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序章ー美しい王女1
花咲き乱れる美しい国、パルティア。
この国の王女セレンの美しい恋の物語
草花が美しく咲く 春
この美しい国パルティアで一番美しい少女は宮殿のバルコニーから庭を眺めていた。
朝日はまだ昇りきっておらず、朝もやの中に写る横顔は、神秘的なベールに包まれているようだ。
「姫様、おはようございます。御起床のお時間です」
少女の着替えを担当する侍女が部屋に入りながら言った。
「おはよう。今日も心清らかに」
少女がパルティアの朝の挨拶を返す。
そして侍女が慌ただしく出入りし、美しい少女――セレンの1日が始まった。




