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どうなっていやがる!?
う、うぅん……(怪我が治っている)
「起きたか」
チルさんの声だ。
「それにしても驚いたなお前が鬼目だなんて」
「チルさんは鬼目を知ってるの?」
「知ってるも何も俺のダチが鬼目だからな」
俺とシロノ以外にも鬼目の奴がいるのか……
「あいつ元気にしてるかなぁ。あ、そうだ。大翔と倭乃(シロノ)元気かどうか会いに行ってくれないか?」
「鬼目についての話は聞けるかもしれないけど、なんでチルさんは行かないの?あと刹那は?」
「俺がお前らの前に現れたのはあることを思い出したからだ。それは刹那の父ちゃんが林 刀来だからだ!」
「!?……なんでお前が知っている……?」
「昔、お前の父ちゃんと会った事があるからな。刀来の力をお前は秘めている。それを解放するために俺はお前たちのところにやって来た!」
(刹那の父は刀来っていう人?なんの話をしているんだ?)
次回10年前の刹那の父、刀来のお話