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何度も、何回も

作者: らぶちゃん

日が暮れはじめた冬の日。

大学の中庭に1人の男子学生が倒れていた。


「ん・・・あれ、またか」


目を開くと、ボソッと呟く。

体を起こし、携帯をポケットから取り出す。


16:37


学生は携帯を見つめると、突然立ち上がった。


「あれ?なんで俺ここにいるんだ?教室行かなきゃ」


鞄を持ち、講義棟へと歩き始める。

閑散とした講義棟内。

エレベーターは、点検中と表示されている。

階段を上ろうとした時、上から友人の女子学生が下りてきた。


「あれ、どうしたの?」

「教室行かなきゃなんだよ」

「そうなんだ、じゃあね〜」


女子学生とすれ違うと、学生は階段を駆け上がっていく。

5階まで駆け上がったせいか、少し息が上がっている。


「疲れた」


階段すぐの教室に入るが、中には誰もいない。


「あれ?まだ来てないのか」


携帯を開く。


16:43


「この、時間・・・」


空を飛行機が飛んでいく。

窓を開け、身を乗り出すように空を見上げる。

すると、後ろから強い力で押されてしまった。






大学の中庭に1人の男子学生が倒れている。


「ん・・・あれ、またか」


目を開くと、ボソッと呟く。

体を起こし、携帯をポケットから取り出す。


16:37


学生は携帯を見つめる。


「教室で、誰かに・・・」


慌てて立ち上がり、鞄を持ち、講義棟へと歩き始める。

閑散とした講義棟内。

エレベーターは、点検中と表示されている。

階段を上ろうとした時、上から友人の女子学生が下りてきた。


「あれ、どうしたの?」

「ちょっと・・・」

「ふーん、じゃあね〜」


女子学生とすれ違うと、学生は階段を駆け上がっていく。

5階まで駆け上がったせいか、少し息が上がっている。


「ハァハァ・・・」


階段すぐの教室に入るが、中には誰もいない。


「誰もいない」


携帯を開く。


16:43


「さっきと同じ」


空を飛行機が飛んでいく。


「確か、飛行機を見ようとして・・・」


窓を開け、身を乗り出すように空を見上げる。


「誰かに・・・」


後ろを振り返る。


「お前!」


強い力で押されてしまった。







大学の中庭に1人の男子学生が倒れていた。


「ん・・・あれ、またか」


目を開くと、ボソッと呟く。

体を起こし、携帯をポケットから取り出す。


16:37


学生は携帯を見つめると、突然立ち上がった。


「あれ?なんで俺ここにいるんだ?教室行かなきゃ」


鞄を持ち、講義棟へと歩き始める。

閑散とした講義棟内。

エレベーターは、点検中と表示されている。

階段を上ろうとした時、上から友人の女子学生が下りてきた。


「あれ、どうしたの?」

「教室行かなきゃなんだよ」

「そうなんだ、じゃあね〜」


女子学生とすれ違うと、学生は階段を駆け上がっていく。

5階まで駆け上がったせいか、少し息が上がっている。


「疲れた」


階段すぐの教室に入るが、中には誰もいない。


「あれ?まだ来てないのか」


携帯を開く。


16:43


「この、時間・・・」


空を飛行機が飛んでいく。

窓を開け、身を乗り出すように空を見上げる。

すると、後ろから強い力で押されてしまった。


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