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4話 戦いの後

「……う……」


 ぼんやりと、目を開ける。そして数秒経って、今自分がベッドの上に寝転んでいるということに気づいた。そして額からぽとっとタオルが落ちる。

 ゆっくりと上体を起こそうとしたところで――扉がガチャッと開き、水を張った洗面器を持ったオーボエさんが入ってきた。


「……オーボエさん? えっと、ここどこだ?」


「気づきましたか、シンドーさん! 良かった……良かった……」


 こちらに駆け寄り、ボロボロと涙を流しながら俺に抱き着いてくる。元気そうな彼女を見て、俺はホッと胸をなでおろした。


「オーボエさんが無事……ってことは、ちゃんと倒せてたんだな」


 のっそりと起き上がろうとすると、オーボエさんからグイッとベッドに寝かされる。 その時、チラッと彼女の胸元――にあった、蛇のような痣が見えた。

 あんな痣、あったっけ。


「わ、私よりもシンドーさんですよ! 大丈夫ですか!? まだ起き上がったらダメですよ。二日も寝たきりだったんですから!」


「二日も!?」


 そんなに寝てたのか。

 オマツリサマと合一したことによる再生力のせいか、身体に痛むところは無い。しかしとんでもなくお腹が空いている。

 気づいた瞬間、ぐぅとお腹が鳴った。その音を聞いたオーボエさんは、クスクスと笑って涙を拭った。


「今、ご飯持ってきますね」


 ちょっと恥ずかしくなってスッと目を逸らす。オーボエさんが出ていったのを見て、俺はぼんやりと天井を見上げた。

 自分の体はちゃんと動く。怪我も特にしていないし、腹が空いているくらいか。

 顔を横に向けると、そこには『氣鬼戒廻』が二本並べて置いてあった。


(……随分、助けられたな。オマツリサマに)


 俺は何とも複雑な気分になりながら、『氣鬼戒廻』に触れる。えーっと、こっちがどっちだっけ。

 確か、柄から垂れている布の色が緑色が大天狗の入っている方で……


『寝過ぎだ』


 大天狗の封印されている『氣鬼戒廻』――面倒だから、今度から『氣鬼戒廻・天』って呼ぼう――に触れるとブルッ、と震えた。

 そして中から、ちょっと呆れた声の大天狗が話しかけてきた。


『ヤツの魔素の量が素晴らしかった。儂も力を取り戻したし、ここから先は手助けも出来るだろう』


(それはありがたい)


 分からないことばかりだしな。

 実力を上げてオマツリサマの力を消滅させるまでは、こっちの世界から帰るわけにもいかないし。『氣鬼戒廻・天』と呼ぶか――が震え、大天狗の言葉が脳内に流れ込んでくる。


『時に、あの娘の胸元は見たか?』


 確か、なんか見覚えの無い蛇の痣が出てたな。


『アレはオマツリサマの封印を一部肩代わりする証だ。「氣鬼戒廻」にはいくつか封印を強化するための能力が備わっている。そのうちの一つが、房中術を利用した多人数による封印だ』


 房中術……って、確かエッチなことをしまくるやつか。


『どんな覚え方をしているんだ』


 呆れられてしまった。


『お主は意識を失っていたから、偶然発動条件が揃ったんだろう。しかし彼女一人分で、だいぶ力を制御しやすくなっているはずだ。この調子であれば、後八人ほどの女と関係を持てば……オマツリサマの力を完全に意志を完全に封じ、力のみを制御する事が出来るだろう。当然、お主の実力が上がれば上がるほど引き出せる力はグッと増える』


(関係をって……俺、オーボエさんに何もしてないぞ?)


 あの時抱きしめただけだし。

 大天狗は「何を言ってるんだ?」みたいな雰囲気で、ため息をついた。


『気づいておらんかったのか。色々されとったぞ。ちなみにその「共封印」は、女側が「相手に命を預ける」と本気で思った上で接吻をして仮契約完了。その後最後まで果てて本契約だ。今はまだ仮契約だな』


 ええ……。

 オーボエさん、寝てる俺にキスしてたの……?

 あんな美女だから普通に嬉しいけど、ちょっとビックリ。

 それと、流石にオマツリサマの封印に付き合わせるわけにはいかない。ちゃんと契約について説明して、解除しないとな。


『……解除するのか?』


(巻き込むわけにいかないだろ。この呪いは、俺の罪の証なんだから)


『そのせいで、オマツリサマの力が解放される危険性が高まるんだぞ。それに、オマツリサマの意識は向こうの世界に置いてきたが……力があればいずれそこに意志が宿る。その意識が邪悪であれば、オマツリサマが真の名を取り戻してしまうかもしれない。その危険性を承知の上で……その選択を取るというんだな?』


 かなり強い口調になる大天狗。

 でも――


「―――自由になったばかりの彼女を、縛るようなことは出来ないよ」


「ご飯、出来ましたよー」


 そのタイミングで、ガチャっとオーボエさんが部屋に入ってくる。彼女の持っているお盆の上には、ホカホカのシチューみたいなものとパンが用意されていた。

 ぐぅ、と腹が鳴る。話はご飯を食べながらでも良いだろう。

 ベッドの横にあった小さいテーブルにそれを置いて、俺は手を合わせる。


「いただきます」


「……お祈りはされないんですか?」


 キョトンとするオーボエさん。おう……そっか、普通に食べようとしたけど、文化が違うんだった。

 ……その辺も含めて、本当のことを話そう。いつまでも騙し続けるのは、俺のメンタル的にもたない。


「その……実はオーボエさんに話さないといけないことがある」


「はい?」


「実は俺、高ランクAGって奴じゃないんだ。こっちの世界の人間じゃなくて……」


 そう言って、ここに至るまでの顛末を話す。オマツリサマの呪いにやられたこと、大天狗の力でこっちの世界に飛ばされたこと、そしてその時の衝撃であの祠を壊してしまったこと。


「騙してすまなかった。その、完全に事故でとんでもないことをしてしまった」


 そしてペコリと頭を下げる。するとオーボエさんは呆然と口を開けた後……スプーンをテーブルに落とした。


「じゃあ……魔素も何も知らないような素人以下でありながら、あの『深海より出る影』を倒したのですか……?」


「そうなる」


「こ、怖くなかったんですか!? し、死ぬかもしれなかったんですよ!?」


「それは別に」


 俺がそもそも生きてるのがおかしいんだ。だから俺が死ぬのは問題ない。

 ただ俺のせいでオーボエさんを殺すわけにはいかなかったから、頑張ったけど。


「結果的にとはいえ、オーボエさんを危険な目に遭わせちゃって本当に申し訳ない」


「いえっ、そんな! 話を聞く限りシンドーさんに落ち度はありませんし! むしろ……貴方のお陰で、私も母も自由になれたんです! 感謝しかありません!」


 頭を下げる俺。しかしオーボエさんは慌てて首を振り、むしろ頭を下げてきた。


「母なんて喜びのあまり、一昨日は一日泣いていましたから。これで自由になれるって」


「……そっか」


 まぁ、喜んでもらえたなら良かった。

 俺はホッと息を吐き、パンを頬張る。


「それでその……胸元のことなんだが」


「へっ? あっ……み、見たいならそう言ってくだされば」


 そう言っていそいそとシャツのボタンを外すオーボエさん。そしてかなりご立派な物を見せてくれるが――俺は慌てて首と手を振る。


「ち、違う、谷間じゃなくて! その、痣!」


「へ? ああ、この痣ですか? えーっと、シンドーさんを看病している時に……その……あ、あはは! なんか、浮かび上がってきちゃって」


 もじもじするオーボエさん。恐らく、どのタイミングで浮かび上がってきたのかを覚えているのだろう。

 俺は神妙な顔になって、オーボエさんを見つめる。


「そ、それが……実は、オマツリサマの封印を強化するための物なんだ。まだ仮契約の状態なんだけど、一定の条件を満たすとそれが浮かび上がってしまう。一定の条件っていうのは、たぶんオーボエさんが想像している通りだ」


 やっぱり、キスされてたのか……。ファーストキス、記憶が無いのちょっと悲しいな。

 ってそんなことを考えている場合じゃ無い。


「その、俺も知らなかったとはいえ……こんなものを付けさせてしまって申し訳ない。今すぐ契約を解くから」


「封印を強化なら……良いんじゃないですか?」


 首を傾げるオーボエさん。


「いや、この封印は俺が受けるべき罰なんだ。だから他人を巻き込んじゃ……」


「では逆の立場なら『分かった、じゃあ解いて!』って言えると思います? 相手は命の恩人ですよ?」


 ………………えーっと。


『おい、儂の「氣鬼戒廻」を突け。説得してやる』


 心中で大天狗が急に話しかけて来た。

 俺は彼の言う通り『氣鬼戒廻・天』を突くと、ゆらりと半透明の大天狗が俺達の上に現れた。


「ひゃっ!? えっ、シンドーさん! なんですかこれ!」


「大天狗。さっき言った通り、俺をこっちの世界に連れて来た張本人だよ」


『紹介は良い。娘よ』


「えっ、はっ、はい」


 ギョロっと大天狗はオーボエさんを睨む。

 オーボエさんはちょっと怯えた様子ながらも、大天狗を真っ直ぐ見つめた。


『その痣が浮かび上がった者は、封印の主であるこ奴と命を共にする覚悟が要る。また、それは房中術を駆使したものであるため……男女の関係になる必要がある。しかも、一人ではできぬ。最低四人、安定させるには八人……同じように女子と関係を持たねばならん』


 重々しく言葉を紡ぐ大天狗。


『しかしオマツリサマが解放されてしまえば、お主らが倒した化物以上の物が解き放たれる。そうなれば世界が終わるし、こ奴や儂が命を懸け、この世界に来てまでやろうとしていたことが無に帰してしまう。酷なことだとは思っているが……この通り、申し訳ないが彼に命を預けて貰えないだろうか』


 そう言って頭を下げた大天狗。

 そうそう、大変なことになるから……って!


「……えっ、大天狗! 説得は!?」


『しっかり説得しておろう』


「契約をする方向性で!?」


 でもまぁ、他に女を作る必要があるって言えば流石に引いてくれるだろう。

 ……オーボエさんとここでお別れになるのは悲しいが。


「だからその、オーボエさん。凄く大変なことになるから、この契約は解除して――」


「大天狗さん。仮契約から本契約にするにはどうすればいいんですか?」


『無論、一夜を共にすれば良い』


「二人とも話聞いてたか!?」


 俺の意思を無視して話を進められてしまう。


「オーボエさん! 下手したら一生、これに付き合う必要があるんだぞ!?」


 途中で首尾よくオマツリサマの力を相打ちに持ち込めれば良いが、そうならなければ一生この呪いを抱えて生きていく必要がある。

 そんな地獄に彼女を付き合わせたくない。


「ではダイテングさん。契約することに、どんなメリット、デメリットがあるんですか?」


『利点は、「共封印」の状態になれば、オマツリサマの恩恵を一部受けることが出来ることだろう。回復速度、身体能力がやや上昇し、人によっては他に特殊な力を扱えるようになる。一番大きい欠点は、こ奴と離れられない事と……万が一、力が暴走した時にそれを対処せねば共に死ぬということか』


「ここから先、シンドーさんと行動を共にするつもりでしたし……その時に暴走したらどうせ対処しなくてはいけないんで、実質デメリット無しですね。というかそんなメリットがあるなら、むしろちょっと楽しみですね」


 大きく頷くオーボエさん。

 さっきまでの怯えた表情から一転、かなり嬉しそうだ。


「いや大きいデメリットだろ……! 会ったばかりのヤツのために命を懸けるようなもんだぞ!?」


「ええ……初対面の私のために命をかけたシンドーさんが言います……?」


 ちょっとドン引きされてしまった。

 確かに命を賭けたけれど……


「アレは俺が『祠』を壊したから当たり前だろう? 自分の行動の責任は取るべきだ」


「じゃあ私も勝手にキスした責任を取ります。シンドーさんは完全に事故ですけど、私は自分の意思ですし」


 俺へのキスと祠破壊を同列に語るのは無理がある。


「自由になったばかりなんだから、もっと自分の人生を生きないと」


「今度は恩人を自由するために協力したいっていうのは、自分の人生を生きていると言えないんですか? というか自分の人生をって言うなら、呪いを一身に背負うって言っているシンドーさんも、自分の人生を生きてないってことになりませんか?」


 ……ダメだ、割と論破されかかっているような気がする。

 どうしようか――


「――俺は他の女とも関係を持つけど、オーボエさんにはそうして欲しくない。それでも良いって言うなら、良いよ」


 もう良い手が思いつかないから、こうしよう。ここまでクズ人間の発言をしておけば、流石に引かれるだろう。

 生活基盤が整うまで、オーボエさんに頼りたかったけど……まぁ仕方ない。

 オマツリサマの呪いは、俺一人でカタを付けるべきだ。

 俺が真っ直ぐオーボエさんの目を見てそう言うと、彼女は――子供をあやすような、慈愛に満ちた笑みに変わる。


「それで良いですよ。一夫多妻なんて珍しくありませんし……それに、シンドーさんは勘違いしていますけれど、この契約には私にもメリットが大きいんですよ?」


 オマツリサマの特殊能力なんて大したことないぞ……?


「いえ違いますよ。この契約をしたらシンドーさんは私の事を大切に扱いますよね? ……シンドーさんは、強いじゃないですか」


「俺は強く無い。オマツリサマの力が異様なだけだ」


「まぁ、そこは良いんです。……この世界、壁によって居住区とそうでないところが別たれているんです。そして壁の外は魔素が充満しており、人が住めません。人々は限られた生活圏で、資源を奪い合いながら生活しています。大体、陸地の九割は人間が住めません」


 ……えーっと、今いきなり凄まじく重たい世界観の説明をされたような気がするんだが。

 前の世界、地球の場合は陸地の七割が人類が生活できる地域だった。それでも猶、人々は奪い争っていたわけで。

 じゃあ、一割しか人間が住めませんって……。


「壁内にも魔獣はいます。壁外は魔獣と魔物のパラダイスです。だから、私達が生きていくためにはいろんな柵の中にいなくてはいけません。でも、力があれば別です。具体的には、壁外を歩ける力があれば」


 一呼吸置いたオーボエさんは、ぐっと拳を握った。


「そうして壁外を自由に歩ける人々の事を、Expand Area Guardian――ExAGと呼びます。今の私ではExAGには到底なれません。しかしシンドーさんと一緒であれば」


「……その、ExAGにもなれるって?」


「はい。結局のところ、この世界で本当に自由に振る舞うためには力が要るということです。自分の力を磨くことも大切ですが、強い仲間を味方につけることはそれ以上に重要です。……この契約をすれば、シンドーさんは私の事を自分の命の次くらいには大切にしてくれますよね? 『深き海より出る影』すら倒せる人が、自分を強制的に大切にしなくちゃいけないなんて――この世界で一番自由になる方法の一つですよ」


 なる、ほど。

 この世界において、壁外を自由に移動できるということこそ、真の自由だと。

 そしてそのための力を持っている俺が、彼女を守らざるを得ない状況になれば――彼女にとって巨大なメリットがあるってことか。

 そのメリットは、殆ど初対面の俺に命を預けるに足るメリットであると。


「だから、私はシンドーさんと一緒に行きたいんです。そして一緒に行くのであれば、貴方の苦労を分かち合わせて欲しい。仲間は多い方が良いですから、私と同じ理屈で相互に頼らざるを得ない人が増えるなら願ったりですよ」


 オーボエさんが協力することで、俺がオマツリサマを制御しやすくなって結果的に彼女の生存率が上がる。他の女とも同じように『共封印』を施せれば、さらに生存率が上がる。

 そして生存し、強くなることこそがこの世界での自由。

 故に、俺が提示しているデメリットなどくそくらえである……と。


「俺は馬鹿だから分からないけど……その、本当にそれはオーボエさんのためになるのか?」


「勿論」


 ここまで言い切られると、これが実際に正しいんじゃないかと思えてくる。

 俺はちょっとだけ黙ると、オーボエさんはそれを肯定と受け取ったのか……そっと手を取って来た。


「ふっふっふ……『深き海より出る影』を倒させたり、私に上手く使われていることに気づいていないようですね。これから先も、しっかり利用させていただきますよ」


「うん、そう言ってくれる方が……ありがたいなぁ」


 それならいいか。

 俺は彼女の手を握り返し、笑みを浮かべる。


「それと、おばちゃんになったら捨てるってのも無しですよ? 私が醜くなっても、年老いても、最後まで――その約束を守ってくれるなら、ハーレムだって認めるってわけです」


「病める時も健やかなるときも……キミを守るよ」


「良かった!」


 花が咲くような笑顔になるオーボエさん。

 なんともムズ痒い気持ちになりながら手を離し、コホンと咳払いした。


「ただ、さっきも言った通り俺はこっちの世界の人間じゃないから、生活基盤がないんだ。良かったらでいいんだけど、仕事とか紹介して貰ったり出来ないか? それこそ、オーボエさんが言ってたAGってやつとか」


 そのAGが何をする仕事なのかは知らないが、文脈的に魔獣を倒して金を貰う仕事だろう。

 ほんの数日前の俺ならそんな仕事は選択肢になかったが、今の俺ならそこそこ戦えるし。

 オーボエさんはコクコクと頷くと、ガシッと俺の手を取ってきた。


「勿論です! むしろ私と組んで欲しいくらいですから!」


「そ、そう?」


 キラキラした目で見つめてくるオーボエさん。

 ……今更過ぎるけれど、彼女いない歴イコール年齢の男子大学生としては、こんな美女に手を握られると滅茶苦茶照れる。もうこの子にキスされてるみたいだけど、俺まったく覚えてないし。


「そ、それじゃよろしく頼む。何もかもよく知らないからオーボエさんに色々任せるよ」


「はい。取り敢えずお世話になっているギルドに……って、ああ!」


 ガタンと立ち上がるオーボエさん。そして大慌てで奥の部屋に引っ込むと、なんか禍々しい岩を持ってきた。

 赤紫色で、時折鼓動する岩。見るからにヤバいものであることが分かる。

 オーボエさんはそれを俺に見せると、ずいっと身を乗り出してくる。


「こ、これ! これをギルドで魔素漏出防止処理をしてもらわないといけないんです!」


 殺生石みたいなモンだろうか。


「分かった。じゃあ、行こうかね。ごちそうさま」


「はい!」


 さて、ギルドとやらは一体どんな場所なのか。

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