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X短編  作者: 大塚斎
5/40

ep.5 変わらないもの

知人が占い師を始めたらしい。

『学生時代に私自身もいじめられた経験があります。困ってる人の助けになりたくて、占い師を始めました。』

彼女の宣伝用SNSにはこんな感じのことが書かれていた。


興味半分、冷やかし半分。彼女の職場に行ってみた。

「あなたのその陰気な感じが周囲を不幸にしている。」

「周囲からの気遣いを求める前に、自分から周囲を気遣ってみて。」

「まずはあなたがあなた自身を愛すること。」


どこかで聞いたことある台詞。


「30分3000円です。」


こんな陳腐なことしか言わないのに金までとるのか。

わたしのことに気付かないのも気に食わない。


困ってる人を助けたい?笑わせる。

学生時代から何も変わってない。自分が言いたいことを言って気持ちよくなりたいだけじゃないか。




ああそうだ。彼女のあの中身の薄い綺麗事ばかり言うところが大嫌いで、学校にこさせないように彼女の持ち物をボロボロにしたり、空気として扱っていたんだ。


やっぱり変わらず嫌いだわ。

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