白雪ちゃん、お掃除!
実は島浦の計画はこうであった。
(白雪様が自分の部屋を自分で掃除したら、明日、掃除担当の俺が少しは楽に掃除できる…!)
自分に利益がいくようにする計画であった。
そんなことを知らない白雪ちゃんは、早速ホウキを手に持っている。
「ふふん!様になっているかしら?よし!やるわよ!!」
「白雪様、その前に溢れかえっている小物を片付けた方がよろしいかと」
「あら、そうね。じゃあ島浦、やっといて」
「シンデレラは自分で全部こなしましたよ」
ここで引き下がる訳にはいかない島浦。
全て白雪ちゃんにやらすつもりだ。
「私はシンデレラではないもの。さ、島浦!やってー!!」
白雪ちゃんも内心、片付けをするのは面倒くさいので、ここで引き下がる訳にはいかない。
「それでは計画が台無しですよ?」
やるもんか!と島浦。
「私の計画はひまつぶしですの!ね、島浦、やって」
絶対やらせるわ!と白雪ちゃん。
「私はやりません」
「やって」
「やりません」
「やれ」
「やらん」
「意地悪!」
「腹黒!」
「この前、トイレ掃除サボったじゃない!」
「この前、お母様に宿題やったよって嘘ついただろ!」
「違うわ!ちゃんとやったわよ!」
「俺だってやったわ!」
と、くだらないケンカでかれこれ一時間が経った。
「島浦のバカ!もうおやつの時間じゃない!バームクーヘン!」
「まだ掃除してないだろ!ご褒美はまだだ!」
2人は顔を真っ赤にしながら、まだケンカを続行していた。
すると、ドアがノックされ、ゆっくり開いた。
「白雪様〜!おやつの時間で…って、何やってんの島浦!」
メイド服の女性が入ってきた。
「げ、メイド長…!」
島浦はしまった!という顔をした。
「八木!ちょうどいいところに!」
白雪ちゃんはチャンスを逃がさない。
「島浦が掃除してくれないのよ!私に押し付けてばっかりなの!」
嘘もほうべん。
「白雪…!何言ってやがる!」
「白雪様、でしょう島浦!」
「そうよ島浦!失敬ですわ!」
2対1、完全に島浦は不利であった。
「白雪様、今日のおやつはパンケーキですが、お掃除してから食べましょう!」
八木が、白雪ちゃんに提案した。
「「…え!?」」
2人は驚いた。
八木さん…!!