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なぜ黒い

作者: 佐々木 龍

演じてるのはただ面倒だから 優しさなんかじゃない

決められた色のふりしてる 争いたくないから

だけどどこかで無理してるから壊れてくる

擦り切れた端っこの方 塗りなおす別の色

重ねて重ねて重ねて重ねて黒になる

なりたい色 その日の気分

重ねて重ねて重ねて重ねて結局黒になる


いっぺんに塗ったら大騒ぎだから

少しづつ塗る 擦り切れたところから

直してるふりして別のもの作る 時間かかるけど

小さな抵抗 大きな野望

うそつきうそつきうそつきうそつき触れさせない

逃げまくる 笑いながら

うそつきうそつきうそつきうそつきはぐらかす


悪魔に魂を捧げよう 来世なんか信じない

罪は人間が作った便宜上の偶像

本当はそんなものない 神と同じで

喜びはつかの間の味覚 食べたらおしまい

そんなものからは逃げ出すに限る

天使が漂白しに来るそれめがけて爆弾投げて

真っ黒になるまで焼けばいい


雲の窓の向こう 二本の風の柱を見た

柱の前には一人のひとがいて

そして……


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― 新着の感想 ―
[良い点]  懐かしい感じですね。投稿し始めの頃のきのこさんの作品が思い出されました。 [一言] 塗って重ねて また塗って 一面黒く 見えるけど 僅かな隙間に覗く色 小さな微かな色達が 消えずに然と…
[一言] さあ行こう! その人は手をさしのべる。 真っ黒な先にある、光へと行こう! わたしはその手を取らず、黒い道を歩く。 ふと、そんな言葉が浮かびました。
[一言] 何かが見えそうになったのですよー
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