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X短編  作者: 大塚斎
37/62

ep.37 桃太郎の帰還

「お前も鬼にならないか?」

首に刃を突きつけられた鬼が、血の滲む口で笑う。鬼の戯言に応える気はない。俺は刃を振り下ろした。


血の滴る首と宝を船に積み、仲間と別れて故郷に戻った。だが、目の前の景色は俺が予想していたものとはまるで違う。かつて家があった場所は緑に呑まれ、いくら呼んでも爺と婆の返事はない。村人達はこちらを見ようともせず足早に立ち去る。


宝の山から首が落ちた。血走った目が俺を見ている。

『これでお前もーー』

声は俺の中から響いた。

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