操り人形ヴァート
ーービビビビッ!
展望台に近づくほど反応が強くなる。
ーーダダダダッ!
展望台に着いたら一人の男が村を眺めていた。
「おい!貴様何をしている!」
シロノが聞いた。
「!?……何だガキどもじゃねえか。ガキは家帰って寝とけボケナスが!!」
謎の男が答えた。
(な、なんだこいつ??余計謎が深まった……)
その言葉にシロノは苛立ちを見せ、謎の男に一瞬で近づいた。
「……もう一度言う。お前は誰だ?次はないぞ……」
謎の男の胸ぐらをつかみ殺気立った声で言った。
「おいおいおいおい、何してるんだ小僧?俺が誰だがわかっているのか?操人の使い手ヴァート様だぞ?」
ヴァートがそう言うとシロノの関節が無くなったかのようにシロノが地面に崩れ落ちた。
「シロノ!どうしたんだ?!」
何が起こったのか全くわからない。ヴァートはこっちを睨みシロノは倒れている。
「今度はお前を操ってやろうかぁぁぁぁ!!!」
そう叫びながらヴァートはこっちに全力で向かってきた。
(操る?どういう事だ?)
そう思っていたらヴァートのパンチが飛んできた。でも、めちゃくちゃ遅く軽くかわした。次に蹴りが飛んできた。これも軽々かわした。
「おい、ヴァート!お前戦ったことねぇだろ?」
俺はヴァートに言ったがほんとに攻撃全部が遅くて弱々しかった。まるで赤子を相手しているかのようだ。
こいつめちゃめちゃ弱いのにどうしてシロノは倒されたんだ?シロノの方に顔を向けるとシロノが起き上がった。
「おーい、シロノー。だいじょうぶかぁー?」
あいつの事だからなんか考えがあって倒れてるふりをしてたんだろう。こんなやつにシロノが負けるはずがない。
その時だった。
ーーシュン!
シロノが大翔の方にダッシュで来て大翔に殴りかかった。
大翔は避けきれず顔面に拳がクリーンヒットした。
衝撃で吹き飛び岩に叩きつけられ岩にめり込んだ。
「何すんだ!シロノ!」
シロノに叫んだがシロノの様子がおかしい。何も応えずまた向かってきた。
それを、俺がぎりぎりで避けなんとか回避した。
なにが起こってるんだ?顔いってぇし!なんで鬼目になってるのに傷が回復しないんだ?
ん?お前を操ってやる?そうじんの使い手?
……あ!そういうことか!操人の使い手ってそういう意味だったのか!だから今シロノは操られてるのか。
この状況まずいな。どうやったらシロノを助けられる?
一方その頃。刹那とチルカン・ダウメスは……
ーーバンッ!バンッ!
「よしいいぞ刹那!お前の父はあの刀来だ!青月を使えるはず。それを習得できればお前は何倍、何百倍と強くなる」
「なぁチルカン。なんでお前はここまでしてくれんだ?」
「なんでだろうな。まぁ強いて言えば弱い奴が強くなる姿を見てみたい、かな」
「(俺が……弱い奴?!)……」
刹那とチルカンの修行はまだまだ続く……
遅れてごめんよぉ( ՞ةڼ◔)
しばらく気分が乗らなかったので書いてませんでした。
でも気分が乗ってきたのでもっと早いペースでかけると思います。