報告も終わり、最後の手直しを行なっている。


遊びほうける時間がなくたって

僕は渚と一緒に居られるだけで満足だ。


「楓斗は友達居ないの?」


唐突に聞いてきた。


「居るけど、どうした?」


「最近、私と卒論やってばっかで退屈なんじゃないかなーって思って」


"好きな人と一日中一緒に居られる"

僕にとって最高の幸せだった。


「全然退屈じゃないよ! ほら手が止まってるよ卒論しないと」


そんな日々が続き、卒論の提出も終わり、少しだけ暖かくなってきた頃。


僕らは東帝大学大学院 獣医学研究科 獣医学専攻(博士課程)に進学することができた。


進学して大きく生活が変わることは無かったが、自由の時間が増えた分 自分の研究に没頭できるようになった。

渚と同じ研究科なので研究室が同じだ。僕は自分の夢に向かう勉強を大好きな人としている訳だ。


大学生の時に2人で頑張った卒論と唯一違う所は、お互い喋る時間がないほど研究に没頭し、勉強をしている。

それだけ"獣医になる"という夢を本気で追いかけているからだ。


でも休みの日が無いわけじゃない。

たまに休みがあるのだが、僕は渚とデート(デートだと思っているのは僕だけ)に出掛けている。


猫カフェやペットショップなど動物に関わるお店に行くことが多いが、2人とも動物が大好きなので苦ではない。


今日もたまたま休日が重なったため、

大学の近くにある猫カフェに2人で行くことになった。


僕は「ごめん、待った?」

「全然待ってないよ。今来たとこ」

なんていうやり取りをしてみたくて

早く家を出ることにした。


「9時35分か…。」


10時に大学前で待ち合わせしているため、10分ぐらい前に着けるように家を出た。


「もうすぐ着くな…。」


大学が見えてきた。


「楓斗遅いよ!」


渚はもう着いていた。しかも遅いと言っている。


「10時に待ち合わせだろ?」


「そうだよ! 今11時だよ?」


「え? そんなはずは…。」


携帯の時計と腕時計を比較する。

なるほど。1時間も腕時計がズレている。最悪だ。


「罰として後でご飯奢ってね」


2人で目的地の猫カフェに向かい思う存分猫と戯れた。おかげで大学での疲れも癒された。

猫と戯れて癒されている渚を見てまた癒された。


「ご飯何食べたい?」


奢る約束なので渚の好きな食べ物を奢ってやろうと渚に聞いてみた。


「んー。焼肉!」


食べ放題じゃない焼肉を奢ることになった。大学院生にはキツイ出費だが、

"渚とご飯" ということで出費なんてどうでも良くなった。


焼肉屋さんで満腹になり、2人で将来の夢を語りながら帰宅した。


渚とずっと一緒に居たい…。

僕の想いは一層強くなっていった。


その頃渚は、食べ過ぎた事に後悔していたのだった

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