真のヒーローは私だ。
拙い文章では御座いますが、エンターテイメントとして受け入れて頂けたら幸いでございます。エンターテイメントとして受け入れてもらえないと困ってしまいます。嘘です。すいません。
まずはじめに、これを読む方々に理解して頂きたい。この物語において、現代の「流行り」の非日常的な物語や、最強の主人公的なものは一切登場しない。
そういったものが読者を妄想の世界へ走らせ、よもやβエンドルフィンを分泌し、快楽的で、所謂面白い小説なのは私でも容易に理解が及ぶ。もっと言えば、その方がウケる。確実に。書きたい。なんなら。しかし、どうにも現実というのはそうなり得ないのである。
たまに息抜きをする程度で読み耽るならまだしも、そのまま、夢の世界に耽ってしまう者も多くいる昨今ではないだろうか。しかし、ある時夢から覚めなければならない時がくる。高校生になった時。大学生になった時。社会人になった時。親が亡くなってしまった時。タイミングは人それぞれであっても、確実に訪れる。そんな時に、耽った夢、小説は助けてはくれない。とどのつまりクソの役にも立たん。散々いい夢見させておいて、それは些か残酷な話ではないだろうか。
私はこれから、諸君らが本当に「笑える」「下には下がいるものだと思える」その下で踏ん反り返っているのは勿論私である。そして、自身の「現実と前向きに向き合える」エンターテイメントを披露する所存である。どうか、夢想投稿家とは比べ物にならん程、誰よりも聖人君子のように清く、優しさに溢れた人間であると思った上で読み進めて頂きたい。
長々と語ってしまったが、これより高らかにタイトルを咆哮し、諸君らを本当に救うべく物語の世界に誘うとする。前を見ろ皆の者。退屈は!抜け出せない!
更新はマイペースにしていくつもりなので、気長に読んで頂けたら幸いです。