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GUARDIAN DEITY (ガーディアン デイティ)  作者: ミカオト
三人の鬼目との出会い
35/64

鬼目の成り方(おにのめのなりかた)

「外に出るなんて一年ぶりだ……こんなに明るかったのか……」

レリルが言った。


「じゃあ飯はどうしてたんだ?」

俺が聞いた。


「こうするんだ!」

レリルがそう言った瞬間、全身に力を込め始めた。


ーーシュワワワワワワン……

空気が振動し落ちている砂利が浮き出した。

レリルの力が伝わってくる。


レリルの髪が次第に赤くなり目つきが変わった、鬼目だ。


「鬼目になる事によって回復する原理を利用して飯を食わなくても大丈夫になるのさ。」


「お、鬼目って感情が限界を超えないとなれないんじゃなかったっけ??」

驚いた。簡単に鬼目になるなんて……


「おお、よく知ってるな。そんな時は感情をコントロールすればいいのさ」

レリルがそういった時、シロノがすごい速さで食いつき

「俺に教えろ」

とレリルに言った。


「教えろったって君達は鬼目になれるのかい?大翔君に限っては使い手だろ?」


「なれる!」

俺とシロノは口を揃えて言った。


「ま、まあ鬼目になれなくても感情をコントロール出来ればいろいろなことに役立つ。教えてあげよう!」

レリルが戸惑いながら言った。


(よっしゃ!)


「まず、目を瞑って喜んだことを思い出せ」


守隨「(喜んだことかぁー。色々あるけどやっぱ人との出会いかな!刹那、ごうたじいさん、メニカ、ロス、ドクター高助、チルさん、シロノ、レリル……)」


シロノ「(……………)」



「次は怒った事だ」


守隨「(怒ったこと……テブンの破壊行為……)」


シロノ「(ジョウカ……)」



「お次は哀しかった事だな」


守隨「(ロスに対する大人の対応かもな)」


シロノ「(……………)」



「楽しかった事」


守隨「(今を生きている事)」


シロノ「(………………)」


「よしどうだ?」

レリルが言った。


「あのさ、こんなことやってなんの意味があるんだ?」

シロノがレリルに言った。


「おい!シロノなんか体から力が湧いてこないか?」

俺が言った。


ーーゴオオオオオオオオオ!!!


大翔の体から赤いオーラが浮き出る。

守隨「(喜怒哀楽を思い浮かべるんだ!)」


はあああああああああああああああああ!!!


大翔は感情をコントロールをし鬼目になることが出来た。


レリルとシロノが口を揃えて

「う、うそだろ?!」


「だ、第一大翔君は使い手じゃないか!なんで鬼目も使い手もどっちも使えるんだ!?」

レリルが驚きを隠せない声で言った。


「同時に発現したからね!」

俺が言った。その瞬間


ーービビビッ!


大翔、シロノ、レリル「!?」


(この感覚!ラスに追われた時も、シロノに気づかれた時もレリルに俺が使い手だってバレたのも皆、鬼目だから使い手を見つけるセンサーが備わっているためだったのか。鬼目になってはじめて使い手が鬼目に気づかれる理由を知ったぜ!だってあの展望台に使い手の気を感じるから)


「あの展望台に使い手がいる!行ってみよう!」

俺が言った。


「あぁ。」

シロノが頷いた。


「俺は街人を見守っている」

レリル。


行こう。

俺とシロノは展望台に向かい走って行った。

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