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観察その5

それは、傍から見ると異常な光景だったろう。

人一人が死んでいるのだ。

しかも犯人と思われる人物も目の前にいる。

普通の人間ならこの光景に動揺し冷静さを失う。

しかしこの家の住人に限っては残念ながら誰もそのような神経を持ち合わせてはいないようだった。


「・・・おはよう。起きてたんだセレナちゃん」

真理の声の先、男の死体を見下ろすかのような形でその人物は立っていた。

肌は透き通るほど美しく、髪は雪のように白い。

男を見下ろす瞳は人間らしい感情という物がまったくと言っていいほど覗かせない冷たい灰色をしていた。

そしてその瞳が真理の声に反応するようにゆっくりと彼女の方へと向く。


「これやったのセレナちゃん?」

現場を見る限りそうとしか考えられないが念のため聞いておく。

「・・・うん」

答えはまあ、予想していた通りだ。

「急に部屋に入ってきて、五月蝿かったから壊した。でもそのせいで服に血が付いた。真理、新しい服ある?」

セレナの声は美しく、しかしその瞳と同じく恐ろしいほど感情というものが感じられなかった。

大概の者はこの時点で恐怖という感情に体中を支配されてしまうだろう。

だがこれまた残念なことに、真理の体を支配したのは恐怖ではなく、

「もちろんあるわよ!少し待っててね~!!」

セレナの服を自分が決められるという喜びだった。


「う~ん。なにがいいかな?」

セレナに合う服を探すべく家中を駆け回る真理。

もはや死体のことは頭の中に一片も残ってはいないようだ。

「セレナちゃんは何か着たいものとかある?」

「ない。真理が決めて」

「と、言われてもね~」

(どれもこれも着てほしくて自分じゃなかなか決められないのよねぇ~)

「あっ、いっそう裸っていう手も・・・」

そこまで言いかけたところで後頭部に衝撃が走る。

「おい、なにやってんの?」

見るとセナが何とも言いがたい笑顔で立っていた。

(アレ?なんかセナさん怒ってる・・・?)

この話の登場人物、異常者が多いいです。

展開が変な方向に行ってますが、今後もよろしくお願いします。

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