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X短編  作者: 大塚斎
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ep.21 自称・愛情

僕は長年アイドルの追っかけをしている。世間ではアイドルオタクに分類されるだろう。とはいえ、世間が思うようなただのオタクとは違う。運営や推しの行動がよくないと思ったら注意もする。運営も含めて推しがよくなっていくことが大事だ。時には悪者になってでも正しいことを言う。これが愛情だ。


今回、とあるイベントでちょっとしたトラブルがあった。あるメンバーがよく共演している他グループについて触れたのだ。一場面だけ見ると悪口ともとれる内容だが、前後の内容を踏まえるとただのいじりだ。

ただ、その一場面を切り取った動画がSNSに晒されたことにより、推しが炎上した。


この状況を打破できるのは僕だけだ。僕のSNSには数十万人のフォロワーがいる。とはいえ、ファンとして書くと体裁が悪い。客観的な立場で物事を書かなければ。書きたいことを書いた後、最後はこの言葉で締めくくった。

『僕は色んな目線で客観的な立場で物事を言ってるだけです。

運営の目線。個人勢リスナー目線。新規リスナー目線。僕の目線。

色んな立場から客観的に思った事を話してるだけです。』

これが僕の推しへの愛情だ。




全然知らないアイドルが何か炎上しているらしい。たまたま目についたキャッチーなタイトルをした記事を開く。

記事に出てくる登場人物で俺が知ってる人は誰もいない。関連記事として、アイドルファンが書かれているSNS投稿が目についた。さっと流し見で見る。内容はよくわからないが、最後のあとがきに目がとまった。

「自分の目線が入ってたら客観的ではなくね?てか、こんなことで世に知られるアイドル可哀想。」

数分後には、俺はこの記事のことは忘れているだろう。

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