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取り換えばや

これがわたしの理想だったはずなの。

強くなりたい。誰かに守られるのが嫌とかではないけれど。


守られて窮屈なのは非常に面倒臭いことだから。


キョウダイは戦うことが怖いらしい。それなら代わりにやってあげる。


そうすれば強くなれるから。


キョウダイの嫌なことはやってあげる、だからキョウダイにも嫌なこと代わってもらった。


いつの間にか周りに女の子が寄り付くようになった。姿まで入れ替わって居たのだったっけか。キョウダイの髪はいつだって素敵だけれども。


キョウダイと同じ部屋にいたのがいつの間にか分けられるようになった。これじゃあ相談も出来やしない。


こっそり忍び込むことにした。


少しだけ驚いたように声を上げるキョウダイ、そんなに華奢な体つきをしていたのだっけ?


誰も来ないうちにと追い出されてしまった。


元に戻るタイミングを失ったまま大きくなっていった。


本当の自分はどっちだったっけ?


No.7906823

読んでいただきありがとうございます。

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