3-1. 英雄志願者はかつての英雄を磔刑に処す
英雄と勇者。
元々の言葉の意味としちゃかなり似てる二つの単語だが、俺はこんな風に解釈してる。
英雄とは自身の努力によって才能を開花させ、他の誰にもできないような偉業を達成した人物。
勇者とは生まれつき特別な存在で、世界から選ばれた人物。
英雄は人々に讃えられるが、勇者は世界に祝福される。
つまり、だ。
勇者になれるのは勇者になるべくして生まれた特別なやつだけで、凡人はどう足掻こうがなれるわけがない。
一方英雄は誰にだってなれるチャンスがある。天才でも凡人でも等しく、自らの価値を証明することが出来ればなれる。
だからこそ、俺は勇者ではなく、英雄に憧れていた。
自らの力で勝ち取った栄誉ある称号。
リアルじゃ何一つとして取り柄のない俺は、自分の価値を示すにはもうこれしかないと思いこんでいた。
そして俺はあのオークキングとの戦いを経て、晴れて英雄となった。
人々は俺のことを称賛した。
最高の気分だった。
こんな時間がいつまでも続けばいい。こんな楽しい世界にずっといたい。
そんな思いが強くなり、俺は更に深くこの世界にのめり込んでいった。
しかし、それこそが間違いだったのかもしれない。
英雄となり輝く俺たちの姿を見たプレイヤーたちは、次第にこんなことを思いはじめる。
――ああ、俺たちも英雄になりてえなあ。
彼らは自分が英雄と呼ばれるようになるため、英雄の座を空位のものにしようとした。
なぜならその方が楽だから。
誰にも出来ないような偉業が思いつかないなら、かつての英雄が達成した偉業をなかったことにすればいい。
なかったことにできないなら、偉業を悪行で塗り替えればいい。
そうすれば悪に堕ちた元英雄から世界を救った新たなる英雄として人々に讃えられるはず――そう信じて。
◆ ◆ ◆
正式サービスが始まってからの俺たちの滑り出しは極めて順調だったといっていいだろう。
チャックたちと結成したクラン「Good Luck Have Fun」――略してGLHFは瞬く間にその名がプレイヤーたちに知れ渡り、注目の的となった。
当然加入希望者も続出したが、その大半はチャックが定めた加入条件を満たすことが出来ず、落胆しながら帰っていった。
いくらこのゲームのクランに人数制限がないといっても、誰彼構わず入れていてはトップクランなんて名乗っていられないからな。
役に立たないやつ、見込みのないやつはその辺の仲良しクランにでも入っていればいい。
クランと言えばあのうかも自分のクラン「ヤオヨロズ商会」を立ち上げていた。
商人として大成すべく、生産系プレイヤーを誘いまくっておいたんだそうだ。
それに伴ってうかは俺たちのPTからは抜けることになったが、元々臨時で入ってもらっていただけだし、このあたりで抜けるのは妥当なところだろう。
moniはちょっと残念そうにしていたが、別に会えなくなるわけじゃない。
むしろ今後はクラン単位でお世話になるのだから、喜ばしいことだろう。
それに、今ならPTメンバーがひとり減ったところで特に問題はないからな。
なにせクランに入ったんだ。欠員の補充なんて幾らでもできる。
誰が抜けようと何の問題もないんだ。
◆ ◆ ◆
しばらくすると、クランの活動として本格的なボス狩りが始まった。
倒せるボスに関してはリポップ時間を計測して、他のプレイヤーに取られないように徹底的に湧き管理をする。
まだ倒せないボスにも積極的に挑み、敗北すればクラン内で対策をひたすら議論する。そして準備が整えば再び挑戦し、また敗北するようならその結果を踏まえて対策を追加で練っていく。
そんな毎日が続き、俺はこの上ない充実感を味わっていた。
一ヶ月ほど経った頃だろうか。
完全にGLHFの独占状態だったボス狩り市場に、変化が訪れた。
きっかけは公式から発表された情報だ。
アイテムの情報などを一切提供してこなかったO2運営だったが、ボスの真髄の情報に限り、全てのデータを公開し始めた。
おそらくプレイヤー間の競争心を煽るためなのだろう。
果たしてその効果は絶大だった。
それまでボス狩りに興味を示していなかった層も、ボスの真髄の効果を目の当たりにして黙っていられなくなったのだろう。
Agoraのスレッドでもボスに関する話題が増え、必然的に興味の対象は俺たちGLHFへと移っていった。
――ボスが湧く部屋、いついっても何もいないんだが
――知らないのか? ボスはGLHFが湧き管理してるから24時間張り付かないと遭遇すらできないぞ
――GLHFってトップクランの? 何してるクランなのか知らなかったけど今はそんなことしてるのか
――っていうかあいつらが独占してたら俺たちがボス狩れるわけないじゃん
――いや、あいつらだって毎回全戦力で狩ってるわけじゃないだろ。物量で攻めれば真髄のドロップ権とれんじゃね
その時点では楽観視しているプレイヤーも多く、まだ炎上するほどではなかったものの、火種は確実にくすぶり始めていた。
ある時、こんな一幕があった。
いつものように湧き時間に合わせて一番弱いエリアボス――オークキングの砦に集合したところ、そこには先客がいた。
「お、あれGLHFじゃね? ってことは湧き時間っぽいな」
「いやー、ローテで張り付いた甲斐あったな。本隊に連絡しようぜ」
俺たちの姿を見つけて声を上げたのは二人組の男。
どうやらオークキングを狙って張り付いていたらしい。本隊に連絡すると言っているし、結構な大所帯で来るつもりみたいだ。
A4: 対抗か。集まられると面倒だな。チャック、どうする?
チャック: 別にほっとけばいいよ。譲らなきゃいけないルールなんてどこにもないし。さっさと行ってさっさと倒そう
A4: 連絡してから待機組が準備してポータルで移動してくるまでせいぜい5分ってとこか
正式サービス開始前であればこの場所に移動してくるだけでも1時間弱はかかっていたものだが、3次クラスが実装された今、クロノマンサースキルの【ポータル】でダンジョン以外ならどこにだって一瞬で移動できる。
ローテで張り付いているとか言っているあたり常に臨戦態勢って訳じゃないだろうから多少は猶予があるが、それでもすぐに来ることには変わりない。
初めて戦ったときには倒すまでに20分以上かかっていた気がするが……今の俺たちなら5分もあれば充分過ぎる。
レベルが上がるっていうのはそういうことだ。
きっちり5分後、事務的に倒し終えたオークキングの死体を前にして機械的におつかれとメンバー同士で言い合っていると、大群が砦内部に攻め入ってきた。
予想通り過ぎるタイミングで少し笑ってしまったが、彼らの顔には当然ながら笑顔なんて一切ない。
驚愕の表情を貼り付けたもの、真顔になっているもの、よく分かっていなそうなものなど実に多彩な顔を見せている。
だがなんと言っても一番目立っていたのは先頭に立つ男の、あの絶望と怒りが入り混じったような随分滑稽な表情だっただろう。
「おい! どういうことだよ!!」
その男は撤収しようとしていた俺たちに向かってそう叫んだ。
「どういうことって一体なにかな? 僕たちはもう帰るところなんだけど」
無視すればいいものを、チャックは律儀に返事をする。
チャックが相手をする気ならメンバーである俺たちも帰らずに一応残っておくのが筋ってもんだ。
別のボスの湧きに備えて準備をしたかったが、まあ仕方ない。
「なんでオークキングがいないんだよ!! あれは俺たちが倒す予定だったんだ!!」
「……? よくわからないけど、もしかして予約でもしてたのかな? このゲームにmobを予約するシステムがあるなんてしらなかったよ」
「俺たちが先に見つけたんだ!! そうだよな、お前ら!? なら討伐する権利は俺たちにあるはずだっ!!」
男の主張は全く筋が通っていない上、オークキングの姿を実際に先に見つけたのは俺たちだ。
斥候二人組が見つけたのはオークキングを狩りに来た俺たちの姿でしかない。
それを分かっているからか、話をふられた二人組は肯定とも否定ともいいがたい微妙なリアクションをとっていた。どうやらこの二人はまだマトモにものを考えられているみたいだ。
「いやいや、この砦の中に入ったのは僕たちのほうが早かったよ。だからオークキングを見つけたのは僕たちが先。なら君の言う通り討伐する権利は僕たちにあるはずだね?」
「うるせえ! この砦前に先にいたのは俺たちのレイドメンバーだったはずだ!! なら砦に先に入る権利は俺たちにあったはずだっ!!」
もう無茶苦茶だな。
「ふうん、だとしても彼らには特に止められなかったし、そもそも彼らは入ろうとすらしてなかったから僕らが先に砦に入ったとしても何の問題もないよね。ここはIDじゃないんだし誰がいつ入っても自由なはずだよ」
「ぐっ……だとしてもだ!! GLHFがボスを独占していい権利だってどこにもないだろ!! 俺たちにも狩らせろよ!!」
ついに言い返せなくなって本音が出たな。
結局、自分たちが狩れなくて駄々をこねてるだけなんだ。
こんな奴ら放っておけばいいのに、チャックもほんと物好きだよな。
いや、むしろこういう奴らだと思ってたからあえて相手して挑発してるのか?
「別に独占しているつもりはないんだけどね。ただ君たちが来るのが遅すぎただけなんじゃないの? 僕達はオークキングを倒すのに充分なメンバーをきっちり揃えてここにやってきて、そしたらちょうど偶然湧いていたからすぐに倒した。それだけだよ。別に僕たちは君たちが来るのを拒んだことなんて一度もないでしょ?」
そう、俺たちは別に対抗に妨害行為をしているわけじゃない。
ただ湧き時間を把握して、その時間になる前にはメンバーを集めて、全力で速攻で倒すようにしている。それだけだ。
結果的に今までは対抗が現れず、独占状態になっていたわけだが、対抗がきたところでダメージ量で上回れば最終的なレアドロップ権はこちらに回ってくる。
むざむざ他のプレイヤーにボスを倒させる気はないが、かといって彼らのように討伐する権利なんてものを主張するつもりは一切ない。
そんなものを巡って言い争いをする暇があったら1ダメージでも多く攻撃を通したほうが効率がいいとクランメンバーの全員が思っているはずだ。
結局、喚き散らしていた彼はもう何も言えなくなり、それを見て満足したチャックは全員に帰還を告げた。
◆ ◆ ◆
話がこれだけで終わればよかったものの、現実はそう甘くない。
こうしたいざこざは定期的に勃発し、次第にプレイヤーたちは不満をつのらせていった。
――なあ、GLHFとかいう奴らまじでなんなん?
――定期的にその話題でるな。またボス目の前で狩られたんか
――珍しくフリーになってるボス見つけたから殴り始めたんだけどさ、2,3分もしないうちに奴らが来て一瞬で奪われた
――うは乙。横殴りとか最低のクランだな
――でも横殴りすんなって俺たちが言い出したら、今度は俺たちも横殴りできなくなって一生レアドロップ権もらうチャンス無くなりそうで言えねーんだよな
――ほんそれ。多分奴らもそれ分かってやってるっしょ
――人数集めて倒そうにも見つけてから集合かけるまでには倒されちまうんだよな
――どうしようもねーわ。叩きまくって奴らのやる気削ぐくらいしかできねえわ
――なーにがHave Funだよ楽しんでるのてめーらだけじゃねーか
Agoraのスレですらこの荒れようだ。おそらくどこかに建っているであろう晒しスレなんかでは俺たちの名前がバンバン飛び交っていたことだろう。
さすがの委員長もこの状況に耐えかねたのか、ついに俺たちに対して湧き時間の情報開示を要求してきた。
「ね、さすがに荒れ過ぎてて萎えて引退する人増えそうだからさぁ、一部でいいからリポップ時間の提供してくれないかな? 人減るのはまずいと思うでしょ? っていうか私の儲けが減るから勘弁して欲しいの」
確かにプレイヤー人口が減ってしまってはネトゲとして面白くない。
対抗がいつまで経ってもまともに出てこないのも退屈だし、少しくらいならいいだろう。
議論の末にそういう結論にいたり、チャックは委員長に返答した。
「正直僕らも全部管理するのはしんどかったんだよね。そのうち実装されるっていうクラン戦も競争相手がいなきゃ張り合いがないし、いいよ」
これをきっかけに、一時的に不満の声は沈静化した。
情報を元に俺たちに対抗しようと中堅どころのクランが合併して新たな勢力として台頭してくるなどの面白い展開もあった。
だが、サービス開始からちょうど一年ほど経った頃。
いよいよ待望のクラン戦が実装されると、再び俺たちに対する過激なバッシングの声が広まり始めた。
O2に実装されたクラン戦の内容は領土争奪戦というもの。
毎週末に行われ、いくつかある浮遊大陸の所有権を巡ってクラン同士がぶつかり合うわけだが、この勝者特典が問題だった。
クラン戦で獲得した領土はそのクランメンバーしか入れないフィールドになり、フィールド内には小さいがダンジョンも用意されている。
驚くべきことにこのダンジョンは各地のエリアボスがランダムで出現する設定になっているから、これだけでも領土を獲得する価値はある。
だが特典はそれだけではない。
ダンジョン内部には毎週リポップする宝箱がいくつか用意されており、ここ限定の素材が低確率で獲得できるように設定されている。
このレア素材から作成可能な装備が極めて凶悪な性能をもっているため、トップを目指す各クランは血眼になって領土を手に入れようとするのだ。
最初期からトップクランとして活動していたGLHFは実力のあるメンバーを多く有しているため、クラン戦においても常に好成績を誇っていた。
他のクランが一箇所領土を獲得するのに必死になっているところ、俺たちは常に2−3箇所の領土を押さえるほどだ。
もちろん、ただメンバーが多いというだけでここまで差がつくことはない。
ではなぜここまでGLHFが強くなったのか?
それはひとえに、ボスの真髄の力によるものが大きいだろう。
バーランダンジョン4Fに出現するエリアボス、金色妖狐の真髄。
GLHFは一年間のボス狩りの末、こいつを運良く手に入れることに成功していた。
効果は至ってシンプル。全ての魔法を100%の確率で反射するというもの。
これを装備して突っ立っているだけで敵の魔法火力を封殺できるのだ。強くないわけがない。
そんな強すぎるボスの真髄を手に入れられたのも、サービス開始からエリアボスをほぼ独占状態で狩り続けていたからこそだ。
当然、これで非難されないわけがない。
――結局またGLHFか
――情報提供されたくらいで許した俺らがバカだったな
――つーかあの真髄反則すぎるだろ。どうしろと
――もう領土戦はあいつらがいないとこでやるしかないよ
――冷静に考えてあいつらばっか強くなりすぎだろ。なんか不正してんじゃね
――ああ、ありうる。そういや最初のオークキング戦の時も当時は全く情報なかった隠しクラス使ってたしな。実は運営とつながってんじゃね
――やけに効率いいプレイしてるもんな。開発情報利用してるなら納得だわ
こんな書き込みが日に日に増えていき、さすがの委員長もいよいよ匙を投げ始めた。
だが当の俺たちはと言えば、ほとんどの奴らが全く気にしていなかった。
当然だ。こんなものは単なるひがみでしかない。
何も努力してこなかった奴らが、GLHFはひたすらにゲームと向き合って努力し続けてきたという事実から目をそらし、結果だけを見て好き勝手いってるだけだ。
だからなんと反論しようと彼らに届くことなどありえないし、一度でも反応してしまえばそれだけ火に油を注ぐことになる。
それでも、そうと分かっていても無視しきれない奴がいたのも事実だった。
筆頭はmoniだ。
彼女は真面目すぎた。
一緒にプレイしていくうちになんとなく気づき始めてはいたのだが、moniはとにかく純粋で、強くなることに貪欲でありながらも常に高潔であろうとしている。
もしも彼女が例えばファンタジー世界の女騎士だったなら、その姿勢は評価され人々の尊敬を大いに集めたに違いない。
だがこれはゲームの話だ。
高潔さなんてものは何の役にも立たない。
美徳も悪徳も、効率には一切影響を及ぼさない。
綺麗であろうとして誰かに手柄を奪われてしまえば、それは損失でしかない。
本当に強くなろうとするのなら多少の汚れは覚悟しなくちゃいけないし、他人がどう言おうと自分を貫けないならトッププレイヤーであり続けることは出来ない。
「もう少し、なんとかすることはできないんでしょうか」
「なんとかって何をだ?」
「ですから、今のこの状況をです。別に手に入れた真髄を手放すべきとかそういうことは思ってはいないですが……しかしやはり多くのプレイヤーが不満を感じているのはあまりいい状況とは思えないんです」
「何度も言ってると思うがあんなのは単なるひがみでしかないんだよ。俺たちは努力をして勝ち取ってきたんだ。後ろめたさなんて感じるほうが馬鹿げてる」
「例えば余っている装備を安く市場に流して初心者が強くなる手助けをするとか、そういう些細なことでいいと思うんです。それだけで心象は変わると思うので」
「金の無駄だろ。どうせ転売されるのがオチだ」
似たような会話を何度もして、その度に俺はmoniの意見を切り捨てた。
ラフも口にこそ出さないがどちらかと言えばmoni寄りの考えをもっていたようで、俺とmoniが水掛け論を終える度に彼女に声をかけてフォローしていたみたいだった。
カズーはこんな状況でも全くぶれない。ネトゲじゃよくある話でしょといつも笑っていた。
しかし、真面目なやつはいつだって我慢しきれずに炎上した火を消そうと油を注いでしまうものらしい。
Agoraのスレにこんな書き込みがあった。
――GLHFは不正なんてしてませんよ。彼らはきちんと努力をして結果を出しているだけです。皆さんも不満を言うばっかりじゃなくて彼らを見習うべきですよ
その書き込みはかつて彼女が放った【オキシフィラー】並に炎の勢いを増し、再び委員長からクランに対して連絡が直接来るほどになってしまった。
――うるせえ俺たちが努力してないみたいな言い方すんな
――見習うってボス独占するようなやり方をか? ふざけんな
――お前GLHFのメンバーか? どうせお前は甘い汁吸ってるからそんな事言えんだろ
――さっさと辞めちまえ。俺たちが楽しめねーんだよ
次々とスレを埋めつくしていく罵倒の言葉。
行動で誠意を示せない分、彼女なりに俺たちの潔白を示そうと、そして悪く言われる筋合いはないんだと主張したかったのかもしれないが、怒れる民衆に届くような言葉ではなかった。
むしろ上から目線のようにも取れる匿名でのその書き込みは、彼らからすれば馬鹿にしているとしか思えないだろう。
要請に応じたチャックがその名を晒してお詫びの書き込みをして、秘匿していたいくつかの情報を公開したことでなんとか炎上は少しずつ収まっていったものの、GLHFのゲーム内での立場は確実に悪くなっていった。
moniはそれから1ヶ月ほど、ログインしなかった。




