第6話 荒くれ者の傭兵達
おっほ!今回は短い
相変わらず騒がしいストリートをため息を吐きながら、手に持つ合成肉の串を食いながら歩く。
今日は散々な目に遭った、まさか自分の愛機が金色に塗装されるとは思いもよらなかった。
たかだかガレージに行っただけの筈なのに何故こんなにも疲れるのだろう……とにかく今日は浴びる様にビールが飲みたい。
そう思いながらストリートから外れた路地に入る…同時にアタシの後を追いてきた追跡者も後を追い路地に入る、路地を入り暫く歩いた所で腰に差してあるハンドライフルを抜きながら背後を振り替える。
「あっ?」
ライフルを追跡者に向けたまま顔をしかめる、子供だ年端もいかない男の子が居た……だが銃は下ろそうにも下ろせない、目の前の子供も銃を持っているからだ。恐らく9mm弾を使用する銃で人型や装甲服を来た奴等には牽制にもならない武器だ……ただそれ意外なら何も問題にならずに殺傷する事が可能だ。そしてこの子は銃になれている、驚くほどでもない…こんな糞みたいな世界で生きているのだ、子供でも銃を触った事は幾らでもあるだろう………嫌な世界だ。
そしてこの子はあのゴールデン・ドーンの糞野郎に付き添って居た人間の1人。
「ゴールデン・ドーンが未だアタシに用があるのかい?」
震える手で持つライフルを腰に差してあるホルスターに納め、冷や汗を出しながら僅かに震えている声で聞く。アタシにはこれ以上この子に銃を向けることは出来ない……余りにも似ている…あの子に……だから向けれない銃を…
「BAR」
小さくだが確かにこの子ははっきりとBARと言った
「BAR?」
その言葉につい聞き返す、男の子は頷く既に銃はホルスターに収まっていた。
「BARに貴女以外の契約した傭兵達が居ます」
様は傭兵共に挨拶しに行けと言う事だ
「……オーケーだ、丁度呑みたかった所だ……もう帰って良いぞ」
「いいえ…僕も同行します」
「………」
「貴女達に話しがあるので」
「オーケー……酒は飲むなよ?」
キャラクター名鑑 001 パターソン
第一話で死亡した黒人、アメリカから逃亡し連合に入った元米兵。
文明崩壊以前はバレンシアと共に最前線を戦ったベテランでバレンシアの命を救った人物。
搭乗する人型の名前は死んだ妻の名前。
バレンシアとは戦友でもあり、何度も体を重ねた仲でもある。