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X短編  作者: 大塚斎
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ep.69 黒と虹色

新年度開始まであと10日ほど、綺麗な黒が目の前に現れた。

真新しいランドセルを背負った子だ。入学が待ちきれなかったのだろう。


ゆっくり自分のペースで動く私の娘を見て言った。


「その子、他の子と違うね」


子供は残酷なほど正直だ。


「そうね……」


答えに迷ってしまう。


「外国の血が混じってるの?」

「うーん、どうだろう……?」


私と夫の両親・祖父母は日本生まれだが、さらにその祖先に外国人がいないとも限らない。そもそも北海道や沖縄だって、はるか昔は別の文化を持った異国だったのだ。


国境は人間が勝手に引いた線引にすぎない。何をもって外国というのだろう?


「外国生まれだったら、私と同じだと思ったのに……」


目の前の黒い肌が綺麗な女の子が、残念そうに俯く。


「日本人とか外国人とか関係ないよ。この子と仲良くしてくれる?」

「……うん!」


もうすぐ新年度が始まる。

この子にも、あの子にも、虹色の未来が訪れますように。

お題:3/21は何の日?

A. ランドセルの日、国際人種差別撤廃デー、世界ダウン症の日

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