観察その7
「ここにきて話を蒸し返すとはね。そして怒られる理由はいまだわからない。そういった所は流石と言うべきかな真理?」
にこりと笑うセナ。
その笑顔の下に隠されている怒りに普通は気づくところだが、
「いや~流石だなんて」
真理はどうやら普通ではなかったようだ。
「真理一応言っておくが、私は別にお前のことを褒めたわけではないからな」
セナの当たり前の一言、しかしそれにガーンとオーバーリアクションをしながらショックを受ける真理そんな下手な漫才のようなやり取りをセレナは感情のない瞳で眺めている。
セレナにしてみればこんなやりとりも日常なのだろう。
「え~褒めたんじゃないの?だったら流石なんて言わないでよ、勘違いするじゃない」
セナの言い方にぷんすか抗議の声を上げる真理。
そんな真理の姿に頭を抱えだすセナ。
恐らくは色々と思うことがあるのだろう。
「あのな~あの状況で私がお前のことを褒めるなんて事があるわけないだろ。とゆうか褒められるか!なんだよあそこに転がっている死体は!そして何故お前はそれをスルーしてるんだ」
ここにきてようやくセナの怒りの理由が解かり安堵すると同時に自分がすっかり死体の存在を忘れていたことに気づく。
たしかにセナも怒るわけだ。
クソ、あそこでセレナちゃんのお着替えなんてトラップさえなければ・・・。
・・・まあ、過去を悔いるのはこの辺までとしてこの状況どうしたものか・・・。
う~ん、しかし何故私は毎度こんな状況におちいるのだろうか?




