鬼の魂
何かが爆音を轟かせながら向かってくる。
「青い光が向かってくる……てことは……ジョウカ?!」
「あの程度の力で俺を倒せると思っていたのかぁぁぁぁぁ!!」
傷一つ無い身体でジョウカは向かってきた。
「(この状況まずいぞ……俺は足がぶっこわれて動かねえし、みんな気絶してる……あの一撃で死なないなんて……もう勝つ術は無いのだな……)」
シロノは戦意を消失し、冷静さを失ったジョウカがシロノの前に到着し刀を振り上げた。
「貴様は生かす価値があると思っていたが無能のテブンの力を使いやがった。よって……死ねぇぇぇぇぇぇ!!!」
「(俺の人生呆気なかったなぁ……)」
シロノはゆっくりと瞳を閉じた。
…………
「(あれっ?俺ジョウカに斬られた?ここは極楽か?)」
シロノはゆっくりと瞳を開けた。
目の前には立ちながら痙攣しているジョウカがいた。
「どうなっているんだ?」
???「シロノ。俺が気絶している間に助けてくれてありがとな!」
聞き覚えのある声がシロノの耳に聞こえてきた。
守隨だった。
「守隨!手に持っているものは……」
「俺とお前がレリルから貰った電気ショックガンだ!」
「ジョウカの動きも止めれるのかレリルは凄いやつだな……」
「ただ止められる時間はそう長くはねえぞ」
「守隨ぃぃぃぃぃ!!!!」
ジョウカが叫び、痙攣が解けた。
「守隨、どうする!?」
シロノが聞いた。
「お前はこの街と人々を傷つけた!ここでお前を止めなかったらさらなる被害を起こすだろう!だから!全てを懸けて貴様を食い止める」
大翔は感情が高ぶり意識をせずに鬼目になっていた。
「ソウル・オブ・デーモン!!!!」
大翔の掌からジョウカに向けて黒い気が放たれた。
「なに!?」
ジョウカはそれを刀で受け止めようとしたが黒い気は刀を一瞬にして呑み込んだ。ジョウカはギリギリそれをかわした。
「今のはラス様の技……」
ジョウカが動揺している。
「そ、そうだ。俺がここに来たのは正体不明の鬼目をこの目で見る為だけだった。それを見れたから目的は果たせた。皆様ご迷惑をおかけしました。そ、それでは!」
ジョウカは焦りながら話し、宙に浮き海の方向へ凄い速さで飛んで行った。
「く、逃がしたか……」
「守隨!今の技はテブンを消滅させた技じゃないか……」
「そこの部分だけ体の感覚があやふやだったから次やれって言われてもできないと思う」
「(感情が異常に昂ぶったときは今の技を使えるのかもしれないな……)」
シロノは思考した。
ーー不明な場所
ジョウカ「さっきの技はラス様の【ソウル・オブ・デーモン】ではないか。なぜあんな小僧が使えるんだ?あの技を喰らったらひとたまりもなかった。逃げてきて正解だったな」




